出版社 : 講談社
5年間在籍したAランクパーティを離脱し、かつての教え子たちのパーティ『クローバー』に加入した赤魔道士のユーク。 『深淵の扉』の封印に成功した彼らが次に向かった先は、シルクの生まれ故郷であるヴィルムレン島だった。島に迫る重大な問題 を解決しようと行動する中、ユークたちが気付いたのは、『深淵の扉』の向こうに消えてしまったはずのルンが、まだ生きているかもしれないという可能性でーー!? コミカライズも絶賛連載中の大人気冒険ファンタジー第4弾、ここに開幕!!
【第27回大藪春彦賞受賞作】 恨むな。憎むな。あらゆる声へ耳を傾けよ。そしてーーとこしえの和をなせ。 時は戦国、北の大地。謎多きアイヌの壮年・シラウキが人喰いクマの襲撃から助けた少女はなんと、蠣崎氏当主の娘・稲姫だった。礼として居城に招かれるが、それが思わぬ和人とアイヌの戦の引き金を引いてしまう。 稲は己の無知が招いた惨状を目の当たりにして、和睦には自ら打って出ることを決意する。 一方シラウキも稲姫の姿に心打たれ、少年期の惨劇の清算を和睦へと託すのであった。無頼の女傑、女真族、恐山の怪僧……二人は心強い協力者とともに和睦の中人となりうる出羽国・安東氏のもとへ向かう。 果たして二人は、「とこしえの和」を実現することができるのか。 いま最も注目を集めるヒストリーテラーが贈る、乾坤一擲の本格歴史エンターテイメント。
ローベント家の若き当主・アルス。 転生者であるアルスは、「鑑定」という特別なスキルを使い 出自や年齢を問わず有能な人材を集め、重用していた。 その結果戦況を左右するほどの勢力となったローベント家だが、 アルスの力を危惧した敵方により暗殺者の凶刃を受けるも、 生命の危機から脱することができ、静養に努めていた。 そんな中で、スカウトし資金援助していたシン・セイマーロから 飛行船の開発に成功したと報せが入る。 それは、戦争のあり方を変えるすさまじい威力を発揮してーー!
トカゲ(母)仕込みの魔力で無双&無双&無双!!!!!!! 人里離れた山のなか、伝説の古竜を母に持つことで、 いつの間にか高度な魔法を使いこなす「最強の生物」になってしまったハダル。 山を下りて社会に適応するために、 人間たちの学園に通うことになった彼は、 将来、安定した仕事に就くために、 今日もたくさんのインターン先に赴く。 ハダルはその圧倒的な魔力を駆使して、 厄介なウイルスに対するワクチンを開発したり、 騎士団に対する戦術指導を委託されたりと、 革命的な実績をあげていく。 その実力と名声は王家にまで轟き、 いつしか彼は王家内にうごめく陰謀を解決することに……!? 「小説家になろう」で人気の無自覚系無双ファンタジー、 第2弾!
「僕だってリリカを守りたいんだ」 五歳で両親を亡くし、ルクレール公爵のウィルジアの屋敷で住み込みで働く使用人のリリカ。 なんでもこなせる万能メイドのリリカと、 隠れイケメン公爵ウィルジアの、平穏で楽しい日々。 しかし、リリカへの想いが、徐々に特別なものであることに気づき始めるウィルジア。 一方リリカも、ウィルジアのことを思い出す度に 胸が高鳴るようになってーー? リリカとウィルジアの関係性が少しずつ変わり始める大人気ファンタジー小説第2弾、開幕!
