小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

貴公子と秘密の花園で貴公子と秘密の花園で

本当ならドレス姿で踊る側なのに、 裏方になったシンデレラは……。 エミリアは両親の離婚後、父が再婚した継母や義姉との生活になじめず、 16歳で家を出て独りで生きてきた。ある日、親友と立ちあげた会社に 地中海を望む、さる公国の大舞踏会の仕事が舞い込んだ。 さっそくエミリアは現地へ飛び、宮殿の屋根裏に滞在しながら、 地下室のオフィスで3週間後に迫る舞踏会の準備をすることになった。 あるとき中庭に足を踏み入れ、偶然出会ったランという名の美しい男性と 意気投合した彼女は、久しぶりに胸のときめきを感じて舞い上がった。 だがほどなく、ランの正体が、若き君主ローランだったことがわかる。 ああ、なんてこと! 彼が大公なら、年内に婚約すると言われているーー そのお相手の最有力候補は、エミリアの疎遠の義姉、ベラだった。 ローランが国の繁栄のため富豪令嬢のベラと政略結婚するつもりでいるのは事実でした。大公しか入れない秘密の庭園の扉がたまたま開いていたことで、エミリアはローランと出会い、禁断の恋心を抱いてしまいますが……。『秘書はかりそめの花嫁』の関連作です。

ガラスの靴を拾った大富豪ガラスの靴を拾った大富豪

朝の光が映し出した一夜の恋人の姿。 それは、私を蔑む大富豪だった……。 イゾベルがシカゴの上流社会のパーティに潜りこんだのには訳があった。 レジ係の給金では2歳の息子をとても育てていけないため、 富豪である亡き夫の両親に経済的援助を頼もうと思っていたのだ。 ところが街が大停電に陥り、イゾベルは暗闇で一人の男性と出会う。 顔の見えないなか、心と心で会話をするうち、いつしか気持ちが高まり、 二人は情熱を交わす寸前でそのまま寝入ってしまった。 翌朝、イゾベルは相手の正体を知って愕然とし、逃げ出したーー 彼が億万長者で亡き夫と兄弟同然に育った、ダリウスだったなんて……。 亡き夫が自らの不品行を隠すためについた嘘を信じ、イゾベルを蔑む男だ。 だが後日、ダリウスは彼女の貧しい住まいを訪ね、結婚を持ちかけた! ダリウスは親友の忘れ形見のために求婚し、イゾベルも名目だけの関係ーーつまり、ベッドは別という条件で承諾します。けれども、ダリウスの琥珀色の瞳がなぜか一瞬熱く燃えたように見えて……。USAトゥデイのベストセラー作家N・シモーン、日本初上陸!

名もなき花の恋名もなき花の恋

愛する喜び、愛される幸せを 教えてくれた、情熱の大富豪。 恋に臆病なロンドンは、社交界のパーティに出席した夜、 黒髪に碧眼のゴージャスな男性に声をかけられた。 彼の名はハリソン・クロスビー。黙っていても女性が寄ってくる大富豪。 ハリソンは女好きで、1年以上同じ人と続いたことはないと噂されている。 落ち着いて誠実な男性を好もしく思うロンドンは警戒するが、 今夜の彼は洗練された紳士そのもので、心惹かれずにはいられなかった。 しかし、ロンドンがイベントの仕事をしていると知ったハリソンから、 兄の誕生会を企画してほしいと言われ、彼女はためらった。 実は、人に頼まれて彼の兄を秘密裏に追跡するためにここへ来ていたから。 それをハリソンに知られたら終わり。私は、いったいどうすれば……? 関連作『忍び愛のシンデレラ』に続き、チャールストン社交界の傲慢な有力者から酷い扱いを受けた女性たちが大集結! 力を合わせて傷心を乗り越えようとしますが、ロンドンは仲間の女性を一方的に離縁した男を追ううち、いつしかその弟と想定外の恋におち……。

