2009年2月4日発売
サンプリング世代にとってブルーノートの音源は文科省認定の分厚い辞書で、さながら本作品は好引用集といったところか。クロスオーヴァー編、ヒップホップ編の2枚組構成で、US3の懐かしナンバーから2008年のHigh Fiveまで、国内外の音源を幅広く収録。
ニュー・ジャック・スウィング全盛の90年代に故ジェラルド・リヴァートが送り出したデュオ、メン・アット・ラージに在籍したシンガーの初ソロ作でゴスペル作品。大半を占めるウォーリン・キャンベル制作曲もきれいに伸びるハイ・テナー声もポップで爽快。
史上最強のワガママ歌姫とも称されるリリー嬢のセカンド。政治から恋愛まで幅広いテーマを彼女ならではの視点で掘り下げた詞を、多彩なサウンドに乗せ、大人っぽく成長した歌唱で歌い上げている。ポップ感覚とメッセージ性が違和感なく融合した傑作。
2009年2月の来日公演を果たしたフロリダ出身の4人組。USスクリーモの新星として登場した彼らだが、フーバスタンクなどとの仕事で知られるハワード・ベンソンをプロデューサーに迎えた2作目では、よりストレートなロックを志向。耳馴染みの好いポップ感が快い。
バンド史上初となるコンセプト・アルバムで、テーマはズバリ“応援歌”。“イナ戦”ソング不変のスピリットである“熱血”や“情熱”をたっぷりと詰め込んだ、人の背中をグッと押す珠玉の応援歌が勢揃いで、なかでも「応援歌」はバンド史上最強の名曲と言えるだろう。
胎教用のクラシック・コンピレーション。妊娠初期から育児期までをカヴァーしており、赤ちゃんとお母さんの心と体を優しく包み込んでくれる。監修は、幼児教育研究家の大澤功一郎。
今や日本のスカ・パンクを代表する彼らの6枚目。いい意味で変わらないスピーディでタフなパンク・チューンがてんこもり。シャギーなギター・リフとモモモモと地を這うようなベース・ラインに身を委ねていると、思わず身体がタテノリに。「RUSH TO THE FLASH」の突き抜けた明るさがイイ。