人生を物語に刻んで。 ロングセラー『掃除婦のための手引き書』(2020年本屋大賞翻訳小説部門第2位)、『すべての月、すべての年』に続く待望の短編集。 「彼女の書く文章はほかの誰とも似ていない。読むものの心を鷲づかみにして、五感を強く揺さぶる。読んだときは文字であったはずのものが、本を閉じて思い返すと、色彩や声や匂いをともなった「体験」に変わっている。(中略)まるで自分もそこにいて、それらを見、聞き、感じたような錯覚にとらわれる。それほどに、彼女の言葉の刻印力は強い。」(「訳者あとがき」より) 【目 次】 オルゴールつき化粧ボックス 夏のどこかで アンダード あるゴシック・ロマンス 塵は塵に 旅程表 リード通り、アルバカーキ 聖夜、テキサス 一九五六年 日干しレンガのブリキ屋根の家 霧の日 桜の花咲くころ 楽園の夕べ 幻の船 わたしの人生は開いた本 妻たち 聖夜、一九七四年 ポニー・バー、オークランド 娘たち 雨の日 われらが兄弟の守り手 ルーブルで迷子 陰 新月
みんなの恋愛をわたしは知らない。 芥川賞受賞のベストセラー『おいしいごはんが食べられますように』著者が放つ、最高の〈恋愛〉小説集。 あなたはどこまで共感できますか? ひと筋縄ではいかない5つの「恋」のかたち。 【収録作品】 「花束の夜」「お返し」「新しい恋愛」「あしたの待ち合わせ」「いくつも数える」
7年間小説を書けずにいる小説家ーー「私」は、目にとめた新聞広告に衝撃を受ける。そこには、「この本を書いた人を探しています」というフレーズと小説の一部が掲載されていた。その小説は、「私」がデビューする前に、誰にも知らせずに投稿していた作品だったのだ。事情を調べ始めた「私」は、謎の多い女性「イ・ユミ」に辿り着き、彼女の人生を追うことになる。 ある時は、キラキラした女子大生。ある時は、評判のいいピアノ教師。ある時は、センスのある大学講師。ある時は、優しい医師。またある時は、--。 虚像で塗り固めた幾重もの仮面の裏から徐々に表れる真実の素顔。
西尾維新がおくる青春怪異譚〈物語〉シリーズ、初となる短々編集! 初期三十三編に六つの書き下ろし短々編を加えた、三十九編の身近な物語! * “人の心など、僕にとっては暗闇だ。” 忘れたい過去の記憶に魘される千石撫子。 果てなき未来にいよいよ絶望する忍野忍。 カウンセリングを試みるのは死体人形・斧乃木余接! 「なでこパスト」/「しのぶフューチャー」 * これぞ現代の 怪異! 怪異! 怪異! 未来過去、語り遭えるのが、青春だ。 【収録作】 ひたぎブッフェ/まよいルーム/するがコート/なでこプール/つばさソング/ひたぎネック/かれんアームレッグ/つきひエターナル/しのぶハウス/つばさボード/まよいキャッスル/ひたぎコイン/なでこミラー/しのぶサイエンス/ひたぎフィギュア/ひたぎサラマンダー/ひたぎスローイング/するがパレス/よつぎフューチャー/おうぎトラベル/するがニート/ろうかゴッド/しのぶフィギュア/かれんブラッシング/つきひブラッシング/こよみヒストリー/よつぎストレス/人として/どうかして/そして/どうして/心して/まよいウェルカム/よつぎスノードーム/おうぎロードムービー/そだちペナルティ/しのぶトゥナイト/なでこパスト/しのぶフューチャー
