2009年7月22日発売
ラッパ我リヤのDJ TOSHIのソロ・アルバム。メンバーであるQ、山田マンをはじめZEEBRA、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDなどのラッパーとともにHI-D、TETSU、KENNY priest、MAYA、meajyuといったシンガーも参加し、硬質なトラックに彩りを添えている。
2001年にロンドンで結成された4人組による、約4年ぶりとなるセカンド・アルバム。憂いのある旋律を配した落ち着きも躍動感もあるロックは、より多くのリスナーに訴求するはず。流行の移り変わりの激しいイギリスにおいて、彼らの存在は貴重かもしれない。★
ヴォーカリストのネイザン・ニコルソンを中心としたギター・ロック・バンドのサード・アルバム。「オール・ユー・ドゥ・イズ・トーク」「ウィー・ハヴ・ディス・プレイス・サラウンディド」などどことなく80年代UKロックの匂いも感じさせる。耽美なアコースティック・ナンバーの「ワールド・ウィズアウト・エンド」は至極に美しい。
本格的に音楽活動をスタートさせた“ぐっさん”ことタレント・山口智充。全曲作詞作曲、その魅せられる歌唱と豊かな声量は圧巻の一言。ブリージンなギターのカッティングが気持ちいいオーシャン・ポップの「白い砂浜」、まるでアルトン・エリスなレゲエの「口笛」など、歌心にしびれる大傑作。
結成25周年記念アルバムは、アート・ブレイキー生誕90周年を祝うトリビュート盤。だからして、曲はメッセンジャーズに縁のあるナンバーだし、演奏もやっぱりファンキー。ハード・バップなんてのを知らなくても、理屈抜きに楽しめるジャズ・アルバムだ。
ラテンをベースに、脱領域の創造的な音楽活動と高い演奏力が評価される女性ヴァイオリン奏者の処女作。実力派プレイヤーを従えて、正統派ラテンからサルサ、タンゴ、サンバ、ジャズまで、さまざまな音楽が交錯する本作で、奔放に奏でられるヴァイオリンの、艶のある音色が魅力的。