小説むすび | 2022年発売

2022年発売

川野京輔探偵小説選3川野京輔探偵小説選3

出版社

論創社

発売日

2022年9月9日 発売

卒寿記念出版第一弾。日本推理作家協会名誉会員・川野京輔の単行本未収録作品を一挙集成! 未発表中編「公開放送殺人事件」や書下ろしエッセイも収録。 創作篇 【第一部 探偵小説集】  暴風雨の夜  コンクール殺人事件  犬神の村  手くせの悪い夫  二等寝台殺人事件  そこに大豆が生えている  御機嫌な夜  警報機が鳴っている!!  愛妻  公開放送殺人事件 --一枚の写真 【第二部 短編集】  オシドリ綺談  天に昇った姫君  奴隷加虐  ベンガルの黄昏  生活の歌  フェニックスの街  迷信の村  子守地蔵  放送の窓口  八丈島悲願  野尻湖悲歌(エレジー)  剃刀と美女(おんな)  東京五輪音頭 評論・随筆篇 作りたいドラマ 放送劇の空想音 川野さんの事 放送局と私 馬の話 羊と乙女 かけ出しの頃 推理文壇復帰の夢 SFとSM ウマが合わない 乱歩のラジオドラマ 近況報告 出版予告 平成六年の新刊 長寿番組「日曜名作座」 埋もれた作品に陽の目を 筆名の由来 追悼 中西龍氏 今なおカーマニア 「タマゴン」物語 運転をやめる 通店客五〇年 目下、整理中 ラジオドラマをアーカイブスへ 「探偵作家クラブ」のおかげです 森繁さんとミステリー コロモンのウエチャンとつき合ってくれた鬼怒川浩・矢野徹の思い出あれこれ 解題 河瀬唯衣

詩人 白石 (ペクソク)詩人 白石 (ペクソク)

《尹東柱に敬愛された詩人の決定版評伝。天才詩人の作品と生涯》 尹東柱(ユンドンジュ)などと並び、現代韓国で多くの支持を集め続ける詩人、白石(ペクソク)。 生涯にわたる詩・随筆とその作品世界の魅力を余すところなく伝え、波乱に満ちた生涯を緻密に再現した、韓国で最も定評あるロングセラー評伝。 1930年代、モダニズムの技法を取り入れつつも古語や方言を巧みに用い、植民地下にあっても人々の生活に息づく民族的伝統と心象の原風景を、美しい言葉遣いで詩文によみがえらせて一世を風靡した詩人、白石(ペクソク)。 南北分断後は北朝鮮の体制になじめず筆を折らざるをえなくなり、その消息は長らく不明のままとなった。 本書は、韓国を代表する抒情詩人である著者が、敬愛してやまない白石の生涯を丹念に追い、小説を読むように、また白石の作品世界を深く味わえるように再構成した、決定版といえる評伝である。詩のみならず、随筆や分断後の北朝鮮で書かれた作品を多く収録しているほか、同時代を生きた詩人・作家たちの足跡も辿ることができ、資料的価値も高い。 日本語版に寄せて まえがき:白石を書き写していた時間 ◎プロローグ 帰郷 ◎第一部 詩集『鹿』の誕生まで 平安北道定州郡葛山面益城洞/五山学校時代/素月と白石/青山学院に留学する/日本での文学修行/『朝鮮日報』との縁/光化門通りの三人組/詩人としての第一歩を踏み出す/百部限定の詩集『鹿』/『鹿』が文壇に投じた砲弾/統営、統営 ほか ◎第二部 咸興時代 咸興へ旅立つ/『鹿』に対する別の見方/白石の詩に影響を受けた詩人たち/咸興で出会った子夜/日中戦争の狭間で/僕とナターシャと白いロバ/崔貞煕と盧天命と毛允淑、そして鹿/優れた『女性』誌の編集者/画家の鄭玄雄 ほか ◎第三部 満州時代 満州へ旅立つ/倦怠と幻滅/測量も文書も嫌気が差し/白きかべがあって/鴨緑江が近い安東の税関で/雲隠れした詩人と詩 ほか ◎第四部 解放後 解放された平壌で/三十八度線を越えなかった理由/南新義州柳洞 朴時逢方/戦争と翻訳/童話詩の発見/児童文学論争の矢面に立たされる/生き残るために/赤い手紙をいただいて、館坪里の羊を育てる/平壌は何も変わっていなかった/南に送る手紙/こうして消えた名前/詩人の死 ほか 解説註 人名註 文献註 白石年譜 付録 白石詩抄 収録作品一覧 解説 評伝のかたちで再現した白石の生涯と文学……李東洵 訳者あとがき

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