2022年発売
半神という激レア種族への変化と、スマホのチート化という2つの特典と共に異世界に招待された青年、西園寺玲真。半神は「神の使徒」として崇められているため、一般人には種族がバレないように、冒険者として活動していた。拠点の街を出て王都に辿り着いた彼は、王宮から招待を受けたり、仲間と一緒にダンジョンを攻略したりとのんびりとした日々を過ごす。そんなある日、年に一度の神の使徒の集まりがあるということで、とあるお城に招待されることに。そこに待ち構えていたのは、一癖も二癖もある五人の半神たちでー半神全員集合でお祭り騒ぎ!?なりたて半神の異世界ライフ、第2弾!
落雷で命を落とし異世界に転生した雨宮咲。サキ・アメミヤとして順風満帆な第二の人生を送る彼女だったが、最近ある悩みがある。それは「恋」がわからないこと。しかしそんな中、ちょっと気になっている学園の先輩・レオンに泊まりがけのお出掛けに誘われる。戸惑いながらも誘いを受け、二人で訪れたのは娯楽の街!! だがサキたちはひょんなことからこの街の“闇”と対峙することに。果たして天才少女の恋の行方やいかに!?
ある日、不良二人とともに異世界に転移してしまった佐藤悠斗。彼は自身を召喚したマデイラ王国に見捨てられるも、『影魔法』と『召喚』という二つの力を手に入れる。さらに、悠斗を慕う三人の子供達が弟子になり、賑やかな日々を送っていた。しかし、子供達が魔法学園に入学して間もなくー彼らが留学研修として訪れた国で戦争が勃発、子供達が行方不明になってしまう。悠斗は愛弟子達の救出と戦争の鎮圧の為に、仲間の神や天使とともに大国に挑む!
異世界の小国王子フィル・グレスハートとして転生した俺は、他国の学校に身分を隠して入学。そこでのんびり過ごすことにした。冬休みが始まり、グレスハートに帰国した俺たち。アルフォンス兄さんの婚姻式を控え、他国からもお客様がぞくぞく訪れているらしい。知り合いに遭遇してもばれないように、当面はばっちり変装することにしたんだけどーーずっとピカピカ王子でいるのは、疲れるよね。ってことで、時にはリフレッシュも大切! いつもの格好で毛玉猫たちの暮らす森へ行くと、そこにいたのは、よく知る人物。さらには街でも同級生たちに遭遇してしまい……俺の正体、ついにばれちゃいそうです!!
不慮の事故で意識を失い、ロイス・アインレットという貴族の少年に転生した元・社畜リーマンの俺。魔法の素質が地味な「無属性」だった俺は、最果ての領地で辺境領主として生き直すことにしたのだった。忙しい領主生活を送っていたある日、俺は領地内のダンジョンに盗賊が出没したことを知る。犯罪者を見過ごすことはできない!仲間たちを連れて慌てて駆けつけた現場で目にしたものはー超レアな魔鉱石の山と、俺もよく知る意外な犯人の姿だった!?
十代、二十代、三十代に届く、働き方、また芸術を志すとは。読み終えると、仕事をがんばれたりきっと応援される。また、あなたも芸術のドアの前に立ち、そっと開きたくなる。 女性が仕事をするとは、芸術に打ち込むとは。進学、仕事、結婚における女性の生活、想い、葛藤を軽快かつコミカルに描いた短編集。
あらゆるジャンル、性格の本を“ビジネス、マネジメント”の観点から読み、解釈する試み。本書はその読み方で「三国志」という波乱万丈の大スペクタルのストーリーや名場面を伝えながら、仕事を面白くし、仕事に活用できる知恵をすくいとろうとしたものである。
人外が人間になるための女子校ーー不知火高校。人間関係にトラウマを持つ俺は、そこで接した人外女子たちを通じて人間を学びながら、無事に1人の卒業生を送り出したのであった。そして今年は新たにドラゴン族の龍崎カリン、ネズミの根津万智、黒ネコの黒澤寧々子を上級クラスに迎える。だがその3人は、昨年までの人外生徒たちよりも問題児ばかりで……? 2年目の人外教室。人ならざる女子たちが人間になりたい理由、願い、想いーー今年は、いったいどんな1年になるのだろうか。彼女たちの「人間になりたい」という希望を、人間嫌いの俺が導いてゆくーー これは、異世界ファンタジーでも、人生やり直し転生でもない。少し変わった学校で、人間を目指す人外女子たちと送る、ただの教師の物語ーー第2弾!
