小説むすび | 2023年2月発売

2023年2月発売

廃公園のホームレス聖女 最強聖女の快適公園生活廃公園のホームレス聖女 最強聖女の快適公園生活

元聖女(15)、ホームレスになる。 辞職した聖女がたどりついたのは、気ままで自由な公園スローライフ! 「役立たずなら、聖女なんか辞めちまえっ!」 「辞めますっ!!」 ある日、上司のパワハラに耐えかね神殿から飛びだした15歳の少女アルム。 彼女は飛びだしたその足で廃公園の土地を買い、ベンチの周りに結界を張ってホームレス生活をはじめることに。 自由気ままに睡眠をむさぼり、(パワハラ生活で何故か開花した)聖女の力を使って食料を【創造】、快適な公園スローライフを満喫する。 一方ーーアルムを失い仕事が回らなくなった神殿はてんてこ舞い! やがて廃公園には、(神殿の皆に怒られ)連れ戻しに来たパワハラ元上司はもちろん、 アルムの魅力に気付いた王国の王子や、力を利用しようと目論む腹黒宰相まで押し寄せてきてーー!? 今更謝ってももう遅い! 結界の中には誰も入れません!! 最強聖女の快適公園スローライフ、スタート! ※巻末には本書だけの書き下ろし短編も収録です!

詩と散策詩と散策

散歩を愛し、猫と一緒に暮らす詩人ハン・ジョンウォンが綴るエッセイ 雪の降る日や澄んだ明け方に、ひとり静かに読みたい珠玉の25編 オクタビオ・パス、フェルナンド・ペソア、ローベルト・ヴァルザー、シモーヌ・ヴェイユ、パウル・ツェラン、エミリー・ディキンソン、ライナー・マリア・リルケ、シルヴィア・プラス、金子みすゞ、ボルヘス…… 『詩と散策』は、著者のハン・ジョンウォンがひとり詩を読み、ひとり散歩にでかけ、日々の生活の中で感じたことを記している、澄みきった水晶のようなエッセイ集だ。読者は、彼女の愛した詩人たちとともに、彼女が時折口ずさむ詩とともに、ゆっくりと散歩に出かける。 【本文中に出てくる詩人や作家たち】 オクタビオ・パス/フェルナンド・ペソア/ウォレス・スティーヴンズ/アーチボルト・マクリーシュ/ローベルト・ヴァルザー/シモーヌ・ヴェイユ/パウル・ツェラン/セサル・バジェホ/ガブリエラ・ミストラル/ヘンリー・デイヴィッド・ソロー/カミュ/源信明/ウラフ・H・ハウゲ/エミリー・ディキンソン/アンナ・アフマートヴァ/ライナー・マリア・リルケ/フォルーグ・ファッロフザード/シルヴィア・プラス/チェ・ヨンミ/金子みすゞ/ジョージ・ゴードン・バイロン/ボルヘス 宇宙よりもっと大きな 寒い季節の始まりを信じてみよう 散歩が詩になるとき 幸福を信じますか? 11月のフーガ 悲しみ、咳をする存在 果物がまるいのは 夏に似た愛 心のかぎりを尽くして来たから 永遠のなかの一日 海から海のあいだに なにも知りません よく歩き、よく転びます 国境を越えること みんなきれいなのに、わたしだけカンガルー ひと晩のうちにも冬はやってくる 夢とおなじ材料でできている 夕暮れただけ 窓が一つあれば十分 灰色の力 真実はゆっくりとまぶしくなければ 猫は花の中に いくつかの丘と、一点の雲 今日はわたしに、明日はあなたに 彼女の歩く姿は美しい(送らない手紙) 日本の読者のみなさんへ 訳者あとがき

