2009年4月22日発売
大阪ゆかりの民俗音楽を巧みに取り入れ、独特の世界観を創出した大栗裕の吹奏楽作品集。彼の出世作といえる「大阪俗謡による幻想曲」をはじめ、吹奏楽の重要曲を収めている。一新した解説もよい。
東京佼成woの指揮を務めるなど日本でもおなじみの米吹奏楽界を代表する作曲家のひとり、ロバート・ジェイガーの作品集。代表作を中心に収録しており、渡邊一正と大阪市音楽団による演奏も明快で素晴らしい。
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ユニバーサルミュージック比較的珍しい吹奏楽用の交響曲シリーズの第1弾。「ザ・ビッグ・アップル」などニューヨークをテーマにした作品を2曲収録。デ・メイはオランダの、ランセンはフランスの作曲家だ。大阪市音楽団の優れた演奏が聴ける。
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ユニバーサルミュージック比較的珍しい吹奏楽用の交響曲シリーズの第2弾。米吹奏楽界の大御所のリードを含めた、交響曲を3曲収録。いずれもアメリカ的な明快さとダイナミックさが味わえる作品で、木村指揮の大阪市音楽団が素晴らしい演奏を聴かせている。
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ユニバーサルミュージック比較的珍しい吹奏楽用の交響曲シリーズの第3弾。ミャスコフスキー、パーシケッティ、フォンシェといった、いわゆる吹奏楽畑でない作曲家の作品を並べており、一味違ったサウンドが聴ける。高音質盤での復活で、一聴に価するアルバムだ。
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ユニバーサルミュージック現代アメリカの3人の作曲家によるウィンド・オーケストラのための交響曲は、思わず“これが吹奏楽?”と言いたくなるほど。民族的題材が取り入れられたり、ミヨー風の多彩なリズムなど、吹奏楽の概念を超えたシンフォニックな音楽。
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ユニバーサルミュージック比較的珍しい吹奏楽用の交響曲シリーズの第5弾。日本の吹奏楽界には欠かせない重要な作曲家、長生淳と保科洋の二人を取り上げている。保科作品は木村吉宏の委嘱作品だ。吹奏楽関係者にとっての必聴盤だ。
アメリカ吹奏楽界を代表する指揮者、フェネルが東京佼成wo.を指揮した“リアル・フェネル”シリーズ。東京佼成ウィンドo.の桂冠指揮者でもあるフェネルによる吹奏楽ファン待望の一枚が、HQ仕様で蘇った。
2004年に惜しくも亡くなった吹奏楽界を代表する名指揮者、フェネルの名演集。東京佼成ウィンドo.の桂冠指揮者でもあるフェネルの晩年の指揮だが、ハチャトゥリアンでは緊張感を保ち充実した演奏を繰り広げている。
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ユニバーサルミュージック屈指の実力派トランペッターによる、男女の関係性をモチーフにした作品。彼自身の言葉で語られるポエムがところどころに挿入され、3拍子の演奏が多用されるが、ブルースからラテンまで、ちりばめられた音は多彩で、しかも全体は人間味あふれるジャズという仕上がり。
このシューベルトの最後の作品をもって、彼のシューベルト録音も一段落だろうか。低音でも艶を失わない美声によって歌われてきたシューベルト歌曲の数々は、どれもが後世に伝えたいもの。今回もドラマティックに歌い上げることで陰影の深い世界を作り上げていて見事だ。
テンシュテットによるスタジオ録音では唯一のシューベルト。ベルリン・フィルとの録音はいずれも充実したもので、ここでもきめ細やかな表情に彩られたロマンティックなシューベルト像を創り上げている。
ハーディングが20代前半で音楽監督に就任したドイツ・カンマーフィルを振ってのブラームス。室内オケながらも重厚なサウンドづくりで、古楽奏法の影響が随所に表われたロマンティックなブラームスを描いている。
指揮者ロストロポーヴィチが最も多く録音をしていた時期の作品。何度も録音しているチェロ協奏曲同様、年月をかけて得た雄大なスケールと濃厚な味付けに満ちた、ロストロポーヴィチならではのエネルギッシュなドヴォルザークとなっている。
モーツァルトへのオマージュともいわれているチャイコフスキー「弦楽セレナード」と、チャイコフスキーへのオマージュであるアレンスキーの変奏曲という面白い組み合わせ。バルビローリによる濃密な表情がたまらない演奏だ。
「ペール・ギュント」は名指揮者として名高い父親のネーメによる盤もあるが、本作は国内初登場となる息子のパーヴォによる演奏。父親に劣らない、緻密で豊かな表情に彩られた名演を聴かせている。
バレンボイムは弾き振りで2度モーツァルトのピアノ協奏曲全集を完成させているが、これは最初の時のもの。はつらつとした若さあふれる指揮とピアノは、時代を経ても新鮮に響いてくる。一聴に価する一枚。
当時14歳だった、サラ・チャンの4作目のアルバム。並外れた集中力と多彩な表情、そしてロマンティックな表現力で、一流演奏家としての風格をも感じさせる。デュトワの万全のサポートも光る。