デビュー作にして芥川賞受賞作『貝に続く場所にて』に続く、最注目の受賞第一作! 「フローラが失踪した」。旧東ドイツの小さな街に広がる噂が、歴史に引き裂かれた少年と少女の物語を呼び醒ます。分断の時代を越えて、不在の肖像をたどる旅。 「不在の者が失踪した後、静寂の表層と化した過去に踊り込もうとする言語がここにある。」 ーー多和田葉子 「傷だらけの歴史、その交差点に花開く魂の仮面劇。生命のリアルはどこに宿るのか。新次元の世界文学が誕生した。」 ーー亀山郁夫 旧東ドイツに位置するその街では、誰もが自分の「肖像面」を持っていた。面に惹かれて移り住んだ三人の女たちーー望、グエット、ディアナは、失われた「顔」を探して、見えない境界を越えていく。いくつもの時間が重層する街で、歴史と現在、記憶と幻想が交差して描き出す、世界の肖像画。
絶海の灯台から3人の男たちが消えた! 実在の事件を元にした傑作文芸ミステリ。1972年末、英国コーンウォールの灯台から3人の灯台守が忽然と姿を消した。灯台は内側から施錠、食事も手つかずのままであった。8週間の任務、狭いベッド、夫婦の距離……。孤絶したコミュニティの中で、灯台守とその妻たちに何が起きていたのか? 誰もが光として抱えてきた思いが、20年前の未解決事件の謎を解き明かす。
自然と共生する人びとが伝承してきた神の物語 アイヌが長年謡い継いできた物語を、アイヌ自身がアイヌ語で書いた初めての本。編纂したアイヌの少女・知里幸恵は完成直前に夭逝してしまうが、美しい日本語対訳とともに収録された13編の神謡は、アイヌの豊かな世界観を私たちに伝えてくれる。アイヌはいかに自然と共生してきたのか? 文字を持たない人々の暮らしとは? あらゆる存在に霊魂を見出し、カムイ(神)と支え合って生きていく物語を通して、アイヌの文化やを味わいつくす最良のガイド! 大人気漫画『ゴールデンカムイ』の監修者がやさしく案内する。
SLやまぐち号の5号車と乗客32人が消えた。事件発生前、JR山口線を旅していた亀井刑事は、寺の住職から、ある女性が高杉晋作に綴った恋文を託されていた。十津川は、乗客名簿の中にアメリカ出身の会社経営者を発見した。この会社から身代金らしき2億円が何者かに渡されたことが判明。事件解決かと思われたが、遺体が発見される。十津川は、事件解決のヒントが、謎の恋文にあることを突き止めるが。
時刻表を駆使したアリバイ崩しと台湾現代史に刻まれた悲劇をめぐる人間ドラマが松本清張を彷彿とさせる傑作ミステリー。 第6回金車・島田荘司推理小説賞受賞作。 昭和十三年、日本統治下の台湾・台北市。台北駅からほど近い喫茶店「グランドスラム」では野球愛好家の集まり「球見会」の定例会が開かれていた。 日本でプロ野球が発足してまだ三年目。当時もっとも注目されていたのは東京六大学野球で、この夜も話題の中心は早慶戦ともう一つ、台湾の高雄商業学校のエース兼四番バッター大下弘だった。球見会には六大学のOBが参加していて、彼らは大下を自分たちの出身大学にスカウトすべく鍔迫り合いを演じていた。 そんな折、球見会の会員二人が別々の列車内で不審な死を遂げた。この会の唯一の本島人(台湾人)会員・陳水金は台北の北鉄新店線萬華駅で、慶應OBの藤島慶三郎は高雄駅で台北から乗車した寝台列車の中で発見された。 台北南署の刑事・李山海とその相棒の北澤英隆は高雄署とも協力し事件の謎を追う。果たして二人の死には、「明日の球界を背負う逸材」大下弘のスカウト合戦が関係しているのか、それとも……?
アメツはクラビル伯爵の奴隷として日々を過ごしていた。 クラビルはアメツに対し無理難題な命令を下しては、できなければ契約魔術による激痛を与えており、そんな激痛から逃れようとどんな命令でもこなせるようにアメツは魔術の開発を行っていた。 ある日クラビルから下された「隣国のある貴族を暗殺しろ」という命令を忠実にこなそうとしたアメツは屋敷に忍び込み、暗殺対象のティルミお嬢様を殺そうとした。 けれど、ティルミお嬢様によってアメツの運命は大きく変わることになる。 いつの間にか最強の魔術師になっていたアメツに目をつけたティルミお嬢様の「決めた。あなた、私の物になりなさい!」という言葉によって救われたのだった。
スカウト(斥候)として、勇者パーティの汚れ役を担ってきたヒドゥン。 仲間の目を盗み、魔王国によるスパイ活動の阻止、刺客・暗殺者の始末を実行してきた。 ある日、彼の貢献を知らない勇者たちから「魔王討伐で人々を助ける僕たちが、逆に人々を傷つけてどうする!」と追放宣告を受ける。 さらに恋仲だった幼なじみにまで見限られ、ヒドゥンは新たな人生を始めるため王都へ向かう。 たどり着いた裏組織「ギフティア」本部には、かつて仕事を共にした華奢な美少女・ルナの姿が。 やがて、ボスとして組織を統率する彼女と恋人として結ばれ、仕事で血に染まりながらも幸せな私生活を過ごしていく。 一方、新スカウトを迎え入れた勇者パーティは詐欺被害や資金難に直面し、身売りにまで手を出すが……?