ゆうべの食卓ゆうべの食卓

2020年6月から『オレンジページ』に掲載された「ゆうべの食卓」。新型コロナに翻弄されながら離婚を決意する女性。恋人にふられたのをきっかけに料理に目覚めるサラリーマン。実家を売却することになった兄弟のささやかな宴会。さまざまな人生のひとコマを「食卓」というキーワードで紡いだ、直木賞作家・角田光代氏の短編集。 ■明日の家族 明日の家族/二十歳の新年 私たちのお弁当 ■パパ飯ママ飯 パパ飯ママ飯/あたらしい家族 新ユニット結成 ■グラタンバトン グラタンバトン/彼女のお弁当 あの日の先 ■それぞれの夢 それぞれの夢/彼女の恋と餅きんちゃく 帰り道の時間 ■はじめての引っ越し はじめての引っ越し/二度目の引っ越し 最後の引っ越し ■充足のすきま 充足のすきま/相性さまざま 私の流儀 ■彼女のレシピブック 彼女のレシピブック/前世と現世と夏 レシピの旅 ■ようこそ料理界へ ようこそ料理界へ/料理界の、その奥へ 料理界、それすなわち ■だいじなのは基本の調味料 だいじなのは基本の調味料/それぞれの日々 いちばんの幸せ ■私の無敵な妹 私の無敵な妹/「ひとりで、たのしく」計画 あたらしくなる私たち ■私たちのちいさな歴史 私たちのちいさな歴史/青空の下の食卓 食卓の記憶

民話の森叢書1 グラビアンスキーの絵本ペロー昔話集民話の森叢書1 グラビアンスキーの絵本ペロー昔話集

◆「赤ずきん」「シンデレラ」「眠れる森の美女」。大人も子供も、世界中の誰もが知っている昔話のすべてを、グラビアンスキーのかわいいイラストとともにお届けします。 ◆グラビアンスキーは若くして亡くなりましたが、残された絵本はいまも世界中で愛され続けています。しかしこの『ペローの昔話』絵本にまさるものはありません。 ◆グラビアンスキーのイラストは、ヴェルサイユの宮廷人ペローの洒落ていながら、ちょっと残酷な世界によく似合います。 1 過ぎし昔の物語とその教訓 ・姫君(シャルロット・ドルレアン)への手紙   ・眠れる森の美女 ・赤ずきんちゃん     ・青ひげ ・猫の親方、あるいは 長靴をはいた猫 ・妖精たち ・サンドリヨン または 小さなガラスの靴 ・巻き毛のリケ ・親指小僧 2 韻文による物語 ・序文 ・グリゼリディス ・ロバの皮   L***(ランベール)侯爵夫人へ ・おろかな願い ・ド・ラ・C***(フィリス・ド・ラ・シャルス)嬢へ 解説 1 シャルル・ペローとは誰か  2 ペロー昔話集の成り立ち  主要参考文献

完全なる白銀完全なる白銀

出版社

小学館

発売日

2023年2月17日 発売

山岳×青春×ミステリ、最大級の感動作 写真家として活動する藤谷緑里はアラスカに向かっていた。シーラと北米最高峰デナリに挑むためだ。 緑里とシーラの旧友、リタ・ウルラクは新鋭の女性登山家として名を馳せていた。リタとシーラの故郷、サウニケは北極海に面した小さな島だが、90年代後半から地球温暖化の影響で海に浸食されている。このままでは島は海に沈むーーそんな故郷の危機を世界に知らしめる。それがリタが登山家として名を上げようとした理由だった。だがリタは冬季デナリ単独行に挑み、下山途中に消息を絶ってしまう。頂上から「完全なる白銀」を見たーーという言葉を残して。 行方不明となったあと、リタの言動を疑ったマスコミは彼女を<冬の女王>ではなく<詐称の女王>と書き立てた。緑里とシーラは、リタが登頂した証を求めるべくデナリに挑むことに。だが世界最難関の山への登攀は、一筋縄にはいかない。ブリザード、霧、荷物の遺失、高度障害……二人の信頼関係も揺らぐ。さまざまな困難を乗り越え、北米大陸で最も高い地へ手を伸ばす緑里。その先に見えたものとは。 極限の高地だけでなく、社会でも闘う女性たちを描きだす、気鋭の著者の新境地。 【編集担当からのおすすめ情報】 発売前から推薦の声、続々! 「山岳小説の新しい傑作がここに出現した。 読者よ、岩井圭也に瞠目せよ!」--夢枕 獏 「タイムリーなのに普遍的。 理知的なのにエモーショナル。」--恩田 陸

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