2010年12月発売
カナダのシンガー/ピアニスト、ライラ・ビアリのスタジオ録音第2作。スティングのバック・メンバーも務めるジャズ&ポップス系のシンガーだ。k.d.ラング「シンプル」などのカヴァーやスタンダード・ソング、自作曲を歌う。多彩で幅広い。独創的な姿勢がうかがえる。
コペンハーゲンを中心に活動するメッテ・ジュールのデビュー・アルバム。ダニッシュ・ジャズ界の重鎮、アレックス・リールのトリオを従えてスタンダードをしっかり歌う一方で、ジョニ・ミッチェルのような自ら物語りを紡ぐシンガー・ソングライターとしての一面も。
「プッシン・トゥ・ハード」のヒットで知られるスカイ・サクソン率いるザ・シーズが67年に発表したサイケ傑作の3作目の紙ジャケCD。東洋的なアプローチからサーカス・ミュージック風、フラワー・ポップまで、さまざまな手法を駆使した意欲作にして最高傑作。サクソンのひしゃげた声がまたイイ!★
ドワンゴと円谷プロダクションが共同プロデュースを手がける4人組ユニットの2ndシングル。カップリングには、ウルトラマンゼロの応援歌「新しい光」などを収録。
ボーカロイドのアルバムは各種リリースされているが、こちらはタイトルどおりにほのぼのとした和み系のオリジナル・ポップスを集めた一枚。どの曲も単純にポップスとしての水準が高くてビックリ。それぞれのスタイル、切り口もさまざまで聴きごたえがあります。
ベースの名手、ハービー・S(シュワルツ)が88年に録音しながら、日の目を見ることのなかった秘蔵音源のCD化。収録曲はスタンダードの名曲中心で、まだ22歳だったビル・チャーラップが参加していて、彼にとっては初レコーディング。そのピアノはすでに歌心をたっぷりと湛えていて、伸びやかでみずみずしい。
ジャノーリは、コルトーの高弟ということだが、同じく師事したレヴィやナットに近く、新即物主義の洗礼もかなり受けているようだ。このメンデルスゾーンも端正で抑制のきいたファンタジーを感じるが、きびきびしたディテールの明瞭な音楽を作る。また、若きホルヴァートの好サポートも見逃せない。
2010年9月10日、モーション・ブルー・ヨコハマで収録したライヴ作。ブルース感覚あふれるジュニア・マンスのピアノは好相性で、濃い口のヴォーカルが全開する。トリオと一体になり、次第に熱を帯びていく「サニー」、日本語混じりのスキャットで観客を煽る「スイングしなけりゃ意味ないね」など、会場を沸かせる力量はさすが。