小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

ガラスの靴を捨てた花嫁ガラスの靴を捨てた花嫁

たとえ彼が名付けなくても、 その心に宿る温かい感情は間違いなく、愛。 ロンドン郊外で小学校教員として働きながら娘を育てるグウェン。 ある日、学校の式典に現れた黒髪の逞しい来賓を見て仰天した。 リオ? なぜ彼がここにいるの? スペインの富裕な実業家、 リオ・バルダレスこそ、3年前別れたきりの娘の父親。 ゴージャスな彼に出会ってすぐ心奪われ、情熱を分かち合った。 だが彼が欲しいのは戯れの恋だけと思い知らされ、姿を消した。 恋心を封印し、やがて気づいた妊娠も報せることなくーー。 なのに娘を託児所から引き取るところを、彼に見られてしまった! 「その子は……僕の子供だな」死刑宣告のような声が響いた。 まさか、仕返しにこの子を私から取りあげるつもりでは? 偶然再会した、ヒロインと自分によく似た幼子を見て驚嘆するヒーロー。彼は二人をスペインの瀟洒な別荘に連れていきますが……。純真無垢なヒロイン像が大人気のスター作家、キム・ローレンスが綴る、感動のシークレットベビー物語!

薬指は愛を知らぬまま薬指は愛を知らぬまま

誕生日もクリスマスも独りぼっち。 もう一生恋はできないと思っていた……。 結婚直後、病に倒れた夫を失ってから2年間、 ステイシアはずっと悲しみにくれる孤独な日々を送っていた。 心配した兄から誕生日にプレゼントされた2週間の旅で、 兄の友人のギリシア富豪ロベルトに出会ったのは偶然だろうか。 普段なら、顔を合わせても冷ややかで他人行儀なだけなのに、 旅行中の彼はよく笑い、意外な一面にステイシアは目を奪われた。 それに、ハンサムなロベルトに熱い視線を注がれると胸が高鳴った。 だが、ステイシアは想像もしていなかった。 祖母が連れてきた見合い相手たちをかわしたいロベルトのために、 自分が結婚指輪をはずした指に、彼の提案で婚約指輪をつけるとは。 今作の邦題はHQ公式ツイッターの投票により決定しました! 好評いただいた『ギリシア富豪の完璧な人生』『聖母と星月夜のキス』の関連作です。旅が終われば、偽りの婚約も終わる。たとえ、ヒロインのヒーローへの想いだけは本物だったとしても……。

不実な貴公子と最後の花嫁不実な貴公子と最後の花嫁

子爵家のはぐれ者の素顔は、 あまりにも気高く、哀しかった。 放蕩貴族のふりをして、彼は命がけで祖国を守っていたというの? 悪名高い遊び人ジェームズの秘密を偶然耳にしたロイナはうろたえた。 ロイナが住み込みで働く屋敷に負傷したジェームズが運び込まれ、 悪魔のようにハンサムな彼が夜ごと夢に現れだした矢先の出来事だった。 話を聞かれたと気づき、ジェームズはロイナの寝室に現れたーー 人目を忍んで、屋敷じゅうが寝静まった真夜中に。 ところが、寄り添って話すふたりの眼下で人影が動き、 ジェームズは険しい表情でロイナに告げた。 「ぼくのせいで、きみの身にも危険が迫っているらしい。 ぼくたちは結婚しなければならないーーきみの命を守るためにも」 横暴な夫の死後も姑に支配されて苦しんできたロイナは、ジェームズの求婚を即座に断ります。しかし、彼の巧みな誘惑には抗う術もなく……。『家政婦と不機嫌な子爵』『侯爵と男装のシンデレラ』『疎遠の妻と憂いの領主』関連作、心とろける魅惑のフィナーレ!

誘惑のドレスに隠した無垢誘惑のドレスに隠した無垢

あらゆる罪も喜びも知り尽くした彼こそが、 世継ぎの父親にふさわしい。 まだ恋も知らない若き女王アストリッドは、父の死後、 世継ぎを待ち望む家臣たちに結婚を急かされていた。 ある日、雑誌で中世の略奪者さながらの野性的な風貌の男性、 イタリアの放蕩富豪マウロ・ビアンキを見て、国に伝わる 秘法の行使を思い立つ。“宿した世継ぎに父親はいないーー そう宣言すれば女王の地位は守られる” 身分を隠し、生まれて初めて着るセクシーなドレス姿で ひそかにマウロのクラブ〈氷の宮殿〉を訪ねたアストリッドは、 黒曜石のような瞳の彼と目が合った瞬間、全身に電流が走った。 純潔であることをひた隠し、やがてマウロと体を重ねるが……。 無垢なヒロインが宿した世継ぎの秘密の父親は、“女性にありえないほどの喜びを与える達人”。メイシー・イエーツらしい大胆な発想力と生き生きとした表現力が光る、情熱の初恋物語。世にもセクシーなプレイボーイとのスリリングな誘惑シーンにご注目!

十八年後の奇跡十八年後の奇跡

この腕に抱いた幼子の温もりは、 片時も忘れたことがなかった。 ローズは17歳で、生まれたばかりのダニエルを養子に出した。 初めて愛した相手には去られ、両親にも見捨てられて、 彼女は独り、ロンドンに出て、息子のダニエルを産んだのだった。 息子とのつらい涙の別れの後、ローズは看護師として自立した。 それから18年、彼女に奇跡のような再会の機会が訪れた。 ダニエルの養父であるオーウェンに呼び出されたのだ。 会ってみると、オーウェンは荒削りだがハンサムな男性だった。 養母を亡くして失意の息子が、生母に会いたがっているという。 すぐにも会わせてほしいと懇願するローズに、オーウェンはしかし、 息子に近づかせまいと、金を渡して引き下がらせようとして……。 2017年に惜しまれつつこの世を去ったロマンス小説家ジェニファー・テイラー。作家と生前に親交のあった泉智子氏が翻訳を手がけた本作は、やむなき事情で手放したわが子を想うヒロインと、その子を守ろうとするヒーローの出逢いと深い愛を描く感動ロマンスです。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP