小説むすび | 著者 : ピッパ・ロスコー

著者 : ピッパ・ロスコー

スペイン富豪の疎遠な愛妻スペイン富豪の疎遠な愛妻

魅力的な傲慢富豪との別居は、 ある日突然“時間切れ”にーー 「私の息子は記憶喪失になったのよ! なんとかしなさい!」 事故に遭った大富豪ハビエルの病室で、姑が医師に向かって叫ぶのを、 イギリスから急ぎ駆けつけたエミリーは呆然と見つめた。 19歳で結婚したが、スペインでの孤独な結婚生活に耐えきれず、 ロンドンに戻って大富豪の夫ハビエルと別居して6年。 毎日彼を想い、いつか迎えに来るのを待ったが、時は無情に流れた。 そして今、事故の知らせを聞いて病院に飛んできたエミリーは、 ハビエルがうわごとのように彼女の名を呼ぶのを聞いた。 にわかに状況を理解できずにいたエミリーに、医師が説明する。 「ここ数年分の記憶が白紙状態です。奥様がそばについていてください」 エミリーの異国での結婚生活を孤独なものにした一因である鬼姑は、気に食わない嫁を視界から閉めだしてそこに存在しないかのように振る舞い、彼女を傷つけます。けれども、夫ハビエルの妻を見つめる視線は対照的で……。『億万長者の知らぬ間の幼子』の関連作。

億万長者の知らぬ間の幼子億万長者の知らぬ間の幼子

愛らしい我が子には、彼の面影が。 でも彼は、あの夜を後悔している……。 2年前、ガブリエラは億万長者ネイトと一夜を共にした。 強欲な母からネイトへの色仕掛けを命じられて嫌気がさした彼女は、 本当は母の悪だくみをばらすため彼に会いに行ったのだが、 逆に彼の誘惑に屈し、ついに真実も、自分の名も言えぬまま逃げだした。 その後、忘れ物から彼女が誰かを知ったネイトに、 彼を騙そうとした母娘として憎まれ、彼女の恋は砕け散った……。 だが、ガブリエラはネイトから返事がなくても、毎日連絡をし続けた。 あのすばらしかった一夜の結果、彼の子を身ごもったとわかったから。 音信不通のまま、生まれた双子は1歳になった。もう、彼を忘れよう。 そんなとき、再びネイトが現れたーー瞳にいまだ消えぬ怒りをたたえて。 3つの企業を経営する実業家ネイトはこの2年、表向きは異国のリゾートで長期休暇中ということになっていましたが、じつは極秘に闘病を続けていたのでした。そうとは知らないガブリエラは、子供のために、彼のことをきれいさっぱり忘れようと心に決めていて……。

踏みにじられた純潔踏みにじられた純潔

愛する人から愛されぬ孤独。 さらに今後は、屈辱にも耐えろと? エロイーズは皇太子である夫、オーディルのもとに戻ってきた。 今夜、彼はロンドンの高級ホテルで慈善パーティを開く。 彼女はオーディルに離婚を切り出した。もともと政略結婚だから、 夫は愛していない妻と別れられて、せいせいすると思っていた。 だが、その返事は“君に僕から離れるという選択肢はない”で、 パーティでの夫のスピーチに、エロイーズは愕然とする。 なんと彼は、“妻は妊娠している”と世界に向けて発表したのだ! ありえない。浮気の濡れ衣を着せられて、私は宮殿を追われた。 しかも夫は結婚後、ただの一度も私にふれたことがないのに! ヒロインが政略結婚を承諾したのは、権力を望む父に逆らえない母に懇願されたからでした。12時間以内に妻とベッドをともにし、嘘を真にしたい夫の目的とは……。ピッパ・ロスコーは期待の超大型新人です! 大ヒット間違いなしのデビュー作をご堪能ください!

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