著者 : 金原瑞人
アメリカ東部に暮らした初めての日本人、ジョン万次郎。いじめや差別に負けずに生き抜いた少年の史実に基づく物語。アメリカで大反響を呼び、日本でも読書コンクールの課題図書となった本の文庫化。
奇妙なこどもたち(ピキューリア)の魂を喰らおうとする非情な敵・コールの魔の手から逃れたジェイコブとエマ。満身創痍のなか、コールに連れ去られた仲間とミス・ペレグリンを追跡して、敵の要塞のあるタイムループへ潜入する。しかしそこで二人が目にしたものは、この世のものとは思えない荒廃したピキューリアの巣窟だった。
再び捕らわれの身となったジェイコブとエマは、コールの最後の陰謀を知り愕然とする。コールは、古いタイムループに存在する「魂の図書館」を探し出し、保管されている古代の強力なピキューリアの魂を手に入れようとしていたのだ。世界の支配を目論むコールと、ジェイコブとエマの最終決戦がついに始まる。そして二人の未来の行方は?
夢の中では海を冒険し、昼は誰かに殺される気がする15歳の僕。いつか夢は現実と混ざり始め……。心の病による妄想や幻覚に翻弄される、少年の内面と成長をリアルに描く。全米図書賞受賞の青春小説!
祖父の死の謎を解いたジェイコブは、特殊能力をもつ「奇妙なこどもたち」とともに、ハヤブサに変身したまま人間の姿に戻れなくなってしまったミス・ペレグリンを助けようと、ウェールズの小島から小さな船に乗って英国本土へとめざす。しかし彼らには、怪物たちの魔の手が次から次へと襲いかかる…。
怪物たちの攻撃を危機一髪で切り抜けた「奇妙なこどもたち」は、ついにロンドンにたどりつく。しかしロンドンもことごとく彼らに襲撃され、もはや「虚ろな街」と化していた。ミス・ペレグリンははたして人間の姿に戻れるのか。そして、奇妙なこどもたちの運命は…?ファンタジーノベルの金字塔、待望の第2巻が日本上陸!
時はロシア革命と第一次大戦の最中。英国のスパイであるアシェンデンは上司Rからの密命を帯び、中立国スイスを拠点としてヨーロッパ各国を渡り歩いている。一癖も二癖もあるメキシコやギリシア、インドなどの諜報員や工作員と接触しつつアシェンデンが目撃した、愛と裏切りと革命の日々。そしてその果てにある人間の真実ー。諜報員として活躍したモームによるスパイ小説の先駆にして金字塔。Star Classics名作新訳コレクション。
イギリスの港町が舞台。 船乗りの父を海で失った少年が、瓶に手紙を入れて海に流し、返事を待つ。 そして少年はついに水面に浮かぶ瓶を発見する。 それは‘デイヴィ・ジョーンズの監獄’の元船乗りテッド・ボーンズという男からの返事だった。 この謎の男とのやりとりからストーリーは一気に盛り上がりをみせていく。 海の怖さを知りつつ海に憧れる少年が、不思議な体験を経て一歩大人に成長する、 感動のヒューマン・ファンタジー小説。『青空のむこう』『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』『チョコレート・アンダーグラウンド』など累計部数100万部突破のベストセラー作家アレックス・シアラーの最新作。船乗りの父を海で失った少年が、不思議な体験を経て一歩大人に成長する、奇跡のヒューマン・ファンタジー。刊行前に実施した読者モニターアンケートで99%の方がおもしろかった!と回答。読者モニターのお墨付きをいただき、自信を持ってお届けします。あきらめない勇気をもらえる、読後感の爽やかな物語です。 第一章 この瓶をみつけた人へ 第二章 パンを水に投げよ 第三章 ローズ・ヘイヴン 第四章 二本め、三本め、四本めの手紙の瓶 第五章 具合の悪い日 第六章 人魚 第七章 海難救助者の権利 第八章 五本めの瓶ーー最終通告 第九章 その他の話題 第十章 返事 第十一章 海の男 第十二章 ミスター・ボーンズへ 第十三章 オーシャン・パール号 第十四章 新たな知らせ 第十五章 わが友よ 第十六章 エサ 第十七章 スワン・オブ・イヴ号 第十八章 嵐を乗りきれ 第十九章 最後の手紙 第二十章 出航 第二十一章 そのうちやがて 第二十二章 最後の最後
