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アンテーロ・デ・ケンタルの全ソネット集アンテーロ・デ・ケンタルの全ソネット集

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2023年11月30日 発売

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カモインス以後のポルトガル最大の詩人、アンテーロの全ソネット集、本邦初訳。 19 世紀後半、ポルトガルの革命的知識人として知られる一方、現在も「聖アンテーロ」と敬愛されるアンテーロ・デ・ケンタルの、詩人としての天賦の才に光を当てる。 詩作の集大成『全ソネット集』完訳に加え、彼の生涯をたどり、思想の深淵に迫る「アンテーロ・デ・ケンタルの風景」も収録。 アンテーロ・デ・ケンタルの全ソネット集  オリヴェイラ・マルティンスによる序文   拾遺詩集  全ソネット集(1860-1862)  全ソネット集(1862-1866)  全ソネット集(1864-1874)  全ソネット集(1874-1880)  全ソネット集(1880-1884) アンテーロ・デ・ケンタルの風景ーおよびその生涯と思想に関する考察  プロローグ  第1 章 詩人としてのアンテーロ・デ・ケンタル  第2 章 アンテーロをソネットへと導いたもの  第3 章 サウダーデ  第4 章 アンテーロにおけるソネットの意味  第5 章 アンテーロのソネット(第1 期)  第6 章 コインブラ時代  第7 章 カジノ民主講演会ーアンテーロにおける「革命」の定義  第8 章 アンテーロとテイシェイラ・デ・パスコアイス、あるいはサウダーデの系譜  第9 章 アンテーロにおける理性と感情の相剋  第10 章 アンテーロのソネット(第4 期)-「合理的な、実証的な、社会的な詩は存在可能か? 現代、人間は詩的存在たりえるか?」  第11 章 ヴィラ・デ・コンデ時代  第12 章 結論、あるいは宇宙の法則としての「善」  エピローグー聖アンテーロ  年譜

夢の扉夢の扉

むかし澁澤龍彦と多田智満子を経由してシュオッブを識った。「睡れる市」「大地炎上」の眠りと滅び、ほの暗い架空世界の有り様はその後ながく私の創作の指標となった。シュオッブの名を密かに識る者は幸いである。その名は書物の森のもっとも秘密めく径の最奥手、ポオやボルヘスやコルタサルやーーの隆々たる奥津城が火影を伸ばすあたりの行き止まりにある。(山尾悠子) 空前絶後の豪華翻訳陣による、マルセル・シュオッブの絢爛たる幻想短篇20数編。 初の単行本化となる渡辺一夫訳の『架空の伝記』をはじめ、上田敏、堀口大學、日夏耿之介、日影丈吉、澁澤龍彥、種村季弘ほか12人の訳者。 バルビエやジョルジュ・ド・フールのカラー装画ほか、挿絵も多数収録した豪華愛蔵版。 【目次】 絵師パオロ・ウッチェロ  渡辺一夫訳 犬儒哲人クラテース  渡辺一夫訳 神となつたエンペドクレス  渡辺一夫訳 小説家ペトロニウス  渡辺一夫訳 土占師スフラア  矢野目源一訳 大地炎上  矢野目源一訳 モッフレエヌの魔宴  矢野目源一訳 卵物語  矢野目源一訳 尊者  矢野目源一訳 081号列車  鈴木信太郎訳 黄金仮面の王  松室三郎訳 骸骨  青柳瑞穂訳 木乃伊つくる女  日影丈吉訳 ミレーの女達  日影丈吉訳 睡れる市  日影丈吉訳 吸血鳥  種村季弘訳 浮浪学生の話  上田敏訳 遊行僧の話  堀口大學訳 癩病やみの話  上田敏訳 法王の祈禱  上田敏訳 三人の子供の話  山内義雄訳 三人童子の話  日夏耿之介訳 エンペドクレス(抄)  澁澤龍彦訳 パオロ・ウッチェロ(抄)  澁澤龍彦訳 解題 絵師パオロ・ウッチェロ  渡辺一夫訳 犬儒哲人クラテース  渡辺一夫訳 神となつたエンペドクレス  渡辺一夫訳 小説家ペトロニウス  渡辺一夫訳 土占師スフラア  矢野目源一訳 大地炎上  矢野目源一訳 モッフレエヌの魔宴  矢野目源一訳 卵物語  矢野目源一訳 尊者  矢野目源一訳 081号列車  鈴木信太郎訳 黄金仮面の王  松室三郎訳 骸骨  青柳瑞穂訳 木乃伊つくる女  日影丈吉訳 ミレーの女達  日影丈吉訳 睡れる市  日影丈吉訳 吸血鳥  種村季弘訳 浮浪学生の話  上田敏訳 遊行僧の話  堀口大學訳 癩病やみの話  上田敏訳 法王の祈禱  上田敏訳 三人の子供の話  山内義雄訳 三人童子の話  日夏耿之介訳 エンペドクレス(抄)  澁澤龍彦訳 パオロ・ウッチェロ(抄)  澁澤龍彦訳 解題

