2010年3月発売
89年のデビュー以来スラッシュ・メタルをリードし続けてきた彼らが、1年2ヵ月ぶりに放った9thアルバム。ジョー・コミューとジェフ・ウォーターズとのコラボによる、スラッシュ/パワーメタルのひとつの完成形といえる一枚。
フィンランド出身の5人組ヘヴィ・メタル・バンドの4枚目のアルバム。カリスマ・フロントマンのヴィレ・レイヒアラを中心に、ブルージィな骨太のサウンドを聴かせてくれる。それでも決して米英のバンドのような音ではなく、しっかりと北欧のロックの雰囲気を醸し出しているところに気骨を感じる。
デンマークが誇るメロディック・パワー・メタルの10年選手、ワザリング・ハイツが放つ3年ぶり5枚目のアルバム。細やかな指さばきの光る正確で高速のギター・ソロやドラマティックな展開はそのままに、より中世的な透明感と70'sメタル的な重厚感を増した成長と充実の一作。
約2年ぶりとなるセカンド・アルバムは、ジェイソン・ペリーがプロデュース(マクフライ、ブラックアウト)。ビーチ・ボーイズをはじめとするポップ感を共有する者同士の化学反応は、ポップ・パンク/ポスト・ハードコアの熱の高まりの中から、キャッチーなメロディを浮き彫りにしている。
くるりの作品への参加などで知られるシンガー・ソングライターの2枚目。低音のストイックなヴォーカル、ストレンジでシュールな歌詞、それに自由度の高い演奏とが絡み合って、架空の箱庭的な世界を作り上げている。達観したようなシニカルさとみずみずしさが交錯する、才覚炸裂の傑作。★
バークリー音楽大学生、絵美衣のデビュー・シングル。のびやかで純白な無垢の色のついていないヴォーカルはデビュー当時のYUIを彷彿とさせる。バッキングは日本人だが、アメリカン・ポップスのバックグラウンドを思わせる軽快さがあり、爽やかな風を感じる演奏だ。
SNSサービス「mixi」などのサイト内で人気の高かった“恋愛”をテーマとした楽曲を集めたジャパニーズ・レゲエのコンピレーション。lecca「Goin' Home」やPANG、九州男らによる胸キュンのラヴ・ソングを厳選収録する。
ジュリー(沢田研二)とザ・ワイルドワンズによるスーパー・バンドのアルバム。“音楽で日本を元気に”をテーマに、数十年のキャリアを誇りながら現役として活躍する“アラカン”世代の代表たる面々が贈る極上ソングの数々を収録。