やり残したことにケリをつけるのが、本当の終活だ。 年金暮らしの原夫妻。妻の礼子はいわゆる終活に熱心だが、夫の英太は「生きているうちに死の準備はしない」という主義だ。そんな英太があるきっかけから終活をしようと思い立つ。それは家族や他人のためではなく、自分の人生にケリをつけること。彼は周囲にあきれられながらも高校時代の純愛の相手に会うため動き始める。やがて、この終活が思わぬ事態を引き起こし──。 『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』『老害の人』に続く著者「高齢者小説」第5弾! 「そうそう!」「わかるわかる!」と本と会話をしているようです。 終活の考え方は、十人十色。「それでいいんだ!」「それが私の人生!」と思わせてくれ、高齢者を元気にする作品です。 ──泉ピン子 喋り屋稼業いつ店仕舞いを...なんて思いが過る頃、内館「老いの四部作」をたて続けに読んだ。私は別人となり、最期は「喋り死に」するまで生き切るぞ!と叫んだ。さあ新たな高齢者ライブ『迷惑な終活』の開演だ!お席に着いて下さい! ──古舘伊知郎
YouTube総登録者数100万人&再生回数9億回突破!! 【ハンドレッドノート公式小説】 眠り姫・恵美まどかが「記憶」を駆使して数々の謎を解く! 「答え合わせをしよう」 「だって仕事したくないんだもん」 恵美まどかは、見たもの全てを記憶する天才。 しかしこの世の何よりも寝ることが好きで、眠り姫とも呼ばれている。 恵美が事務所を抜け出し、喫茶店《ライム》で仮眠をとりながらサボっていると、少女がドアを開けて入ってきた。 亡くなった彼の事故の真相を調べていると言う。 恵美は《ライム》のマスター・康介に言われ、仕方なく少女の話を聞くがーー
「貴様は使用人としてゴミ以下だ!」 伯爵家で使用人として働いていた少年ガルドは、ある日、伯爵家から追放されてしまう。行くあてもないガルドは前世では通ったことのない魔法学校に入学することにした。 前世ーーガルドは史上最強の賢者だった! 世界最高峰の魔法学園の入学試験で、平民のガルドは中級魔法しか使えない貴族たちを凌駕し、最上級の魔法を扱い圧倒! 入学したガルドはその後も圧倒的な賢者の力で、闘技場でもダンジョンでも、あらゆる敵をなぎ倒し、学園で出会った美しい少女たち、ユリとサシャとともに学園生活を謳歌するーー。 最強賢者が無双する、シリウス×講談社ラノベ文庫異世界マンガ原作小説コンテスト受賞作!
伯爵令嬢であるリヴィアは、最近不思議な夢を見る。-とある戦場で敗れ、自分を庇って死んだ側近の部下の最期の瞬間に結婚の約束を交わすという夢ー起きた時には内容を覚えていないのだが。そんなある日、王宮にて催されたパーティーで、リヴィアは公爵家の跡取りにして騎士団長・クラウディオと出会った。その瞬間、すべての時間が巻き戻され、リヴィアは思い出す。…目の前のクラウディオが、ベアトリスと名乗っていた前世で結婚の約束を交わした側近・ルイスであったことを!戸惑うリヴィアであったが、前世の記憶を同様に持っていたクラウディオにすぐさま結婚を申し込まれ、さらに戸惑う。その後リヴィアの周辺には、前世からの転生者が多数いることが判明し、あまつさえ前世でのもうひとりの「婚約者」まで現れ、さらには前世の因縁から国を揺るがす大事件に巻き込まれてしまうのだが…!?時を超えても喪われない愛と縁が絡みあう、究極転生ラブストーリー登場!
最強種である「鬼族」の少女・リファの願いをうけて クリオス救援に向かう“ホライゾンの英雄”レインたち。 繰り返すスタンピードを鎮めるため、敵の本拠地に乗り込み 戦いを挑むなか、リファは行方不明の「兄」と出会ってしまう!? 仲間たちとの見事な連携で事件の黒幕である魔族を撃破し、 クリオスでも英雄となったレイン前に現れたのはーー 「私は、シフォン・ノクス。次代の勇者です」 「私、レインくんのファンなの!」 アリオスに代わり勇者に任命された、シフォンという女性剣士だった! そしてレインたちは、新勇者シフォンのパーティーとともに とある目的のため、東大陸のカグネという街を目指して旅立つ。 だがカグネには、大いなる陰謀と未知なる危機が待ち受けていて……!? 新勇者と出会った「勇者の血をひくビーストテイマー」レイン。 大切な仲間との絆が、物語がさらに深化していく待望の第9幕!