インド最大級の物語である『マハーバーラタ』。その最大のクライマックスであるカルナとアルジュナの戦いを、初の原典訳! 闘いに至るまでのカルナとアルジュナの出自や来歴、2人をめぐる確執もわかりやすく解説。 なぜ彼らは闘うのか? そしてその後の運命とは? 全体のあらすじ、その背景にあるインドの宗教思想などもわかる必携の一冊! はじめに 第1章 『マハーバーラタ』とはなにか 1 『マハーバーラタ』の成立と背景 2 『マハーバーラタ』の物語構造 第2章 『マハーバーラタ』に至るまでのインド思想 1 ヴェーダの信仰 2 ウパニシャッドの思想 3 バラモン教からヒンドゥー教へ 結語 第3章 『マハーバーラタ』の物語 第1巻 「最初の巻」 第2巻 「集会の巻」 第3巻 「森林の巻」 第4巻 「ヴィラータの巻」 第5巻 「努力の巻」 第6巻 「ビーシュマの巻」 第7巻 「ドローナの巻」 第8巻 「カルナの巻」 第9巻 「シャルヤの巻」 第10巻 「眠る戦士の殺戮の巻」 第11巻 「女性の巻」 第12巻 「寂静の巻」/第13巻 「教説の巻」 第14巻 「馬祀の巻」 第15巻 「隠棲の巻」 第16巻 「棍棒合戦の巻」 第17巻 「偉大なる旅立ちの巻」 第18巻 「天界の巻」 第4章 アルジュナとカルナ 1 アルジュナ 2 カルナ 3 「誓い」について 結語 第5章 『マハーバーラタ』第8巻 「カルナの巻」 1 第8巻「カルナの巻」第49章第24詩節まで 2 第8巻第49章以降の和訳 結語 あとがき 参考文献
20世紀フランス文壇の中心人物のひとり、ジャン・ポーラン。その知られざる初期短篇小説集。内向的な性格を矯正するために三人の女性と愛を試みる男が登場する表題作、戦場で負傷することに世界との繋がりを見出す主人公を描く「ひたむきな戦士」をはじめ、マダガスカル滞在と第一次世界大戦の経験を色濃く残す全五作品を収録。
相対するは、世界の支配者《神の見えざる手》。 商業都市ポロロックを牛耳る商会長・グリードが引き起こした騒動を鎮圧したカナタたち。 騒動の背後で糸を引いていたのは《神の見えざる手》の頭目である《世界王ヴェランタ》だった。 《神の見えざる手》は、カナタが異世界ロークロアの秩序を乱すと判断し、本格的にその存在を排除すべく動き出すーー。 カナタは迫り来る脅威に対抗すべく、桃竜郷に捕らえている《空界の支配者ラムエル》から彼らの情報を聞き出そうとするものの、その成果は芳しくない。 明確な対抗策すら用意する間もなく、《世界王ヴェランタ》が再びカナタの前に姿を現しーー!? 無自覚なままに最強になってしまった青年が、不死の少女と英雄に至るファンタジー、第6幕! 一方、不死者・ルナエールは、《世界の記録者ソピア》から譲り受けた《ティアマトの瞳》で、こっそりカナタの動向を観察していたーー。
新領民の少女はとんでもない問題児!なので領主が直々に再教育!? 追放先の大森林でジャガイモ栽培とラピスラズリ採掘を軌道に乗せた領主ノエインは、領都の名をノエイナと定めて開拓一年目を順調に終えた。 迎えた二年目、急激に発展した領地は労働力不足に陥ってしまう。 そこでノエインは働き手として奴隷の購入を決断。 縁あって豪商の家に生まれた知識人奴隷の少女クリスティを購入するがーー 「私が奴隷になるなんて間違ってるのよ。それもこんな田舎領地の領主に飼われる奴隷なんて」 彼女はとんでもない問題児であった! 頭は良いが攻撃的で農民やメイドを見下し、不平不満しか口にしないクリスティ。 そんな彼女の態度を看過できなくなったノエインは、身の程をわからせるための“教育”を施すことになり……!? さらにノエインは隣領で「戦争の在り方を一変させる新兵器」を作るという鍛冶師ダミアンに出会う。 彼に可能性を見出し好待遇で招いたノエイン。 その決断が領地に革新をもたらすーー! ひねくれ領主の辺境開拓物語、第二幕!