2010年9月22日発売
トレント・レズナーが妻をシンガーに立て、ナイン・インチ・ネイルズにも関わるアティカス・ロスと組んだトリオのデビュー作。緻密な“インダストリアル・ポップ”とも呼ぶべき音で、ヘヴィな音像とはいえ女性ヴォーカルも歌詞(とその和訳が日本仕様版には付く)も旋律もロマンティックな一枚である。
さまざまなジャンルを融合させるデッド・カン・ダンスの、84年発表の1stアルバム。コクトー・ツインズやザ・キュアーの初期作品にも通じる、80年代初頭のサウンドスケープを象徴する傑作だ。
さまざまな映画のサウンドトラックで使われた「熾天使軍」を含む、88年発表のアルバム。メンバーのリサ・ジェラルドとブレンダン・ベリーがサウンドやジャンルに対する探究心を爆発させ、音職人としての技を見せ付けた一枚だ。
キム・ディールのポップ・センスが一気に爆発した93年発表の2ndアルバム。90年代米国オルタナティヴ・ロックを象徴する作品の一つといわれる。大ヒット曲「キャノンボール」ほか名曲ぞろいだ。
コクトー・ツインズの4ADでのラストとなった6thアルバム。その音楽性は孤高ながらも、多くのファンをつかんだヒット作。全英チャート7位を記録。90年作品。
聴き手の耳にガンガン迫ってくるアグレッシヴなギターをバックに、ネオ・サイケ調サウンドにのってエリザベスのヴォーカルが美しく響く。そんな3人組の純なエキスが詰まった初のベスト盤だ。
ピクシーズのフロントマン、フランク・ブラックのソロ・デビュー作の再発盤。多彩なミュージシャンが参加したアルバムとなっており、バンドとは異なるソロ・アーティストとしてのアイデンティティを存分に感じさせる作品だ。
美しく繊細な歌声と攻撃的なギター・サウンドを絶妙に配し、人気を博したペイル・セインツの2nd アルバム(92年発売)。ラッシュのオリジナル・ヴォーカリスト、メリエルを正式メンバーに迎えて制作された作品だ。
“極上モテ系”を標榜する女性のためのコンピレーション・シリーズ第3弾。クラブ系中心の本作はジャケ写に人気モデル・山本優希を起用、中身も R&B/ヒップホップ・シーンを牽引するミュージシャンがずらり。アングラなクラブ系リスナーも「ROCK U」と「Endless Summer」を聴けば“メジャーはヌルい”的思い込みは覆るハズ。
アニメ『名探偵コナン』のエンディング・テーマなどで注目を集める5人組によるサード・マキシ・シングルは、インディーズ時代からそのキャッチーなエレクトロ・サウンドがライヴでの定番曲として人気を博してきたダンス・ロック・ナンバー。初回限定盤は振付を収録したDVD付き。
スウェーデンのメタル・バンド、セリオンの通算11作目。オペラ要素もあるバンドだが、ここでは全編にわたって男女混声コーラスを導入。完全にオペラとなったヴォーカルのバックで、壮大なシンフォニック・メタルが形作られていく。メンバーの風貌も演劇チック。四部作の完結編でもある。
スウェーデンはイエテボリ出身……といってもメロディック・デス勢とは一線を画す女性フロント・バンドの日本デビュー作。80'sの香り漂うオールド・スクール・メタルと地続きなサウンドは、メロディ、パワー、スピードのすべてで饒舌だ。また女性ヴォーカルのしなやかさによってユニークな個性が与えられている。
15歳の初々しいアイドルから、クールでセクシーなディーヴァへと成長を遂げた後藤真希の2001年から2007年までの楽曲をコンプリートしたベスト・アルバム。未発表の貴重な音源も収録。
システム・オブ・ア・ダウンのフロントマン、サージ・タンキアンの2枚目のソロ・アルバム。大胆なまでにオーケストラを導入しており、スケール感を存分に際立たせたヘヴィ・ロックを聴かせる。