2016年8月発売
腐りきった世を変えてやる。前代未聞のたくらみを一本の六尺棒で。超絶クールな大傑作エンタテインメント。応仁の乱前夜、富める者の勝手し放題でかつてなく飢える者に溢れ返った京の都。ならず者の頭目ながら骨皮道賢は権力側に食い込んで市中警護役を任され、浮浪の徒・蓮田兵衛は、ひとり生き残った用心棒を兵法者に仕立てようとし、近江の古老に預けた。兵衛は飢民を糾合し、日本史に悪名を刻む企てを画策していた……。史実に基づく歴史巨篇。
1865年、ロンドンで出版された『不思議の国のアリス』。その今なお変わらない魅力と、それに触発された数々の翻案や派生作品を紹介します。原作誕生から現在まで、およそ150年の間に創作された多種多様な作品を、豊富なイラストやアートワーク、150点以上の美しい写真でビジュアルに解説。アリスファン全てにお贈りする、アリス「ビジュアル・ヒストリー」です。 本書の特色 ◆『不思議の国のアリス』誕生から150年の間に、その影響を受けて誕生した関連作品を紹介。アリスファン必読。 ◆絵画・演劇・映画・テレビ・アニメ・音楽・マンガ・ゲーム・アプリ・ファッション……、多種多彩な作品を網羅。 ◆カラー図版を豊富に収録。およそ150年にわたるアリス関連作品の最新「ビジュアルヒストリー」。 ◆『不思議の国のアリス』の魅力を様々な角度から解説。今なお新たな作品を生み続けるその原動力を探ります。 ◆作家・作品名索引付き。 第1章:アリスの背景 実在のアリス/覆された児童文学の概念/登場キャラクターのモデル/チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン『アリス』の生みの親 第2章:アリスのイラストレーターたち ジョン・テニエル/ラルフ・ステッドマン/ヘレン・オクセンバリー/グウィネッズ・ハドソン/ピーター・ブレイク/ほか。 第3章:舞台版アリス 『不思議の国のアリス ミュージカル版』1886〜1887/『不思議の国のアリス』2011/ほか。 第4章:映画版アリス 『不思議の国のアリス』1903/『ドリームチャイルド』1985/『アリス・イン・ワンダーランド』2010/ほか。 第5章:テレビ版アリス 『アリス』BBC 1965/『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ワンダーランド』ABCスタジオほか 2013〜2014/ほか。 第6章:アニメ版アリス 『アリスの不思議の国』1923/『不思議の国のアリス』1966/『アリス』1988/ほか。 第7章:アリスから生まれた本や音楽 アリスの派生作品/お勉強の国のアリス/コミック/子ども向けの本/アリスから生まれた音楽/クラシック音楽のアリス/ほか。 第8章:アリスにまつわるゲームやおもちゃ カードゲーム/チェスセット/ロール・プレイング・ゲーム/テレビゲーム/携帯型ゲーム/PCゲーム/アプリ/ほか。 第9章:現代世界とアリス ディズニーランドのアトラクション/ファッショナブルなアリス/アリスファンによる二次創作物/ほか。 索 引
一は弱い。誰だって弱い。だから群れを作る。これは群れから外れない様に必死に生きる僕達みんなの物語ですねーー大木伸夫(ACIDMAN) 十五年前、海斗は小学校の四階から飛び降りようとしていた。それを助けたミツルは「いままで友達ができたことがない」と言う。六年前、海斗は死んだ。ミツルは海斗との最後の約束を守るため動き出す。そして今、三咲が屈強な男に追い詰められたとき、怪しい二人に助けられる。 九月二十一日(1) 十五年前 九月二十一日(2) 七年前 九月二十一日(3) 六年前(1) 九月二十二日(1) 六年前(2) 九月二十二日(2) 三年前 九月二十二日(3) 一年前 九月二十二日(4) 半年前 九月二十二日(5) 三ヵ月前 二ヵ月前 九月二十三日 一ヵ月前 九月二十四日(1) 前日 九月二十四日(2) 六年前(3) 九月二十四日(3) 翌日 九月二十五日 一年後
ボリスとの再会で絵が奪われたことを知ったテオ。裏社会のルートを流れた絵を追い、キッツィとの結婚パーティーの最中、テオはボリスとともにアムステルダムへと飛んだ。流血と殺人、そして「独房監禁生活」…、テオの運命は1枚の名画とともに、ついに最終章へー運命は残酷だが、でたらめではない。「死」はつねに勝つが、ぼくたちはそれにひれ伏さなければならないわけではない。全世界絶賛、当代最高のストーリーテラーによる大長編、ついに最終巻。
プリンセスは結婚するのも、ひと苦労!?マイケルとの恋は実ったものの、何から何まで超・大変なミア。そんなミアの前に、なんと腹違いの妹まで現れて、さらにはなんと…!?
