2016年3月18日発売
フィンランドの暴音グラインドコア“ロッテン・サウンド”最新作!今は亡きグラインドコアの伝説“ナザム”の 衣鉢を継ぐ、野獣のごとき咆哮と高速ブラストで畳み掛ける全18曲/30分強のヴァイオレンス・サウンド! ロッテン・サウンドはフィンランドのヴァーサという街の出身のグラインドコア・バンド。 1993年にケイヨ・ニーニマー(ヴォーカル)とミカ・アールト(ギター)の2人が中心となって結成した。 彼らは元々デス・メタル・バンド、ヴォミトゥリションで活動していたのだが、酒の席でエクストリーム・ノイズ・テラーや ナパーム・デスを聴いていたところ、「こういうバンドをやろう」と盛り上がり、その2週間後には最初のデモを作っていた。 1997年にはファースト・アルバム「UNDER PRESSURE」を、1999年にはセカンド・アルバム「DRAIN」を発表している。 ヴォミトゥリションが1997年に解散した後、ロッテン・サウンドが彼らのメイン・バンドとなってその活動は本格化、以後、 アルバムとしては「MURDER WORKS」(2002年)、「EXIT」(2005年)、「CYCLES」(2008年)、「CURSED」(2011年)といった 作品をコンスタントにリリースしてきた。2001年からは国外ツアーを行なうようになったのだが、彼らとしては3作目の 「MURDERWORKS」が実質的なファースト・アルバムだと認識しているとのこと。 2011年5月、「CURSED」のリリース後に、モービッド・エンジェル、ザ・ホーンテッド、イーサーン、オリジン、レプラスとの共演による フェスティヴァル『KABUTO METAL 2011』に彼らは出演することになっていたのだが、同年3月11日に起こった東日本大震災の影響により フェスティヴァルそのものが中止となった。このたびリリースとなる7作目のフル・アルバム「ABUSE TO SUFFER」に併せての日本公演の 日程再設定が大いに期待されるところである。 彼らのヘヴィでアグレッシヴなメタルとの出会いはメタリカだったのだが、その後まもなくディスチャージをきっかけに パンク/ハードコアにも開眼、カーオスやアペンディクス、ラマといった地元フィンランドのハードコア・シーンにも入れ込むようになった。 彼らにとっての最大の音楽的影響源はエントゥームド、ナパーム・デス、エクストリーム・ノイズ・テラーの3組であり、 バンド結成から現在に至るまで、彼らは一貫して、そうしたオールド・スクールのデス・メタルやグラインドコアから受け継いだ鋭角的で 破壊的なサウンドを指向、それは最新作「ABUSE TO SUFFER」においてもはっきりと現われている。 また、彼らはスウェーデンの今は亡きナザムからも影響を受けており、「MURDERWORKS」と「EXIT」ではナザムを率いた ミエツコ・タラーツィクにプロデュースを依頼、よりグラインディングでエクストリームになったサウンドにはミエツコの助言に依るところが 大きいようだ。2004年に起こったスマトラ島沖地震の津波により、そのとき休暇でインドネシアを訪れていたミエツコは惜しくも 亡くなってしまったが、2012年に行なわれたナザム限定再結成ライヴにおいてはロッテン・サウンドのケイヨがマイクロフォンを握っていた。 ロッテン・サウンドはナパーム・デスやブルータル・トゥルースといったグラインドコア第一波のバンド・メンバー達からも 一目置かれている存在でもある。2008年には、再結成カーカスの北米ツアーに、ジェフ・ウォーカー直々の指名により オープニング・アクトにに起用されたという経緯もある。エクストリーム・ミュージック・シーンのお歴々からの評価も高い ロッテン・サウンドの怒涛のグラインドコア攻撃が今再び世界を震撼させる! <収録内容> 01.レイジー・アセズ 02.インテレクト 03.フィア・オブ・シャドウズ 04.トラッシュモンガー 05.クルッケド 06.タイム・フォー・ザ・フィックス 07.スレイヴ・トゥ・ザ・ラッツ 08.ブレインウォッシュド 09.キャノン・フォダー 10.イエロー・ペイン 11.マシン 12.ザ・クラーク 13.ケイジド 14.リタリエイション 15.インヒューメイン・トリートメント 16.エクストーション・アンド・ブラックメール 17.イコール・ライツ 18.サムワン・ウィーク <メンバー> ケイヨ・ニーニマー(ヴォーカル) ミカ・アールト(ギター) サミ・ラトヴァ(ドラムス) クリスティアン・トイヴィアイネン(ギター)