シチリア大富豪の忘れ形見シチリア大富豪の忘れ形見

シングルマザーのクリスティンは、これ以上ないほど困窮していた。 働きづめのせいで、3歳の息子ニコから笑顔も消えてしまった。 もうどうしようもない。私のプライドなど捨てて、 ニコの父親に会いに行き、あなたには息子がいると伝えよう。 かつての恋人、シチリアの大富豪セルジオは子どもを望まなかったが、 すこしの間だけでもいい、息子への援助をお願いしなければ……。 けれどそう決意した矢先、新聞でセルジオが婚約間近だと知る。 いてもたってもいられず、彼女は婚約発表のパーティ会場に駆けつけた。 彼は伯爵令嬢と結婚しようとしているーー息子の存在も知らないまま。 クリスティンは、思わずセルジオに駆け寄っていた。 なんとかセルジオと話すことができたクリスティンでしたが、あの頃よりさらに魅力を増した彼に翻弄され、再び身を任せてしまいます。息子の存在を知った彼は、便宜的に結婚しようと言いだしますが、そこに愛がないのは明らかで……。

大富豪と置き去りの花嫁大富豪と置き去りの花嫁

形だけの夫婦はもう終わり。 会えば後ろ髪を引かれるけれどーー マッテオと結婚して3年、デイジーはもう耐えられなかった。 彼が、食堂のウエイトレスだった地味なデイジーを拾って妻にし、 ギリシアの小さな町に置き去りにしてから、ずっと会っていない。 そう、マッテオと私は書類の上だけの夫婦。 彼が余命わずかな祖父の会社を受け継ぐための契約結婚だった。 約束は2年のはず。だが祖父は生きながらえ、結婚は宙に浮いた。 いま、ついに契約解消を訴えたデイジーを前にして、 マッテオはかすかな動揺を瞳に浮かべつつも、尊大に言った。 「ぼくは決めた。ぼくたちの夫婦関係を……本物にする」 なぜ今になって? 結婚を公にもせず、私を無視してきたのに。 人気作家のケイト・ヒューイットがその実力をいかんなく発揮したドラマティックな夫婦ロマンス! 妻の顔さえ覚えていなかった夫は、3年の時を経て大人になった妻を見るに、たちまち手放すのが惜しくなり……。傲慢なプレイボーイ大富豪の変貌ぶりが見物です。

床磨きのサラの恋床磨きのサラの恋

苦労ばかりの人生の先には、 シンデレラストーリーが待っているの? 深夜のオフィスを掃除していたサラは最後に回った部屋で、 その大企業のCEO、ベン・ガーディナーにふいに声をかけられた。 彼は自社商品のために“普通”の女性の意見を聞きたいと言って、 彼女を三つ星レストランのディナーに連れ出した。 まさに平凡なサラにとって、それは夢のデートのようだった。 するとベンが、サラの意見をおもしろいと思ったのか、 1週間のミラノ視察に同行し、アドバイスしてほしいと言い出した。 報酬は1万ポンド。家族を養う身には願ってもないボーナスだ。 そして脳裏には、ミラノの街を寄り添って歩く二人の姿がーー 何考えてるの! 清掃員の私が大富豪の彼に似合うはずもないのに。 億万長者のベンは、女性とは1カ月以上の関係を持たないと言い切るほどのプレイボーイ。つらいことばかりを経験してきたサラは、彼の申し出がただの気まぐれとわかっていても、胸は自然とときめいて……。心温まるラブストーリーを、気鋭の作家がお届けします。

日陰の妹の白い秘密日陰の妹の白い秘密

彼を好きになっても将来はない。 だけど、好きな気持ちは増すばかり……。 ドリューは病に倒れた友人の代役として、ある親睦会に出席した。 そこででくわしたのは、兄の親友であり同僚でもある、 会社重役リードーーこれが生身の人間かと疑うほどの美貌を持つ男性だ。 彼とは、ドリューが十代の頃に会ったきりになっていたが、 体重を気にする冴えない少女だった彼女は、密かに恋をしていた。 当時は見向きもされなかったけれど、9年ぶりに会うリードは、 努力して見違えるほど魅力的になった彼女に熱い視線を注いできた。 「クリスティーナというのか。かわいい名前だ」 友人名義の名札を見てそう言った彼は、親友の妹と気づいていない。 なのにドリューは本名を告げられぬまま、彼の誘いに抗えずに……。 叶いそうもなかった長年の片想いが、今この瞬間だけでも花開くのなら……。親友の妹として扱われるより、情熱的な恋人関係を結びたいと思い、正体を隠したドリュー。この罪のない秘密が行き着く先は? 『始まりは秘密の接吻』『時計じかけの恋物語』の関連作。

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