永遠の世界で唯ひとり、死の呪いがかけられた少女・イル。ある日、イルは立ち入ることを禁じられた永遠の街へと足を踏み入れ、時計塔守の少年・マドと出会う。動き出したふたりの運命の歯車は、誰にも止められないー。世界がまだ有限だった頃、そこは炎に染まる真っ赤な世界だった。戦争によって、記憶を失った少年・エデクは、悲しみのない世界を求め、双子の弟・ウェルドとともに奔走する。あらゆる悲しみを乗り越えた先に待つ結末とはー?永遠の世界“泡沫少女”と、有限の世界の物語“イデアの少年”決して交わるはずのなかったふたりの歯車が回り出す。そしていま、物語はひとつに。
下町の豆腐屋育ちの凛々子は、小学生の時のある事件をきっかけに持ち前の正義感を活かすべく検事になることを決意。ところが、交通死亡事故の案件では被疑者の生い立ちを知って悩み、別の恐喝未遂事件ではチンピラ風の取り調べで大失態!家族や同僚の助けを借りながら、凛々子は手探りで自らの『正義』を見つけ出そうとするが…。新人女性検事が泣き、笑い、決断し、奮闘するー等身大の成長物語がスタート!
一回きりの人生では、語りきれない物語ーー。 全英20万部突破の“リプレイ”SF大作が待望の日本上陸! 1919年に生まれたハリー・オーガストは、死んでも誕生時と同じ状況で、記憶を残したまま生まれ変わる体質を持っていた。 彼は3回目の人生でその体質を受け入れ、11回目の人生で自分が世界の終わりをとめなければいけないことを知る。 終焉の原因は、同じ体質を持つ科学者ヴィンセント・ランキス。彼はある野望をもって、記憶の蓄積を利用し、科学技術の進化を加速させていた。 激動の20世紀、時を超えた対決の行方は? 解説・大森望
憧れのファッション雑誌の編集者を夢見て、根性と気合と雑誌への愛で、 激戦の出版社の入社試験を突破し 総合出版社・景凡社に就職した河野悦子(こうの・えつこ)。 しかし、「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、悦子が配属されたのは校閲部だった。 入社して2年目、苦手な文芸書の校閲原稿に向かい合う日々。 「こんなところ早く抜け出してやる」とばかりに口が悪い演技をしているが、 段々自分の本性がナマイキな女子であるような錯覚に陥ってくる毎日だ。 そして悦子が担当する原稿や周囲ではたびたび、ちょっとしたトラブルが巻き起こり……!? 読んでスッキリ、元気になる! 最強のワーキングガールズエンタメ☆ 文庫解説=角田光代
助産院の事務に勤めながら、紗英は自身の不妊と夫の浮気に悩んでいた。誰にも相談できない彼女の唯一の心の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。そして育児中の奈津子も母や夫と理解し合えず、社会にもなじめず紗英を心の支えにしていた。二人の強い異常なまでの密着が恐ろしい事件を呼ぶ。紗英の夫が他殺体で見つかったのだ。これをきっかけに二人の関係は大きく変わっていく! 一気読みが止まらない、そして驚愕のラスト! 「絶対もう一度読み返したくなる!」「震えるような読後感!」と絶賛された傑作心理サスペンス!(解説:藤田香織)
殺人罪で米国の刑務所に服役する由良は、任務と引き替えに出獄、CIAのエージェントとなる。スリーパー(秘密工作員)として活動する由良のもとに、沖縄でのミサイルテロの情報が……。著者渾身の国際謀略長編!
御家人の三男として生まれた浅井源三郎は、商人の娘・お千賀と所帯を持つため、町人となり、辻番人として生きる道を選んだ。それから二年、新たに本所三つ目通りの辻番人頭を命じられた源三郎は、その町で露店たちの強引な押し売りを目撃する。度を超えて脅迫めいた商売をやめさせるべく、露店頭の六右衛門と対峙する源三郎。だが、六右衛門には、弱き者たちを助ける心優しき一面が…。源三郎の人情裁きが人々の窮地を救う。
旗本家次男の角次郎は縁あって米屋の大黒屋に入り婿した。ある日、実家の五月女家を継いでいた兄が不審死を遂げる。御家存続と兄の死の謎解明のため、角次郎は実家に戻って家を継ぎ、武士となるが……。