2022年1月発売
VRMMO「異世界」を気ままに遊ぶホムラと仲間たち。仲間が迷宮入りしている間に、持ち前の料理の腕とその他スキルを活かしジアースの元スラム街で個人店を構えることにしたホムラ。開店準備をしつつ騎獣を手に入れるために魔法国家アイルに行くことに。各神殿を詣でていると、なんと神本人登場。知らないうちに「異世界」の八柱の神々が勢揃い!ついでに「獣の試練」という超難関を与えられてしまい…!?ゲームの神に愛された男たちの無自覚最強ファンタジー第4弾!
ブラックギルドを辞め、自分でホワイトギルドを立ち上げた錬金術師の青年ハンス。前世は日本の化学者だったということを思い出した彼は、記憶を駆使して神アイテムを錬成しまくり、街で評判のギルドマスターになったのだった。錬金術の腕を認められ、思わぬ偶然も重なりギルドの理事を任されたハンス。だが、それを快く思わない何者かの陰謀により、ギルドの売り上げを競う理事争奪戦に巻き込まれてしまう。卑劣な罠によって既存の商品を売れなくなったハンスは、新製品を開発するためにダンジョンへ潜ることになりー!?
異世界に転生し、地味〜な素材採取家として生きていくことになった俺、タケル。北の大地から魔素を奪った元凶ー「魔王」をついに追い詰めたんだけど、ヤケクソになった魔王がとんでもない暴挙に打って出た!呑気な俺もさすがに今回はヤバいかも。これは古代竜に奇跡を願うしかない!?
異世界転移し、最弱のゴーストから最強の吸血鬼・不死王に成り上がったシグムンド。彼は、エルフの子供や眷属にした従者と共に、気ままなスローライフを満喫していた。そんな折、魔族の奴隷を解放したシグムンドはお礼として、魔王から牛とニワトリの魔物を贈られる。異世界では激レア食材である卵や牛乳を手に入れるため、彼は辺境の地で牧場造りを始める事に。魔王を超える力を持つ不死王だけど、憧れのまったり酪農生活、始めます!?
山深い農村が千年に一度の大日照りに襲われた。村人たちは干ばつから逃れるため、村を捨てて出ていく。73歳の「先じい」は、自分の畑に一本だけ芽を出したトウモロコシを守るため、村に残る決意をする。一緒に残ったのは、目のつぶれた一匹の犬「メナシ」。わずかなトウモロコシの粒をめぐり、ネズミとの争奪戦の日々が続く。やがて井戸も枯れ果て、水を求めて赴いた谷間の池では、オオカミの群れとのにらみ合いに…。トウモロコシに実を結ばせるため、先じいが最後に選んだ驚くべき手段とはー第二回魯迅文学賞受賞の傑作中篇。
昔気質の犯罪者、通称『銀狐』。「殺さず・弱者からは奪わず」を貫いて仕事をしていたが、防犯技術の発展に対応できず、最後に大仕事をして引退すると決意。馴染みの情報屋から、あるヤクザが巨額の現金を移送するという情報を仕入れ、強襲の策を練る。作戦は成功したものの、輸送車の中は空だった。後日、銀狐によって警備員たちが殺害されて現金が奪われたと噂が流れ、情報屋も殺害されてしまっていた。現金を狙う複数の追っ手が迫るなか、無国籍少女の“野良”となりゆきでコンビを組み、自分を嵌めた者たちを探し出し、復讐を果たすことを誓う。
この島、何かがおかしいー。子供を神と崇める土着信仰が根付く児宝島。息子の瑠偉を養子に迎えて一年の記念にこの島を訪れることにした辻村京子、正樹、そして瑠偉の三人は、前夜に墜落した隕石の影響で立ち往生していた鶴見夫妻とともに島へ渡る。天候にも恵まれ、楽しい家族旅行になるはずだった。しかし…。なぜか島には大人がいない。そして携帯電話や無線が使えず、島のそこかしこが荒らされている。まるで、無垢な子供が自由気ままにいたずらをしたかのよう。さらにいくつかの視線を感じ始めた。この島で何が起こっているのか。大人はどこにいるのか。誰に見られているのか。辻村夫妻は島を調べるのだが、その隙に瑠偉が攫われてしまう。攫ったのは、この島でもっとも神様らしい存在だったー。
信長が、謙信が、幸村が愛した刀たち。時を超え、名刀の謎に迫る歴史浪漫全9篇!『刀剣画報』連載7篇+大幅加筆した新旧作2篇。
「俺があんたのこれからの人生を引き受ける」医師として勤務していた遠峰一紗の人生は、一夜で劇的に変わってしまった。ずっとベータとして生きてきたのに、急患の付き添いとしてやってきた美貌の男と触れ合った瞬間、突然発情してしまったのだ。一パーセントしか存在しないオメガの中でも、レア中のレア、突然変異の隠れオメガーそれが一紗だった。医師免許も仕事も住みかも一夜で失った一紗に、原因となった男・ゼロは、オメガとして生きる道を示して!?ワイルドα×β(隠れΩ)の極上オメガバース!
