2009年4月発売
2008年の“クルー・フェスト”で破格の存在感をあらためて世に知らしめたパパ・ローチ。約3年ぶりの5作目でも、ラウド、メタルといったジャンルの枠組みを超えた21世紀型の米ロックを展開。新たな高みに登ったことを実感させるキャッチーにしてエモーショナルな快作だ。
いにしえの大ヒット曲にして代表曲のリメイクをタイトル曲に据えたマキシ。「ボヘミアン」は確かに名曲だが、やや洗練度を抑えたユーミンのような趣の「ふるさとはアジア」、津軽三味線入りの演歌調「下北恋情」という流れで聴くと、なんとも形容しがたいスゴみが伝わってくる。まさにスタイルレス。
福岡発のヴォーカル・トリオによるメジャー・デビュー・シングル。爆風スランプの名曲「Runner」をサンプリングし、エモーショナルなサウンドの上であふれる熱いメッセージをたぎらせている。頑張る力がわいてくるナンバーだ。
抜群のルックスを兼ね備えたDJ MAYUMIのオリジナル曲を収録したシングル。ジャパニーズ・ヒップホップのトップ・ランナーのZEEBRAやウェッサイの注目株のHOKTに加えてMay'sが参加した、贅沢なパーティ・チューンだ。
アメリカン・ルーツ・ミュージックを現在形で体現するシンガー・ソングライター、中村まりの1stアルバム。カントリー・ブルースやフォークなど、温かいアコギの音色とふくよかで抑揚のある歌声が味わい深い。2005年リリース作品。
ロック・ギターにクラシック音楽の要素を採り入れ、驚異的な早弾きでギター奏法に革命を起こしたイングウェイ・マルムスティーンのアルバム。アコースティック・インスト・バラードをはじめ、従来とは異なる叙情的で美しいナンバーを収録。
ビョークに並ぶ異能の英国女性が、96年の『ダンス・ホール・アット・ラウス・ポイント』に続いて、師とも仰ぐジョン・パリッシュとコラボした9作目。ツェッペリンのトラッド・サイドやキャプテン・ビーフハートからの影響をふまえつつ、不穏な歌をのびやかに。日本盤はSHM-CD。★
R&Bのラヴ・バラードを集めたコンピレーション・アルバム。ボビー・ヴァレンティノ「オマエとビービー」をはじめ、J.ホリデイやチェリッシュらの甘くロマンティックなナンバーを収録している。
初のコレクターズ・エディション。93年に発表されたデビュー盤とレア・トラックス集の2枚組。デビュー盤には歪んだギターと叙情的なメロディの融合から生まれた名曲「クリープ」などを収録。レア・トラック盤にはリミックスやデモ音源を収めている。
94年発表の2ndアルバムとレア・トラックス集を併せた2枚組。当時「クリープ」の大ヒットでプレッシャーを感じていた彼らだが、ジョニーのギターが炸裂する「ジャスト」など粒揃いの曲を収録した2ndアルバムで、高い評価を得た。
時代に先駆けた音楽を生み出し続ける、トム・ヨーク率いるレディオヘッドの3rdアルバム。サンプラーからメロトロンまで持ち出して、自らの音楽史を破壊しながら、新たな音楽史を刻む脅威の荒業を平然と披露している。
アニメやゲーム関連作品において活躍中の女性アーティスト、Liaのヒット・シリーズ「enigmaticLIA」第3弾。世界7ヵ国の豪華アーティストによるリミックス曲を中心に、新録曲も多数収録している。
DASEINやR*A*Pでの活躍を経て常に進化し続けてきたRickyの初ソロ・シングル。人は誰もが小さく弱い存在だが、互いに存在を確認し励ましあうことで生かされると綴った、真摯なメッセージ・ソングだ。
定番シリーズの第196弾。エイベックスがもっとも得意とし、かつ異例の長さを記録する人気シリーズ。あらゆるシーンにおいて常に高い需要を誇るユーロビートの醍醐味が堪能できる。
松任谷由実、中島美嘉など、数多くのプロデュースを手がけてきた冨田恵一のソロ・プロジェクトの、rhythm zone移籍第1弾。キリンジをフィーチャーした「Etoile」、メロウなインスト・ナンバー「Corps de ballet」ともにジックリ聴かせる。いずれも映画『昴ースバルー』関連曲。