小説むすび | 2020年8月発売

2020年8月発売

転生大聖女、実力を隠して錬金術学科に入学する 2 〜もふもふに愛された令嬢は、もふもふ以外の者にも溺愛される〜転生大聖女、実力を隠して錬金術学科に入学する 2 〜もふもふに愛された令嬢は、もふもふ以外の者にも溺愛される〜

著者

白石新 /

発売日

2020年8月25日 発売

悪役令嬢、悪徳貴族を潰してヒロイン救います!? RPG系学園恋愛ゲームの悪役令嬢に転生した元日本人のクローディア。 賢者の家系に生まれた上級生に決闘で勝利し、“世界最強の九歳児”へ成長したクローディアはフェンリルちゃんや攻略対象たちと魔法学院の生活を満喫していた。 そんな折に、ひょんなことからゲームの主人公ヒルダと知り合いになってしまったクローディア。 将来的に断罪イベントの原因となるヒルダには近づきたくないが、彼女は可愛く素直で友好的。 嫌いにはなりきれずに仲良くなってしまい!? そしてクローディアはヒルダが抱える悪徳貴族との問題に介入することになるが、このイベントには心当たりがあった。 ーー皆殺しルートの突入フラグだよこれ! 大量の犠牲者が出る皆殺しルート。 クローディアは進行を阻止すべく前世の知識とチートスペックを総動員。 最悪の未来を回避できるのか!? 悪役令嬢クローディアと攻略対象の絆が試される学園恋愛ファンタジー第2巻!

隣人X隣人X

出版社

講談社

発売日

2020年8月26日 発売

第14回小説現代長編新人賞受賞作。 現代の社会が抱える問題と巧くリンクさせ、登場人物の置かれた環境や心情を通じて難民や移住外国人の受け入れ、違法労働について投げかけてくるところに作者の並みならぬ手腕を感じた。  ーー朝井まかて 小説の主軸は三人の女性それぞれの日常にある生きづらさの描写にあり、それが作者と地続きのテーマであるだけに、とてもよく描けている。   ーー中島京子 3人の女優が名演技を魅せる舞台劇のような佳作だ。突きつけられた問題は深い。 ーー出口治明 (APU学長) 異国の地で生まれたこの小説は、タフで真面目で意表をつく。      ーー筒井ともみ (脚本家) それぞれの女性が何やら糸で繋がっている気配もよく描けていた。才気が随所に感じられた。  ーー伊集院静 人々の出来事や心の動きが丁寧につづられ、読んでいて好感を抱くものだった。  ーー宮内悠介 惑星難民に拘らず、今を生きる私たちの世相を風刺している。 ーー紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子 20xx年、惑星難民xの受け入れが世界的に認められつつあるなか、日本においても「惑星難民受け入れ法案」が可決された。惑星xの内紛により宇宙を漂っていた「惑星生物x」は、対象物の見た目から考え方、言語まで、スキャンするように取り込むことが可能な無色透明の単細胞生物。アメリカでは、スキャン後に人型となった惑星生物xのことを「惑星難民x」という名称に統一し、受け入れることを宣言する。日本政府も同様に、日本人型となった「惑星難民x」を受け入れ、マイナンバーを授与し、日本国籍を持つ日本人として社会に溶け込ませることを発表した。郊外に住む、新卒派遣として大手企業に勤務する土留紗央、就職氷河期世代でコンビニと宝くじ売り場のかけもちバイトで暮らす柏木良子、来日二年目で大学進学を目指すベトナム人留学生グエン・チー・リエン。境遇の異なる3人は、難民受け入れが発表される社会で、ゆるやかに交差していく。