★仕様/特典 通常盤 ジャーマン・メタル・バンド、レイジの元ギタリスト、ヴィクター・スモールスキがニュー・バンド“アルマナック”始動! レイジの別プロジェクト、リングア・モーティス・オーケストラのコンセプトを引き継ぎ、オーケストラをフィーチュアした ドラマティックなパワー・メタルを展開!叙情的ヴォーカル・メロディとヴィクターの多彩な才能で描かれるコンセプト・アルバム! 1999年から2015年までレイジに在籍し、レイジの音楽をテクニカルにかつ高尚に進化させたヴィクター・スモールスキ。 旧ソビエト連邦、現ベラルーシで生まれた彼は、著名な作曲家である父ドミトリー・スモールスキの勧めにより、 幼少の頃から音楽の英才教育を受けて育つと、大学ではギター、作曲、編曲の学士号を取得。1993年からドイツを拠点に ミュージシャンとしての活動を開始し、メロディック・メタル・バンドのマインド・オデッセイでプロとしてのキャリアをスタートさせる。 その後、1999年にレイジに加入し、『ユニティ』(2002年)や『サウンドチェイサー』(2003年)といった名作を残す一方で、 ソロとしてもアルバム『デスティニー』(1996年)、『ザ・ヘレティック』(2000年)、『マジェスティ&パッション』(2004年)をリリース。 卓越したギター・テクニックに加え、オーケストラのスコアも自ら書き起こすほどの音楽の知識を武器に、唯一無二の存在として活躍している。 そんなヴィクターが今回結成したアルマナックは、リングア・モーティス・オーケストラ(LMO)のコンセプトを引き継いだものだ。 LMOというのは、ヴィクターが加入する前のレイジが1996年にリリースしたオーケストラとの共演アルバム『リングア・モーティス』から 発展したプロジェクトで、2013年にはリングア・モーティス・オーケストラfeat.レイジ名義でアルバム『リングア・モーティス・オーケストラfeat.レイジ』をリリース。この作品はヴィクターが全曲の作曲とオーケストラ・アレンジを施した荘厳なメロディック・メタル・アルバムに 仕上がっていたのだが、アルマナックはそのLMOと同スタイルのプロジェクトであり、LMOで重要な役割を担っていたオーケストラ・バルセロナ・ フィルハーモニア、女性シンガーのジャネット・マルヒェフカ(vo)もそのまま参加する形でレコーディングが実施されている。 アルバムはイワン皇帝、タタール人を支配するコサック、モンゴルの侵入などをテーマに、戦争、陰謀、征服、恐怖、力、愛が描かれた コンセプト・アルバムになっており、ジャネットの他、ピンク・クリーム69のデイヴィッド・リードマン(vo)、ブレインストームのアンディ ・B・フランク(vo)と、タイプの異なるシンガーたちによって物語は語られる。 ヴィクターの切れ味鋭いギターを軸にした硬質なメロディック・パワー・メタル・ナンバーの数々は叙情的なヴォーカル・メロディに加え、 テクニカルなギター・ソロも満載。そこにオーケストラによる神秘性が加わることで驚くほどドラマティックな作品に仕上がっている。 ヘヴィ・メタルの醍醐味が満喫できるこの『ツァー』は、ヴィクター・スモールスキの音楽家としての才能が存分に発揮された 作品として大いに注目を集めることになるだろう。 <収録内容> 01.ツァー 02.セルフ・ブラインディッド・アイズ 03.ダークネス 04.ハンズ・アー・タイド 05.チルドレン・オブ・ザ・フューチャー 06.ノー・モア・シャドウズ 07.ネヴァーモアー 08.レイン・オブ・マッドネス 09.フレイムス・オブ・フェイト <メンバー> アンディー・B・フランク(ヴォーカル) デヴィッド・リードマン(ヴォーカル) ジャネット・マルヒェフカ(ヴォーカル) ヴィクター・スモールスキ(ギター) アーミン・アリック(ベース) マイケル・コーラー(ドラムス) エンリック・ガルシア(キーボード/ピアノ)