大仏ホテルの幽霊大仏ホテルの幽霊

物語の舞台は、1950年代後半、朝鮮戦争の傷跡が生々しく残る、朝鮮初の西洋式「大仏ホテル」。朝鮮半島に外国人が押し寄せた時代に仁川に建てられた実在のホテルである。 アメリカ軍の無差別爆撃で家族を亡くしたチ・ヨンヒョンは仁川の港で泊まり客を大仏ホテルに案内する仕事をしていた。雇い主は同い歳のコ・ヨンジュだ。ヨンジュは苦労して英語を習得し、大仏ホテルの後身である中華楼での通訳を経て、再オープンした大仏ホテルの管理を任される一方で、アメリカ行きを虎視眈々と狙う。中華楼の料理人のルェ・イハンは、韓国人からヘイトの対象とされる華僑の一族のひとり。かつて栄華を誇った大仏ホテルも、今や中華楼三階の客室三室とホールだけの営業となった。悪霊に取り憑かれていると噂される大仏ホテルに、ある日、シャーリイ・ジャクスンがチェックイン。エミリー・ブロンテも姿を現し、運命の歯車が回りだす。 伝播する憎しみ、恨み、運命を変えたい人々、叶えたい想い……。スリリングな展開と繊細 な心理描写によって、韓国社会の通奏底音である「恨(ハン)」を描ききり、最後は大きな感動に包まれる、著者の新境地。

家政婦がシンデレラになる夜家政婦がシンデレラになる夜

伯爵に選ばれてシンデレラに。 でも魔法が解けたら、ただの家政婦。 家政婦のキャリーは人生のどん底で雇ってもらってから、 4年間、リンデン伯爵マッシモに忠実に仕えてきた。 すべての女性にとって憧れの的である伯爵をひそかに想いながらも、 彼の華やかな恋人たちに嫉妬する資格は自分にはないと思っていた。 ある日、彼女はマッシモから舞踏会への同行を頼まれる。 給仕や後片づけをするのが仕事の私が、着飾って伯爵と舞踏会へ? マッシモの指示によってキャリーは美しいドレスや宝石を身につけ、 夢の一夜を経験した。そのうえ彼に誘惑されて、身を任せてしまう。 甘い日々はそれからも続いたーーキャリーが双子を身ごもるまでは。 ヒロインは、ヒーローが同じ女性とは二度とベッドをともにしないのを知っていました。なぜかヒロインは何週間も彼の恋人でいられますが、妊娠したとき、子供を一人で産んで育てる決心をします。恋人から家政婦に戻り、今までどおり働くことになるとしても。

シチリア富豪の麗しき生け贄シチリア富豪の麗しき生け贄

本物の妻になるか、城の囚われ人になるか。 清らかな花嫁は冷徹な夫に迫られた。 最愛の父を亡くし、途方に暮れていた18歳のクロエ。 頼れる人は富豪のラオしかおらず、居城のあるシチリアに飛ぶと、 彼は書類上の結婚という形でクロエを守ると約束してくれた。 ラオの庇護の下、彼女はロンドンで自立の道を探す猶予を得たが、 5年後、突然ラオから呼び出され、再びシチリアへと赴いた。 ついに名ばかりの結婚の解消を言い渡されるんだわ……。 怯えるクロエはカリスマ的オーラを放つ富豪の言葉に耳を疑った。 「僕たちの結婚を本物にする時が来た。毎晩僕のベッドに入れ!」 彼女は承諾するしかなかったーー跡継ぎ作りのためだけと知りつつ。 昔ながらの方法で子供は4人以上もうけたいと言い放つシチリア富豪ヒーローに、純真なヒロインは胸を切り裂かれます。それでも受け入れたのは、ずっと前から痛いほどの憧れを彼に抱いていたから。ヒロインのけなげさが心を打つ、大人気作家C・クルーズの意欲作。

偽りの復縁偽りの復縁

誰にも心を開かない氷のような夫。 彼に愛されたいと願うのは愚かなの? 3年前、イザベルは秘書の代理として派遣された先で、 イタリア人侯爵で実業家のコンスタンティンに見初められた。 貧しい炭鉱の村で育ったイザベルとでは身分が違いすぎたが、 二人の情熱は激しく燃え上がり、彼女はやがて妊娠。 コンスタンティンは責任を取って結婚を申し込んだ。 だが、ほどなくして不幸にもイザベルは流産してしまう。 急によそよそしく冷淡になった夫に、彼女は言葉を失った。 大切な我が子が亡くなったというのに、なぜ平気でいられるの? 結局、あなたが愛情深く振る舞うのはベッドの上だけ── 傷心のイザベルは家を出るが、彼から復縁を打診されて……。 情感豊かな作風で人気のシャンテル・ショーが描く、夫婦再生ロマンスです。身分差を乗り越えてシンデレラ婚を果たしたヒロインでしたが、流産後に夫婦関係は冷えきり、離婚寸前に。夫から復縁を迫られたヒロインは、彼が抱えてきた秘密を初めて聞かされ……。