「昼も夜も、この部屋を見張れ。この子をこの部屋から一歩も外に出してはならん。死ぬまでな」 なぜ息子をひと思いに絞め殺してしまわなかったのか、その理由を知る者はひとりもいない。しかし皇帝の考えというものは、いつの世でも理解しがたいものだ。(本文より) 1991年に金原瑞人の訳で『ゴースト・ドラム 北の魔法の物語』として福武書店より刊行された、英国人作家スーザン・プライスによる「Ghost World」3部作シリーズの第1部『The Ghost Drum(ゴーストドラム)』が、同じ金原瑞人の改訳でサウザンブックスより蘇りました。美しい限定BOXに入れたゴーストシリーズ3冊セットはサウザンブックスのECショップのみで販売しています。 魔法使いにだけわかる言葉を伝える不思議な太鼓、ゴーストドラム。ニワトリの脚を持つ家に住む、若い女魔法使いチンギスは、ある日ゴーストドラムを通して救いを求める叫びを聞きつけた。叫んでいたのは皇子サファ。生まれてこのかた、父皇帝によってずっと塔の小部屋に閉じこめられていた……。チンギスはサファを救い出せるのか。荒涼とした北の国を舞台にくり広げられる、荒々しい魔法の物語。 1987年、イギリス・カーネギー賞受賞作。 ■ゴーストシリーズ第二弾『ゴーストソング』 愛する息子は渡さない! 魔法使いに逆らった男の一言から始まる苛酷な運命の物語。 ■ゴーストシリーズ第三弾『ゴーストソング』 悪に立ち向かう見習い魔法使いは、世界と自分を救えるのか? 鮮烈で苛酷な闘いの物語、ついに完結。
フロリダに住む孤独な少年ジェイコブ。彼の唯一の理解者が、古い写真とともに「おとぎ話」を聞かせてくれた祖父だった。ある日、祖父が「何か」に襲われ、凄惨な死を遂げる。ジェイコブは彼の最期の言葉に従い、ウェールズの島を訪れる。そこには「おとぎ話」通りに“同じ時間”を生きる奇妙なこどもたちと不思議な女性ミス・ペレグリンがいた。
ウェールズにある小さな島で、不思議な力を持つこどもたちと時間を操る女性ミス・ペレグリンに出会ったジェイコブ。彼女たちとの楽しい“時間”の中で、祖父もこの不思議な世界「ループ」で暮らし、愛を育んでいたことを知る。そして自分に「力」があることもー。そんな彼の背後に、祖父を殺したものと同じ黒い影が忍び寄っていた。
ノーベル文学賞作家の不朽の名作を新訳で ジャングルの動物に育てられた少年モーグリの冒険譚。映画化も進行中の、ノーベル文学賞作家の不朽の名作がみずみずしい新訳で蘇る。
絵本、童話、児童文学の作家が、本に込めた思いから創作秘話まで語りつくしました!JBBY日本国際児童図書評議会、創立40周年記念出版。
すぐれたマガジニストにして、天才的な詩人、短編小説の名手、E・A・ポーの怪奇ゴシック風味のファンタジーと詩を端正な読みやすい新訳と現代にふさわしいイラストで贈る。「告げ口心臓」「楕円形の肖像画」「アナベル・リー」「赤死病の仮面」を収録。
すぐれたマガジニストにして、天才的な詩人、短編小説の名手、E・A・ポーの怪奇ゴシック風味のファンタジーと詩を端正な読みやすい新訳と現代にふさわしいイラストで贈る。第2集は「ひょこ蛙」「鴉」「黒猫」を収録。
あるパーティで出会った、冴えない男ストリックランド。ロンドンで、仕事、家庭と何不自由ない暮らしを送っていた彼がある日、忽然と行方をくらませたという。パリで再会した彼の口から真相を聞いたとき、私は耳を疑った。四十をすぎた男が、すべてを捨てて挑んだこととはーー。ある天才画家の情熱の生涯を描き、正気と狂気が混在する人間の本質に迫る、歴史的大ベストセラーの新訳。
プレンティス総統率いるアスク隊に入れられたトッド。ミストレス・コイル率いる反政府組織のアンサー部隊に加わったヴァイオラ。想い合うふたりは、心ならずも敵同士の集団に属することになってしまった。すれ違う心、届かぬ叫び…。だがそんな人間同士の争いを飲みこまんばかりの大軍が、ニュー・プレンティスタウンに迫っていた。虐げられていた土着の生き物スパクルがついに蜂起したのだ。このままではすべての人間の存在が危うくなる!第一部『心のナイフ』でガーディアン賞、第二部『問う者、答える者』でコスタ賞、そして本作でカーネギー賞と、三大タイトルを独占したYA文学の金字塔。