2009年9月30日発売
哀愁漂うユーロビート系の「ストレート・スルー・マイ・ハート」で一気にリスナーの心を捉える最強コーラス集団のアルバム。ブリトニー・スピアーズらを手掛けたマックス・マーティンを筆頭に多彩なヒット・メイカー陣が参加、極上のコーラスとメロディでリスナーの期待どおりの内容に仕上げられた。
ア・トライブ・コールド・クエストのフロントマンだった彼が、2002年にセカンド・ソロ作としてリリース予定していたものの発売中止となった、いわくつきのアルバム。このたび7年の時を経て、ようやく日の目を見た。ジャンルで括るのが非常に困難な音楽性で、複雑にしてしなやか。中毒性が高い。
長年コンビを組んできたギター&ヴォーカルの夫婦デュオによる、人気カヴァー曲を集めたベスト盤で、収録曲はスタンダードからビートルズ、クラプトンまで幅広い。タックの見事なギター伴奏をバックに、情愛に満ちたパティの歌声は包容力があって温かく、タックのギター・ソロの妙技も聴ける。
制作・出演
アカデミー室内管弦楽団 / クレオ・レーン / サラ・カニンガム / サー・ネヴィル・マリナー / ザグレブ・ソロイスツ / ジェームズ・ゴールウェイ / チャールズ・ゲルハルト / ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 / マリーサ・ロブレス / ヴィヴァルディベルリン・フィルを去った75年から近作2008年までの録音を並べた古希祝い盤。バロックから映画音楽やポップスにわたる幅広いレパートリー(と数多い盤歴)にはいまさらながらに感嘆させられる。「牧神」など神秘性に欠けるきらいもあるが、どれも歌い回しは巧みで、響もふくよかなのはさすが。
すでに評価を確立している大家と“天才”青年の出会いの記録。“冷戦時代”のセンセーショナリズムを音楽の中に体現させてしまったドキュメントでもある。レコード会社の世界的再編を受け、SONYプレスで聴くRCA音源の音質にも歴史のアイロニーを感じる。
クライバーンの40歳前後のころの録音で、リストのピアノ・ソナタを中心にロマン派の小品を集めたアルバム。彼の豪放さと優れたテクニック、抒情性と深々とした響きやロマンティシズムなどが味わえる。
アメリカの英雄だったクライバーンが、その熱狂をとおり越して音楽に深く沈潜していたころの録音。一曲毎に丹念に、誠実に作品と向き合い、彼の音楽性とテクニックを尽くして表現している。一聴に価する一枚だ。
クライバーンによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ名曲集。1966年の「告別」以外は1971年の最後の輝きを保っていた頃の録音で、ピアニストとして一回り大きくなったクライバーンの才能が遺憾なく発揮された、ベストセラー・アルバムだ。
クライバーンがアメリカの英雄となって十年余の時間を経て録音した2曲をカップリング。彼が得意としたショパンとラフマニノフで、オーマンディとフィラデルフィアo.とが一体となった、輝かしくスケールの大きな演奏となっている。
90年代にヒップホップ・シーンを牽引し、98年に解散したア・トライブ・コールド・クエストのリーダー的存在、Qティップのソロ・デビュー作。マイク1本とサンプリング・ネタだけで制作された、シンプルながら充実の楽曲が並ぶ。
フォーライフのオーディションに合格してデビューした女性アーティスト、菅原紗由理の1stシングル。誰もが経験する恋の痛みを透き通るような声で歌い上げたバラード・ナンバーとなっている。
89年発表のアルバム『Ivory』と、93年発表の『Ivory2』をセットにして、高音質のSHM-CDで収録したアルバム。ボーナス・トラックとして96年のヒット曲「PRIDE」も新たに収めている。
聴くだけで楽しくなるビッグバンド・ジャズを一枚にコンパイルしたオムニバス・アルバム。90年代〜2000年代にレコーディングされた新しいディズニーの名曲ジャズ・カヴァーは、聴くだけで心がウキウキとスウィングすること請け合い。
ZIP-FMと人気コンピレーション・シリーズ、“ハウスネイション”がタッグを組んだコラボレーション・アルバム。ハウスネイション・ヒットとZIP-FMヒット曲をノンストップで収録した、ハウス・コンピレーションの決定盤。
10周年の幕開けに放つ復活第1弾アルバム。過去を糧にして、新たなる、そして永遠の旅へと向かう想いが詰まった組曲風ともいえるアルバム・タイトル曲に、並々ならぬ決意を感じる。いっそう推進力を増した伴のヴォーカルとヴァラエティに富んだアプローチに注目。
クラシックにオバマの名演説を単にかぶせた内容だが、そもそも米国では偉大な政治家のスピーチ自体が交響曲のようなものなのだ。選曲も、勇ましげで扇動的というより、高潔でドラマティック。しかし、これが日本の政治家だったら世にも奇妙な珍盤の誕生だぁ!
たっぷりとした響きで沸々と内に向かうロマンに浸るブラ4ではない。各声部がくっきりと明快、鋭敏に動く。相互の関係性がきわめて明瞭に腑に落ちるその音の姿が過激なまでに斬新である。発止と敏捷に響きが立つ3楽章。エモーション直截な4楽章。音楽が熱い。