2009年4月発売
DIAMONDDIAMOND
森大輔のシングル。タイトル曲は、テレビ東京系の昼ドラマ『ママはニューハーフ』の主題歌で、ストーリーとのシンクロも感じさせる。親子愛や友情などをテーマにしたポップ・チューンだ。
フォーク・イン・ザ・ロードフォーク・イン・ザ・ロード
戦争や環境問題の解決には代替エネルギーが重要との思いから、独自のエコ・カー・プロジェクトまで推進するニール・ヤングのアルバム。その想いは、63歳とは思えない熱いメッセージを歌い込んだ粗削りなロックンロールに結実しており、そのポジティヴさに勇気づけられる。
ロール・オンロール・オン
オクラホマのレイド・バックした才人も70歳。「ブリング・ダウン・ザ・カーテン」は引退宣言にも聴こえるが、南部の匂いがたっぷりとする独特のスタイルには枯れた味わいだけでなく、まだまだ活力がある。共演盤『ロード・トゥ・エスコンディード』(2006年)を作ったクラプトンが「ロール・オン」に参加。
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータバッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
ベレゾフスキーと室内楽を発売しているマフチンのソロ・アルバム。もちろん現代楽器での演奏だが、古楽器の奏法などには目もくれず、ごくごくまっとうに演奏している。驚くような個所はないものの、曲の核心をしっかりと見つめたような姿勢がいたく心を打つ。
バッハ:ゴルトベルク変奏曲&14のカノンバッハ:ゴルトベルク変奏曲&14のカノン
ハープでゴルトベルクを譜面どおり弾いてしまうという意表を突いて大胆な仕業。鍵盤奏者をカッと熱くさせる音の動きや響きの立ち方とは異質。むしろ対位法の無限、その非日常的網目の中にユラリ引き込んで時間を喪失させる、作品のコアたる世界が立ち現れる。