「あんたに関しては、俺は独占欲の塊だ」野良オメガの庇護者であるゼロのラウンジで、キャストとして働くようになった一紗。ヒートに呑み込まれて関係を持ったこと、ゼロに特別扱いされていることを反省した一紗は、距離を置くことをみずから提案する。それなのに、ゼロに素っ気ない態度をとられれば寂しくなり、彼に恋していることを自覚してしまう。初めて抱き合ったときは名前さえ知らなかったのに…距離を保とうとする一紗とゼロ。けれど、そんな二人を邪魔する者が現れてーα×Ω、魂のつがいの運命の恋!
「なんかさ、この星に人間は私たちふたりだけって気がしない?」1年前は何をしていたっけ、2年前はどこにいたっけ、3年前は誰と一緒にいたっけ…。ダンサーの照生とタクシードライバーの葉。永遠を願い輝いていた時を、その後の時間を、切なくもやさしく写し取るー話題の恋愛映画『ちょっと思い出しただけ』ノベライズ。
人はどこから来てどこへ行くのかーイースター島のモアイ像が、満天の星空の下、人類永遠の謎を解き明かす。ストーリーテラー井上卓也、3年ぶりの奇想天外なファンタジーノベル。
いまから二十年か三十年か四十年くらいまえ、ぼくがまだほんの子供だったときのこと、小さな田舎町に住んでいたぼくはミセス・ニュージェントにやったことが原因で町のやつらに追われていた。1960年代初頭のアイルランド、飲んだくれの父と精神不安定な母のもとで、フランシー・ブレイディーは親友のジョーと共に愉快な日々を送っていた。そう、ミセス・ニュージェントから「あんたらはブタよ!」という言葉を浴びるまでは…あらゆる不幸に見舞われて、やがて“肉屋の小僧”となったフランシーが狂気と妄想と絶望の果てに見い出したものとは何か?この世の美しいものなんてどれもこれもすべて嘘なんだ。センセーショナルな内容ゆえに物議を醸し、アイルランド版“ライ麦畑でつかまえて”+“時計じかけのオレンジ”と称され映画化もされた伝説の問題作がついに邦訳。ブッカー賞最終候補、エア・リンガス文学賞受賞。
名翻訳家のライフワークである「ユーモア・スケッチ」ものを全4巻に集大成。第2弾は『ユーモア・スケッチ傑作展2』(全32篇)+単行本未収録作品12篇。
光魔法を得意とする「光魔法のジェレミ」ことジェレマイヤ・エル・バルドは、優秀で努力家だが学生時代から何をやっても二番手だった。そのため、いつも自分を超えて一番の座にいる「闇魔法のヨアン」に張り合ってきたが、ヨアンには全く相手にされていないどころか名前も覚えられていない。ある日、ジェレミは客から依頼された呪い魔法の錬成に失敗して、目ん玉ひとつで手足は短め四つん這い(鳴き声は「ゲゲッ」)の、手乗りサイズのゲテモノになってしまう。元に戻る術もないジェレミが困り果てて力尽きていたところを、一方的にライバル視しているヨアンに拾われて、「ゲテモノのゲゲ」として一緒に暮らすことに。そんなある日、魔獣を操り悪事を働く悪い魔法使い、そして魔獣を含めたゲテモノが大好きなジャギラが“ゲゲ”を攫ってしまい…。