三人のホワイトクリスマス三人のホワイトクリスマス

天涯孤独のシンデレラ。 ついに見つけた幸せは、儚い幻なの? 生後すぐに捨てられて施設で育った看護師のエマにとって、 クリスマスは独りで自宅で過ごすのが常だった。 ある日、町へ買い物に出かけた彼女は、 容姿端麗な新任ドクターのダニエルに出くわした。 親を亡くした幼い姪を引き取って育てている彼は、 エマの身の上を知り、クリスマスを一緒に過ごそうと提案してきた。 看護師たちがこぞって憧れる彼と特別な時間を過ごせるなんて! 人生で初の幸せなクリスマス。そのまま自然と二人は結ばれた。 ところが翌朝出勤すると、入院患者の指輪がないと大騒ぎになっていて、 エマが犯人扱いされてしまうーーそして、ダニエルからも疑われ……。 親を知らぬ身寄りのないヒロインと、親を事故で亡くしたばかりの姪を引き取って育てているヒーロー。それぞれ心に傷を抱えた者たちが出逢い、クリスマスという一年で最も特別な時間を分かち合うーーロマンスの名手ジェニファー・テイラーが贈る、温かな感動作!

初恋の夢のあとで初恋の夢のあとで

わたしの愛する一人息子は、 初恋のあの人と同じ目をしている……。 身代が傾いたシャーロットの一族の屋敷を買い取ったのが、 かつて愛を捧げた恋人ローハンと知り、彼女は打ちのめされた。 シャーロットの兄が川で溺れて亡くなったあと、 兄と一緒にいたローハンは責めを負って、追われるように町を出ていった。 その彼が、幾年もの年月を経て今、大富豪となって再び彼女の前に現れた。 「これはわたしへの仕返しなの、ローハン?」 あまりの衝撃に気が遠くなり、その場に倒れ込んだシャーロットは、 彼の強くたくましい腕に抱え上げられたことにも気づかなかった。 ただ、ローハンに知られることが怖かったーー7歳になる息子が、 彼と同じブルーダイヤモンドのような瞳をしていることを……。 眉目秀麗にして頭脳明晰、出世頭になると目されていたローハンが大物となって町に帰ってきた、その本当の目的とは? 2022年に惜しまれながらこの世を去った大作家マーガレット・ウェイが書き上げた上質なシークレットベビー・メロドラマをご堪能ください!

恋をするのが怖い恋をするのが怖い

彼を思い出さないと決めたのに、 夢に見るのは彼のことばかり……。 うぶなベスは恋人と信じていた男性の手酷い裏切りに傷つき、 傷心を癒やそうと、世界でいちばん美しい街プラハへ旅立った。 自身の店に並べるクリスタルを買いつける旅でもあるため、 現地で出逢ったギリシア神のごとき美男子アレックスに通訳を頼むことに。 「ベス、ぼくはどうやらきみに恋をしてしまったらしい」 あるとき彼から言われて、ベスは極度の男性不信に陥っていながらも、 優しくて知的な彼に急速に惹かれ、とうとう枕を交わしてしまう。 でも、アレックスに本気で恋をしたって、どうせまた傷つくだけ……。 臆病になるあまり、ベスは彼に愛の存在をきっぱりと否定し、帰国した。 数週間後に、後悔の嵐に襲われることになるとも知らずーー 中世の面影を残す町ライ・オン・アバートンに住む女性たちのロマンスを描いた4部作〈美しき報復〉の第3話をお贈りします。恋心と疑念が交錯して、悲しいほど空回りしてしまうベスの恋の行方は?

公爵に恋した身代わり花嫁公爵に恋した身代わり花嫁

愛が深まるほど、言えなくなるーー 本当の私は、貧しい孤児だということを。 ロージーは早くに両親を亡くして貧するしかない身だったところを、 資産家の娘で親友のアラベラに救われ、居候させてもらっていた。 今、アラベラが意に反して結婚させられそうになっていると知り、 恩返しをしようと、ロージーは身代わりになることを決意する。 “アラベラ”に扮した彼女が花婿候補の公爵アレグザンダーに会い、 奇行を演じて嫌われることで、縁談を台なしにする計画だ。 だが、強欲で鼻持ちならないはずの公爵は実際、ハンサムで高潔だった。 心ならずも惹かれ、彼につい唇を許してしまったロージーはしかし、 自分が本当はアラベラではないことを言い出せなかった。 しかも、元婚約者に騙された経験のある公爵は、嘘が何より嫌いで……。 本作で日本デビューを飾るエヴァ・シェパードは、ヴィクトリア朝時代の英国に造詣が深いヒストリカル作家。ロンドンのリッツやハロッズやサヴォイなどの華やかな雰囲気と、古い公爵領の美しさが堪能できる、ロマンティックさ満点のシンデレラストーリーです!

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