2009年7月22日発売
90年代前半を代表するヒップホップ・アルバム(92年発表)。メロウでアーバンなジャズ音楽をベースに、絶妙なサンプリングとコクのあるマイク・パフォーマンスを絡めたサウンド・スタイルが魅力的だ。
ヘヴィ・Dやプリンスなどを手がけたカリスマ・プロデューサ・チームが94年に発表した2ndアルバム。派手ではないが的確な“ネタ”と、とびきりクールなサウンドを聴かせる。いわば大人のヒップホップといったところだ。
サンプリング・サウンドの革命的ヒップホップ・アルバム(89年発表)。スティーリー・ダンやホール&オーツの音源を基としたトラックなど、クラシックが満載。ボーナス・トラック14曲を追加収録した2枚組スペシャル盤だ。
デ・ラ・ソウルの91年発表の2ndアルバム。全27ピースからなるコンセプチュアルな作りながら、日常会話に近い彼ら流の力みのないラップが妙にリアルだ。B.マーリィからゲンズブールまで、ネタ元を明かしながらも独自性は健在だ。
プロデューサーとして知らぬ者のいないパフ・ダディ(P.ディディ)。自身が主宰するレーベル、バッド・ボーイから97年に発表した1stアルバム。「アイル・ビーミッシング・ユー」も収録された、全米1位&グラミー賞受賞の名盤だ。
米ナッシュヴィル出身の男性三人組の6作目。バラードばかりのベストをリリースするなど、カントリーだけでなく、ハーモニーを活かしたポップさもたっぷりあるのがこのバンドの魅力だ。そこをさらに煮詰め、丹念に作られている。全体にとてもドリーミィだ。
俳優としても活躍するケンタッキー出身のカントリー系男性シンガー・ソングライターの、通算10作目となる移籍後初のアルバム。自作曲はもちろん、ヴァン・モリソンやキャロル・キングなどのカヴァー4曲も、タフでジェントルな歌声で、説得力たっぷりに聴かせてくれる。
いまやマイリー・サイラスの“お父さん”として有名!? という外野の声をあざ笑い、どっこいベテラン・カントリー・シンガーとしての変わらぬ実力を見せつけてくれたビリー・レイ・サイラス。張り詰めた力強いヴォーカルで、スケールの大きい歌を聴かせる。