音楽むすび | 2009年11月11日発売

“アラフォー”世代向けのクリスマス定番曲を集めたアルバム。独特の節回しで聴かせるセリーヌ・ディオンや、シンプルな賛美歌を情感豊かに歌うホイットニー・ヒューストンら、クリスマスを演出するロマンティックな名曲を集めている。

静かな愛情に満ちた「LOVE LU LE LO」に始まり、エレクトロ・テイストのナチュラルなサウンドと温かなヴォーカルにやんわりと包み込まれていく印象。坂本龍一が自身のラジオ番組で4年にわたってサポートする三人組バンドの、アーティスティックで心地よい世界観を堪能させる。

米テクニカル・デス、スラッシュの元祖による3作品が、貴重なボーナス音源を追加してリイシューされた。『ピース・オブ・タイム』は、89年発売の1作目。既存スラッシュからの影響を残しながらも、その後のスタイルの骨格を見て取ることが可能だ。続く『アンクエスチョナブル・プレゼンス』(91年)は、1曲目からエイシスト節が炸裂。シーンの歴史を代表する、プログレッシヴかつスリリングな一枚だ。そしてさらなる進＆深化を刻みつけたのが、サード『エレメンツ』(93年)。貫禄すら漂わせた音世界が圧巻だ。

北海道出身の4人組によるシングルは、ドラマ『サムライ・ハイスクール』の主題歌。冒頭から魂揺さぶる熱い歌声を響かせたのも、彼ら流“侍な生きざま”の描き方。本作ではどっしり重い演奏と力強い歌声を通し、迷い葛藤していく男の心の叫びを表現。勇壮な演奏に乗せた男気ロックの誕生だ。

平均年齢14歳の6人のメンバーからなる新世代アイドル・グループ、ももいろクローバーの2ndシングル。ライヴで大好評の楽曲の音源化で、前向きな歌詞とキュートな歌声が元気をくれる。

2009年8月にリリースされた、FACTによる異種格闘技コンピレーションCD『Pentagon.2』にも参加しているendzweck。約2年ぶりとなる単独作でも、ニュー・スクール・ハードコア界の牽引車らしく、アグレッシヴかつストイックな音世界を披露。こちらの胸を熱くさせる。