償いの流儀償いの流儀

出版社

講談社

発売日

2020年8月26日 発売

正義の鉄槌? なんて柄じゃないけど オレオレ詐欺に遭った「角のおばちゃん」の仇を取ろうと 証拠をつかんだ詐欺集団を匿名で警察に通報したつもりが、 逆に逮捕を逃れた残党に居場所を知られ、復讐の標的に。 背後の組織をつかみ切れない奈美が選んだ窮余の策とは? 企業のトラブル請負という仕事をめぐって最愛の恋人・雪江と師を続けて亡くした西澤奈美は心の整理がつかず空虚な日々を送っていた。そんな彼女が親しみを寄せるタバコ屋の上井久子がオレオレ詐欺に遭う。 久子を慰める術を持たない奈美だったが、自分が入居する雑居ビルのオーナーから隣のビルに入った怪しげな会社が詐欺集団ではないかという見立てを聞き、密かに証拠をつかみ匿名で警察に通報する。しかしその後、逮捕を逃れた残党の影がちらつき、たびたび襲撃を受けるように。 奈美は、彼女が育った児童養護施設の後輩で雪江を慕っていたという松井の協力を得て久子を騙した犯人を突き止め、ついには自ら拉致されて敵地に辿り着くという無謀な賭けに出る……。 満身創痍の西澤奈美、絶体絶命!

出版社

集英社

発売日

2020年8月26日 発売

明治44年、文豪・森鴎外の末子として誕生した類。優しい父と美しい母志げ、姉の茉莉、杏奴と千駄木の大きな屋敷で何不自由なく暮らしていた。大正11年に父が亡くなり、生活は一変。大きな喪失を抱えながら、自らの道を模索する類は、杏奴とともに画業を志しパリへ遊学。帰国後に母を看取り、やがて、画家・安宅安五郎の娘と結婚。明るい未来が開けるはずが、戦争によって財産が失われ困窮していくーー。 昭和26年、心機一転を図り東京・千駄木で書店を開業。忙しない日々のなか、身を削り挑んだ文筆の道で才能を認められていくが……。 明治、大正、昭和、平成。時代の荒波に大きく揺さぶられながら、自らの生と格闘し続けた生涯が鮮やかによみがえる圧巻の長編小説。 【著者略歴】 朝井まかて 1959年大阪府生まれ。2008年小説現代長編新人賞奨励賞を受賞して作家デビュー。2013年に発表した『恋歌』で本屋が選ぶ時代小説大賞を、2014年に直木賞を受賞。ほか、同年『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、2015年『すかたん』で大阪ほんま本大賞、2016年『眩』で中山義秀文学賞、2017年『福袋』で舟橋聖一文学賞、2018年『雲上雲下』で中央公論文芸賞、『悪玉伝』で司馬遼太郎賞、2019年に大阪文化賞を受賞。近著に『落花狼藉』『グッドバイ』『輪舞曲』などがある。

ナポレオンじいちゃんとぼくと永遠のバラクーダナポレオンじいちゃんとぼくと永遠のバラクーダ

小泉今日子さん推薦!心温まる家族の物語 人生の旅を豊かにするのは、大切な記憶。 人生の旅を愉快にするのは、大切な仲間。 旅はいつか終わっても仲間が記憶を繋いでくれる。 心が温かくなる一冊です。 ー小泉今日子 10歳の「僕」の親友は、元ボクサーで85歳の祖父、ナポレオン。ふたりは「皇帝」と「副官」としていつも行動を共にする。スーパー高齢者の祖父はボウリングでストライクを連発し、失礼なチンピラを殴り倒し、エスペラント語で会話し、ディスコミュージックに合わせノリノリで踊る。だがこの頃様子がおかしい。長年連れ添った妻ジョゼフィーヌとの離婚を一方的に決めたり、ボクサー時代のライバルのことで隠し事もあるようだ。もともと折り合いの悪い息子(「僕」の父親)への態度も、どんどん悪くなっている。やがて、そんなナポレオンに「最後の戦い」の時がやってくる……。 破天荒な最強祖父と家族の秘密、老いを、相棒である10歳の孫目線で綴る、笑って泣けるフランス発家族小説。

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