2010年3月24日発売
「ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー」の全米No.1ヒットで知られる希代のヴォイス・パフォーマー、ボビー・マクファーリンの8年ぶりのアルバム。歌声がいくつも重なり合い、絡み合い、複雑に交錯する。ほとんど楽器は使わずにヴォイスのみで構成されたシンフォニー。凄い!の一言。★
半世紀にわたりトップ・ドラマーであり続けるモチアンの2010年作。トリオとして共演する二人も、それぞれに「アット・ヴィレッジ・ヴァンガード」作品を残しているが、ベースレスの本作は唯一無二の出来だ。
ファン投票の10曲+本人セレクトのライヴ音源5曲を収録したベスト・アルバム。ギターとヴォーカルの掛け合いがスリリングな「How to love」、その場の臨場感がリアルに伝わる「自分革命ー2007-」、ハートウォームなリリックが心に響く「ジングルベル」など、本人自らが世に出すことを許諾したという意味でも、ライヴ音源は特に興味深い。
西海岸ヒップホップの重鎮による通算10枚目で、前作『魔リス』(2009年)の続編。一番のトピックスはリード曲となるジェイ・Zとの「アイ・ワナ・ロック」。ほかにも、カニエ・ウェストのレーベル所属のキッド・カディやザ・ドリームら、参加陣も豪華。スヌープの好調を物語る“別冊”的な一枚だ。
2009年10月発表の「無情の雨が降る」に続く、2010年第1弾シングル。恋に一途な女の想いを、椿の花に準えた艶演歌。持ち前のしっとりとした歌唱とマイナー調のメロディで、男女の情愛を哀愁たっぷりに描く。
ガンプラ発売30周年を祝う公式企画盤。T.M. Revolutionが『機動戦士ガンダムSEED』などに提供した5曲のほか、この企画のための新曲を追加。しかし、浅倉大介制作のハイパーなダンス・ポップと、ガンプラがコラボする時代になるとは、30年前には思いもよらないことでした。
この先何が起こるかを知った上で綿密に語り口を組み立てる周到情動のカタチを避け、音の動きやテクスチュアの変化を刻々聴き取り、即時的にカラダを反応させて音楽に同化していく、さりげなくも耳からウロコのマズルカ。簡素な曲での即興的な遊びも清新だ。
若杉の追悼盤で、買いやすくセット化したもの。日本でブルックナーの演奏というと朝比奈が有名だが、この若杉盤はオーケストラがしっかりしているため、なかなか秀逸。第9番はちょっと肩に力が入った感じだが、表情は端正で上品である。第2番はその誠実な棒が生きた解釈で、朝比奈に決して劣るものではない。一方、べートーヴェンの「英雄」は柔らかくこぢんまりとまとめたもの。ハイドンは知情意のバランスがとれた演奏で、一番出来が良いかもしれない。ブルックナーとハイドンはもっと広く聴かれても良い内容だろう。
DJのみならず、音楽プロデューサーとしても認知されているMAKAIのミニ・アルバム。メジャー・リリースされた楽曲から7曲を厳選しリミックスして収録。青山テルマを起用した「Garden of Love」などの代表曲で構成している。
都会的でスタイリッシュな音作りが光る。注目の日本人R&Bシンガー(かつてはラッパーだった)のミニ・アルバムだ。全曲とも人気DJとのコラボレーションであり、「I belong to U」にはジャパニーズR&Bのベテランである露崎春女も参加。ラストに久保田利伸のカヴァー「Missing」をもってくるあたりも憎い。
加藤ミリヤなどを手がける3rd Productionがプロデュースを手がけた2010年3月発表のシングル。“自分に安らぎを与えてくれるような曲を目指して作った”という、セツナ系ラヴ・ソングだ。卓越した詞のセンスにも注目。 ⇒Miss Monday『さよなら feat.菅原紗由理』のダウンロード版はコチラ!
TVアニメ『君に届け』のオープニング・テーマ「きみにとどけ」が話題の岐阜県出身の男性シンガー・ソングライターによるデビュー作。ファンタジックなタイトルのように、時空を超えたような不思議な感覚の多彩な楽曲。ソフトだが力強さもあるヴォーカル、音作りへのこだわりなど、個性豊かだ。
2007年にデビューしたビジュアル系ロック・バンド、THE KIDDIEのベスト・アルバム。タイトルは『SINGLE COLLECTION』だが、最後の2曲の新曲を除いて、すべて再録音。大幅なアレンジはなくライヴ用のアレンジで、ライヴで聴いたグルーヴがスタジオ録音の音で聴けるユニークなベスト。
ナイトメアのドラマー、RUKAのソロ・プロジェクト、The LEGENDARY SIX NINEのデビュー・シングル。「Cruel」のイントロで紹介されているように、PENICILLINのHAKUEIやラッパーのTWIGYをゲストに迎え、“ビジュアル系”という枠を軽く越えたポップでへヴィなミクスチャー・ロックを聴かせる。
オリジナルとしては前作『TERMINAL』から約3年ぶりとなる2010年3月24日発表の3rdアルバム。「ダイハツ コルテオ」日本公演イメージ・ソング「コルテオ〜行列〜」や、映画『ハルフウェイ』主題歌「HALFWAY」ほかを収録する。
元T-BOLANのヴォーカリスト、森友嵐士のソロ・デビュー・シングル。「抱きしめていたい」はバンド時代を思わせるドラマティックなロッカ・バラード。「キズナ」はこれまで自分を支えてくれた人への感謝を歌った楽曲で、流麗なストリングスが印象的だ。
ヘヴィなサウンドを通じ、アグレッシヴに静と動を映し出した「FAR AWAY」、せつなさを表現したバラードの「Believe you」は、ともにゲーム・ソフト『北斗無双』イメージ・ソング。「Believe you」とともに自身で詞を手がけた「Make It Numb」を含め、ハワイ&LA滞在経験を持つ22歳歌姫のパワフルな表現力に圧倒される。