2011年9月14日発売
J.シュトラウス1世:作品集第19集 ポラック&スロヴァキア・シンフォニエッタ 【収録情報】 ヨハン・シュトラウス1世: ・ワルツ『カーニバルの悪ふざけ』Op.175 ・ワルツ『ウィーンの舞踏会の秘密』Op.176 ・フローラ・カドリーユ Op.177 ・ワルツ『オーストリアの歓喜の音』Op.179 ・ストラデッラ・カドリーユ Op.178 ・ワルツ『夏の夜の夢』Op.180 ・ワルツ『陽気な写真』Op.181 ・ワルツ『地方地主』Op.182 ・アモレット・カドリーユ Op.183 ・ワルツ『調和の踊り』Op.184 スロヴァキア・シンフォニエッタ クリスティアン・ポラック(指揮) 録音時期:2010年1月11-13日 録音場所:スロヴァキア、ファトラ・ハウス・オブ・アーツ 録音方式:デジタル(セッション) Powered by HMV
レントヘン:ピアノ協奏曲第2番、第4番 キルシュネライト、ポルセライン&北ドイツ放送フィル ライプツィヒに生まれ、オランダで活躍し、その生涯もオランダで終えた作曲家ユリウス・レントヘンのピアノ協奏曲です。ブラームスの第2協奏曲を演奏するほどの優れたピアニストでもあったレントヘンですが、彼のピアノ作品もなかなか優美なものです。 第2協奏曲は1879年の夏に書かれました。この時期は彼の最も幸せな頃で、その喜ばしい気分が曲にも漲っています。初演は1881年10月、彼自身の演奏で行われました。ドイツ後期ロマン派の流れを汲んだ作風が光ります。しかし、第4番の協奏曲では、ブラームスやベートーヴェンの面影はほとんど見られません。流動的な作風へと変化している様子が興味深いところです。ドイツの名手キルシュネライトの華麗なる演奏です。(CPO) 【収録情報】 レントヘン: ・ピアノ協奏曲第2番ニ長調 Op.18 ・ピアノ協奏曲第4番ヘ長調 マティアス・キルシュネライト(ピアノ) ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー ダヴィト・ポルセリーン(指揮) 録音時期:2008年(デジタル) Disc1 1 : Piano Concerto in D Major, Op. 18: Allegro 2 : Piano Concerto in D Major, Op. 18: Larghetto Espressivo 3 : Piano Concerto in D Major, Op. 18: Finale. Allegro Con Brio 4 : Piano Concerto No. 4 in F Major: Allegro 5 : Piano Concerto No. 4 in F Major: Larghetto Espressivo 6 : Piano Concerto No. 4 in F Major: Finale. Allegro Con Brio Powered by HMV
ケクラン:オルガン作品集 クリスティアン・シュミット フランスの作曲家の中でも、シャルル=ルイ=ユジェーヌ・ケクランの存在は特別な光を放っているようです。15歳から作曲を始めるものの、若くして徴兵され、退役後にパリ音楽院でマスネ、フォーレらに学んだ彼、ドビュッシーやフォーレの作品をオーケストレーションするなど、管弦楽の扱いにも長けており、また様々な形式による多くの作品も残しています。『ジャングル・ブック』や室内楽作品など、一部の作品は良く知られていますが、このオルガン曲はまだ未踏の地。同時代のヴィドール、メシアン、アランなどとはまた違った管弦楽的な視点で、オルガンという楽器をフルに鳴らすという、ケクランならではの不思議な世界が楽しめます。緊張感に満ちた音楽と、美しい残響を伴った音色からは一時も耳を離すことができないでしょう。(CPO) 【収録情報】 ケクラン: ・コラール ヘ短調 Op.90bis ・2つのヴォカリーズ Op.212b ・コラール『最後のレクィエム』 Op.161 ・ソナティナ第3番 Op.107 ・コラール Op.98 ・オルガンのための小品 Op.226 ・フーガ Op.133 ・アダージョ Op.201 ・ソナティナ第2番 Op.107 ・フーガ・モダーレ Op.204bis クリスティアン・シュミット(オルガン/ノイエ・ゲル=オルガン) 録音時期:2009年 録音場所:ドイツ、ハノーファー、マルクト教会 録音方式:デジタル SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND Powered by HMV
弦楽合奏のためのセレナード〜ヴィクター・ハーバート作品集 アイルランドのダブリンに生まれ、早くから才能を認められながらも、家庭の事情で音楽教育を受けるのは、少々遅くなってしまったハーバート。しかし、シュトゥットガルト音楽院に進学してからは、チェリストとして成長し、卒業後はウィーンでJ.シュトラウス2世の楽団員を務めます。その後1886年に富と名誉を求め妻とともにアメリカへ移住、そこで彼はメトロポリタン歌劇場の首席ソリストを皮切りに、ニューヨーク州兵22師団軍楽隊の指揮者を務め、また自ら楽団を設立し、夏の保養地で楽しい作品を演奏したりもしました。 彼のチェロ協奏曲は、あのドヴォルザークにも強い影響を与えたほどですが、こういう作品では「あまりお金にならない」ことを知ったハーバードは、もっと気軽な作品「ライト・オペラ・・・ミュージカルの前身のようなもの」に取り組むようになり、この分野で素晴らしい成功を収めました。米国作曲家作詞家出版者協会(ASCAP)を設立したことでも知られています。このアルバムは、そんな彼のチェロ作品を始めとした興味深い曲を聴くことができます。(CPO) 【収録情報】 ハーバート: ・弦楽合奏のためのセレナード Op.12 ・チェロと弦楽合奏のための7つの小品 ・弦楽合奏のための3つの小品 マクシミリアン・ホルヌング(チェロ) プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団 セバスチャン・テヴィンケル(指揮) 録音時期:2008年、2009年(デジタル) Powered by HMV
レハール:『フラスキータ』(2CD) プラクスマラー&レハール管弦楽団、ノアク、シルマッヒャー 『青空をしとねに』という邦題を持つセレナード1曲のみが知られる、このレハールの喜歌劇『フラスキータ』は、1919年に書かれはじめました。この年は、他にも『青いマズルカ』と『黄色い上着(後に改作されて『微笑みの国』となる)』を並行して作曲するなど、彼の創作力が絶頂の時期でした。 1922年にアン・デア・ウィーン劇場で初演されたこの喜歌劇は曲の随所にエキゾチックなダンスやタンゴ、ハバネラが使われていて、まさにビゼーの『カルメン』のレハール版とも言えるものです。しかし彼は、フラスキータとカルメンを同一視されることは好まず、「もっと感覚的な音楽」として捉えてもらいたかったようです。レハールの作品を精力的に演奏しているプラクスマラーの親愛溢れる指揮で、このちょっぴりセンチメンタルな音楽をどうぞ。(CPO) 【収録情報】 ・レハール:3幕の喜歌劇『フラスキータ』全曲(A.M.ヴィルナー&H.ライヒェルト台本) ロマーナ・ノアク(ソプラノ) ヴィンセント・シルマッヒャー(テノール) ルペルト・ベルクマン(バス・バリトン) ローラ・シェルヴィツル(ソプラノ) ローベルト・マズル(テノール) トーマス・ツィステラー(バリトン) レハール祝祭合唱団 フランツ・レハール管弦楽団 ヴィンツェンツ・プラクスマラー(指揮) 録音時期:2010年(デジタル) Powered by HMV