2009年7月22日発売
2003年以降、たびたび共演を重ねてきた日本ブルースの代表格二人が結成したユニットのデビュー・アルバム。泥臭い木村の持ち味と洒脱な近藤の色味がこれ以上ないという絶妙な塩梅で融け合っているのはその数年の蓄積ゆえか。力の木村、技の近藤……てな感じかな?★
鈴木と曽我部恵一の二人だけで録音した前作に対して、今回はツアー・メンバー5人でのレコーディング。その影響もあってか、往年のムーンライダーズが“英国趣味をつきつめていったら”こうだったかも、と思わせるコンセプト作に仕上がっている。上野洋子の参加も好アクセント。
広島東洋カープの球団創立60周年と新球場初年度を記念して、91年の優勝時にリリースされた応援歌「それ行けカープ(若き鯉たち)」のオリジナル版が復刻。「勝て勝てカープ」や「ヴィクトリー・カープ」など、広島カープの応援歌6曲を収録している。
スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンドのデビュー・アルバム。R.A.W.に在籍したギタリスト、ミカエル・ラーソンが結成。70年代から続くハード・ロックの伝統を受け継ぎ、さらに北欧らしい叙情美やドラマティックな構成を加えた、王道を往くサウンドだ。
マーダードールズのヴォーカリスト、ウェンズデイ13ことジョゼフ・プールのサード・ソロ。ヘヴィでパンキッシュなサウンドをバックに、ホラー映画から影響を受けた詞をドスの利いた声で咆哮し、刺激的なスプラッタ・ロックの世界を展開している。
2001年の再始動時に、新たにレコーディング&発表されたアルバム。「冬の稲妻」など往年のヒット曲をリメイクしたベスト盤的な内容は、ファン必聴もの。書き下ろしの新曲「ライトハウス」「LOVE SONGを忘れない」も収録。
4作はそれぞれ別公演(一柳はリハ?)からのもの。岩城お得意のジャンルというだけでなく、充実したソリスト陣やOEKの高い合奏能力も加わってどれも緻密な仕上がりとなっている。武満らの濃密な世界は細やかに描き分けられ、メシアンでは胸がすくようなドライヴ感も。
グードは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集で、その実力のほどを見せつけてくれたが、この協奏曲集も素晴らしい。がっちりとした構築力、磨き上げられた響きの美しさからくる純度の高い透明感、抒情的とも言えるロマンティシズムが特徴で、ベートーヴェンの古典性と先鋭的なロマンティシズムとを見事に表現している。当然、フィッシャーの古楽奏法を取り入れたオーケストラの響きとも関係していて、グードの特徴は、ソナタの時よりも一層明快に表われている。押しつけがましさはないのに惹きつけられる。★
デビュー時からの名曲を集めた2009年発表のベスト・アルバム。デビュー曲「わたしの城下町」や、日本歌謡大賞を受賞した「瀬戸の花嫁」、人気曲「お久しぶりね」など、持ち前の歌唱力を生かしたヒット・シングル曲16曲を収録している。
ヒット曲や代表曲を集めた2009年発表のベスト・アルバム。第30回日本レコード大賞を受賞した「雨酒場」をはじめ、「流恋草(はぐれそう)」「恋舟」など、“おとことおんな”をテーマにした正統派演歌を収録している。
西島三重子のベスト・アルバム。1976年に発表し長期にわたってヒットした「池上線」や、「のんだくれ」「かもめより白い心で」「びしょぬれワルツ」などをデジタル・リマスタリング音源で収録している。
ジャンルを問わず、一世を風靡したアーティストの名曲がデジタル・リマスタリング音源でよみがえる“プレミアム・ベスト”シリーズの柳ジョージ編。柳ジョージ&レイニーウッド時代からソロ歌手としてのヒット曲までを収録した豪華盤だ。
ガーシュウィンとバーンスタインは97年の録音だが初リリース。バレンボイムのドラマティックな指揮とシカゴ響のにぎやかなノリのコンビネーションが楽しい。後半に彼らのお得意の「ダフニス」や「トリスタン」(ともに90年代前半の録音)も収める。
海を愛するジェイソン・ムラーズや、ナッティなど、人気アーティストのサーフ・サウンド・ナンバーを収録したコンピレーション・アルバム。海の帰りに聴きたい、そんな気分にさせるオーガニックなナンバーが満載だ。