2010年2月10日発売
ドラマーにKYO(元MAD3)を迎えた新ラインナップでの第1弾となる3枚目のアルバム。アンダーグラウンドな匂いに満ちた骨太なロックの説得力は、彼らの生きざまそのものが醸し出すものだろう。普遍性の中でこそ滲み出る、本来的な個性がここにはある。「THE NILE SONG」はピンク・フロイドのカヴァー。
斉藤州一郎(ds)の電撃復帰、大名曲「Life goes on」の先行シングル・リリースと、ファンをわくわくさせる流れで満を持してリリースされる大傑作。ハズレ曲なしの鉄壁の楽曲と素晴らしきハーモニーで、音楽の素晴らしさをこれでもかと伝えてくれる。「Life goes on」は間違いなく2010年ロック・シーンのハイライトのひとつになるだろう。★
デビュー10周年を迎えてのファースト・アルバムは、「対馬海峡」「花忍」などオリジナルにカヴァー曲を含めた全16曲を収録。よく響く低音と伸びやかな高音を活かした歌唱力は魅力的。芸名に出身地、壱岐対馬の壱を使い、“対馬一誠”から“対馬壱誠”に改め、新たな挑戦への意気込みが感じられる。
埼玉から現れたJ-ウェッサイ・シーンの新星によるセカンド。時に熱く、時にクールに……柔軟性あふれる歌心を湛えた孤高のストーリーテラーぶりは本作でも健在。グルーヴィで硬派、エモーショナルでアンニュイ……奥行きのある緩急自在のトラックは完成度高し。豪華ゲスト陣の活躍も見逃せない。
香川は高松に生まれながら、その後、北海道の北見に渡りラッパーとして花開いた異色のミュージシャンによるファースト・アルバム。ゴージャスで重厚なサウンドは、非常にブラックなパワーで彩られており、攻撃的なリリックが彼の存在感を浮かび上がらせるハードでクールなアルバムだ。
日本選手の活躍が期待される2010年バンクーバー冬季オリンピックに向けた企画アルバム。浅田真央が使用するハチャトゥリアン「仮面舞踏会」やライバルのキム・ヨナ、男子では高橋大輔やプルシェンコら注目選手の使用楽曲を収録している。
亡くなってしまった最愛の人への想いや伝えられなかった淡い恋心をテーマにした表題のエッセイ&ミュージカルのこころを歌に込めた作品。いまは亡き三木たかしの最晩年の創作となった未発表曲を含む7曲を、クミコと井上芳雄がソロとデュエットで深々と語り・歌い尽くす。
ミズーリ州セントルイス出身の5人組、約2年ぶりの通算4作目。ハードコア/スクリーモ的な色合いは残しつつ、ハード/ヘヴィ・ロックにも目配せをした作りで、幅広い層に受け入れられる普遍的な音を聴かせてくれる。男の哀愁を感じさせるミディアム・バラード「ホールディング・オン・トゥ・ユー」は絶品。
前作『アニマロッサ』に続く、2010年2月リリースの30thシングル。サウンド、歌詞ともに新機軸を盛り込んだ楽曲で、テレビ朝日系ドラマ『宿命 1969-2010-ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京ー』の主題歌に起用となった。
ドイツ出身のデス・メタル・バンドが2006年に発表したファースト・アルバムの新装版。ブルータルなデス・メタル色に彩られながらも、ソロの構築性にはプログレッシヴの萌芽が確認でき、『コスモジェネシス』との地続き感はしっかりと存在している。ポーランド勢の猛者、ベヒーモスとヴェイダーのカヴァーが追加で収録。
ジャーマン・パワー・メタル・バンド、ブレインストームの8作目。荒削りなリフを刻む情熱的なスタイルやキャッチーなメロディ・ラインはそのままに、経験に裏打ちされた成熟のメタル・サウンドを聴かせてくれる。