小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

百五十年秘めた愛百五十年秘めた愛

一族に伝わるダイヤモンドは、 150年間、恋の成就を待っていた。 スカイは闘病中の母に代わり、祖父の葬儀に参列した。 祖父とは、母が17歳で家を追い出されたきり、会ったこともなかった。 だが遺言で、広大な館とダイヤのネックレスが遺されたことがわかる。 ただし、そのネックレスは150年以上も前から行方不明で、 2カ月以内に見つけないと遺産はすべて寄付されてしまうという。 スカイは遺産を相続して母の治療費に充てようと、 ネックレスを捜す決心をし、手がかりの人物に会いに行く。 ブノワ・シャランダールは、若き富豪でプレイボーイのようだが、 スカイはまさか彼を愛することになるとは思いもしなかった。 ましてや、自分たちが150年前の悲恋を繰り返すことになるなんて。 ピッパ・ロスコーによる壮大な愛のサーガをお贈りします。150年前のソームズ家とシャランダール家の祖先のように、スカイたちも運命に導かれるように恋に落ちていきます。はたしてダイヤモンドはどこに? 続くスカイの妹たちの物語も併せてお楽しみください。

公爵への二度目の初恋公爵への二度目の初恋

忘れられなかった初恋の人に、 妻をあてがう立場となって再会しーー 結婚仲介人として生計を立てるアメリアは、 新しい顧客である美しい令嬢を連れて、舞踏会に出席した。 そこで彼女は独身主義者と悪名高いストーン公爵と再会する。 社交界デビューの年、アメリアは彼にひと目で惹かれたが、 ひどく冷たくあしらわれ、初恋は無様に砕け散ったのだった。 あの公爵も、ついに花嫁を探すことにしたということ? アメリアが顧客の令嬢を紹介すると、意外にも彼はとても優しく、 その紳士的な態度はお目付役のアメリアに対しても同様だった。 公爵は令嬢を気に入っているようだわ……。喜ぶべきことなのに、 なぜか彼と目が合うたび、その熱いまなざしに心がざわめきーー。 アメリアがストーン公爵に手ひどい失恋をしてから数年。再会時、公爵は彼女を覚えてすらいませんでした。顧客の幸せを願い、公爵との結婚を後押ししようとするアメリアですが、それが実現しそうになったとき、まだ自分が公爵を愛していることに気づくのです。

麗しの貴婦人と介添えの娘麗しの貴婦人と介添えの娘

目の見えないあなたに、純潔を捧げた。 かつてあなたの許嫁でしたと言えぬまま。 エリザベスは夜会で魅力的なサー・リチャードに再会し、言葉を失った。 親に決められて、少女の頃から密かに憧れる彼の許嫁となったが、 16歳のとき、彼に愛されていないことを知って結婚を断ったのだ。 今、麗しい淑女に変身したエリザベスに、彼は目を奪われている。 けれど、彼女の心は喜びよりも、不安でいっぱいだった。 じつは1年前、軍人の看護をしていたとき、偶然彼と出会っていた。 傷ついて一時的に視力を失ったリチャードに素性を隠したまま尽くし、 救いを求める彼の腕を拒めず枕を交わしたのだったーー ああ、どうか今あなたの目の前にいる私が、 あの愚かな看護師“メアリー”だと、気づかないでください……。 引っ込み思案で冴えない少女だったエリザベスは、かつてリチャードが自分よりも美しい姉のほうに惹かれているのを知って傷つき、身を引いたのでした。それでも彼への愛は消えず、誰に知られることなく想いを遂げたはずが……まさか再会する運命だったとは!

記憶をなくしたシンデレラ記憶をなくしたシンデレラ

身ごもった夜の出来事を、 すべて忘れてしまったなんて……。 考古学博士のエヴァは、一人旅の途中で事故に遭い、 目覚めたときには1週間分の記憶を失っていた。 そして2カ月後、自分が妊娠していることに気づいたーー 美しいドレスを着て舞踏会に出席した自分の写真以外、 小さな命を授かった一夜の手掛かりは何も残っていないというのに。 まったく自分らしくない行動とその結果に戸惑いながらも、 エヴァは子どもを独りで産み育てる決心をした。 そんなある日、エヴァが歴史ある子爵邸で発掘の指揮を執っていると、 実家に立ち寄ったというすばらしく魅惑的な男性ハリーが現れた。 彼はエヴァを見ると顔色を変え、傲慢ともいえる態度をとって……。 素知らぬ顔で挨拶したエヴァを、ただの尻軽女だったのだと軽蔑するハリー。しかし彼女が記憶を失い、さらには妊娠していると知り、なんとかして恋に落ちた夜の記憶を呼び覚まそうと試みますが……。せつなくもドラマチックなすれ違いロマンスをお楽しみください!

白衣の下の片思い白衣の下の片思い

忘れたかった、哀しい片恋。 でも心は、忘れていなかった……。 「町の向こう側の子か。御用聞き用の出入り口を使うべきだ」 仕立ての仕事をする母の使いでメリック邸を訪れたマーゴの胸に、 密かに憧れていたジョーダンの言葉が突き刺さった。 裕福な家に生まれた彼と、そうでない自分ーー それを痛烈に意識させられ、17歳のマーゴの心は深く傷ついた。 注文の品を届けに来ただけなのに、こんなふうに言われるなんて……。 彼女の淡い恋はその日、無残に砕け散ったのだった。 ところが7年後、看護師となったマーゴに皮肉な運命が降りかかる。 以前よりはるかに魅力を増したジョーダン・メリックが、 彼女の働く病院に、上級外科医としてやってきたのだ! かつてジョーダンに純真な恋心を踏みにじられたマーゴは、いまだに痛む心の傷を隠すように、そっけない態度をとろうと努めます。けれどもジョーダンの補佐をするうち、有能な彼を尊敬し始め……。Y・ウィタルが描く、甘酸っぱくて切ないシンデレラ・ストーリー!

スター作家傑作選〜始まりのシンデレラ〜スター作家傑作選〜始まりのシンデレラ〜

年金暮らしの両親のため、少しでも家計の助けになればと、診療所の受付係として働き始めたマチルダ。雇主のドクター・ラヴェルは魅力的な男性だったが、彼女は思った。母にさえ不器量と言われる私では彼を惹きつけられない。だから、この想いは隠そう、と。案の定、ドクターは地味な受付係などまるで見えない様子で…(『片思いの日々』)。ローレンは自らの運転中に事故で愛娘を失って以来、心が塞ぎ、すれ違いから会社社長の夫ザックと別居。でも、まだ彼を愛していた。心から。本当の別れを考えては切なさに胸を締めつけられるローレンだったが、ある日、突然弁護士に呼ばれて事務所に赴くと、ザックと鉢合わせした。まさか、とうとう彼は離婚を決意したの…?(『星降る夜の奇跡』)。故郷を離れてシカゴで孤独に暮らすクリスティのもとに、匿名で薔薇の花束とメッセージが届いた。ストーカーの影におびえていた彼女は警察に通報するが、駆けつけた刑事の姿を見て、思わず目を疑った。なんとそこには、かつて彼女が初めて恋し、破れた相手スコットが、すっかりたくましい大人の男性となって立っていたのだ!(『危険な薔薇』)。新たな人生をつかむシンデレラたちの感動ロマンス!

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