結婚して二年目。寡黙な夫に実は好かれていたわけじゃなかったと知ったその日、私は事故で命を失った…… という前世の記憶を思い出した、私・伯爵令嬢アメリア。 初めての夜会でいきなり銀髪の美形に腕を掴まれ……よく見れば、前世の夫!? 今世は関わらないでおこうと思ったのに、無表情で寡黙だった前世夫がグイグイ溺愛してきて!? ーーあまりのキャラ変に、私対応できませんっ! キャラ変・甘々・溺愛づくしの公爵令息(夫)と、あまりの溺愛に困惑し「無」を極めようとする伯爵令嬢(妻)。 ちょっと笑えて切なくて、そばにいる人を大切にしたくなるーー夫婦異世界転生ラブコメディ。
婚約者の裏切りをきっかけに辺境から王都に移った薬師・リーフ。 強大な力(無自覚)をもつ彼は、魔女・マーキュリーとの冒険者生活を満喫していた。 そんなある日、彼のもとにSランクの依頼が舞い込んでくる。 依頼人はなんとリーフの元婚約者のドクオーナとその夫で領主のオロカン! 内容は領地内でモンスターが大量発生しているから退治してほしいというものだった。 人々を助けるためモンスター退治は受けることにしたリーフだが、 素直にドクオーナとオロカンの言いなりになるつもりはなくーー!? 圧倒的な調剤スキルですべてを蹴散らす 辺境の薬師による無自覚無双、第2弾!!
「君が私を思い出せなくてもいい。ただそばにいてくれれば」 「!?(待って、確かに今世こそは恋人がほしいって言ったけど……)」 公爵令嬢のリーフェは、前世では「稀代の悪女」と恐れられ、生涯孤独だった記憶を持っている。 今世こそは幸せになりたいと願い、これまで力を封印して穏やかに暮らしてきたのに……記憶喪失になった婚約者を妹のアリアに奪われ、実家からも追い出されることに!? そこに現れたのは、隣国の皇太子・オリヴェル。 お互いの利害が一致し、地位も容姿も、すべてにおいてハイスペックな彼と偽装婚約をすることになったけれど、オリヴェルはまるでリーフェをずっと昔から知っているみたいに甘やかしてきてーー?
「私、才能ないのかな……」 彩音レイナは、ダンジョン配信者として活動している。 珍しいダンジョン食材+癒やしをコンセプトに料理配信をメインで行っていたが、 チャンネル登録者数は伸び悩んでいた。 そんなある日の帰り道。 レイナはダンジョン内でイレギュラーモンスターに襲われている別の配信者を目撃し、 登録者数が伸びないイライラから、そのモンスターをボコボコに殴り倒してしまう。 ーーが、この時レイナは知らなかった。 レイナが助けたのは、実はチャンネル登録者数80万を越えている 超人気の女性配信者であることを。 そしてレイナがモンスターを物理で殴り倒す様子が、 その配信者の生放送で全世界に配信されてしまっていたことをーー。 これは、一人の配信者の少女がネットで祭り上げられ、 朝起きたら伝説と化していたことから始まる ダンジョン冒険物語であるーー!!
5つの短編に待ち受ける、予想外の驚愕の結末! あなたはもう、以前の家族には戻れない。衝撃の令和の家族像。 「母という禍、家庭という地獄。 ひょっとして獄吏は自分自身なのかもしれない」 ーー中島京子(小説家) <崩壊する家族を描く、衝撃の連作短編集!> セメタリー ワンピース ビースト エスケープ アフェア <書評家も絶賛> 「よくぞこの全人類にとって厄介で気になりすぎる母という存在を描き切ってくれた。不謹慎なほどの面白さ!」--マライ・メントライン 「作者がエールを送っているのは、母という名の女性たちなのだ。母親という呪縛に囚われている、すべての女性たちなのだ」--吉田伸子 母と娘の関係性はたくさん書かれているが、これは、母とかつて母だったものとの物語だ。 アニメのような三世代家族から独立して家庭を持った青年が、コロナ禍の間に立て続けに身内が亡くなった実家に久々に帰る「セメタリー」、過労によるうつ病で医師の仕事をやめて離婚した兄から、その身を案じながら亡くなった母の一周忌を前に再婚の知らせが届く「ワンピース」、娘が嫁いで一人残された高齢女性が、やがてマンション内で鞘当てが起きるほどに華やかに変貌していくさまを管理人の目から見た「アフェア」など、「母」という名に隠された一人の女性としての“本当”の姿を描き出す、直木賞作家渾身の家族小説!