2024年3月25日発売
筆頭魔導士で、貴族令嬢の羨望の的の若き公爵様は人前でもエマを抱きしめ、愛を囁く愛妻家。けれどエマは……契約結婚のお飾り妻だった! 三年前ーー隣国での潜入捜査の失敗で奴隷商人に捕らわれ、闇オークションに出されてしまったエマ。彼女を1000万ゴールドで落札し、救い出してくれたのは、学生時代からの友人で同僚のユージェスだった。多額の借金と引き換えに、ユージェスから出された条件は女嫌いのユージェスの女除けとして結婚をすること。仕事も辞めなくて良く、学園に通う弟にも援助してくれるという破格の条件に飛びついたエマだったけど……いつの間にか、彼への気持ちが大きくなっていてーー。 囁く甘い言葉も、嫉妬も、契約結婚がバレない為の演技……だったはずなのに! 旦那様が嫉妬でヤンデレ化? 実はずっと溺愛されていた!? そんなの初耳です! 1000万ゴールドで買われた新妻と、愛が重すぎる公爵のすれ違い夫婦間恋愛!
「虎に翼」完全小説版。主人公は日本初の女性弁護士で後に裁判官になった一人の女性。困難な時代に道なき道を切り開く情熱あふれる法曹たちの物語を極上のリーガルエンターテインメントとして描く。
時は戦国、下級武士として伊達政宗に仕官した伊藤三右衛門家。陰ながら主君を支えた伊藤家はどのように知行地を拡大させ、繁栄の道を歩んでいったのか。八世代にわたる二百八十年の軌跡を、史実をもとに描いた歴史小説。
凶悪犯専門の戦闘警察「コンバットポリス」の翔太郎は、署長から訳アリな任務を言い渡される。それは、限られた人にしか見えない妖精地帯にいるという女性を捕まえること。管轄外に思えるターゲットに怪しさを感じつつ向かった彼を待つ、任務の真の目的とは…!(「妖精地帯のマリア」)。明治時代の北海道。はじめての道路建設に動員された人々は、劣悪な環境を強いられていた。それに耐えられず絶命した人々を弔った地蔵が、ある日突如として2体に増えたというー。この不思議な出来事のうらには、遠い惑星の兄妹たちの存在があった。(「紅の脈絡」)。それぞれが貫いた正義を描く、2つのファンタジー短編小説。
それーは知らぬ間に、あなたに近付いて来る。それーに訊かれても、答えてはいけない。それーを見たのなら、逃げなければならない。それーが何なのかは、誰も知らない。黒いワンピースの少女、消えた配信者、機械に繋がれた生首、崩れた鼻、血塗れの男女ー。奇々怪々な事件が一つに結びつくとき、明らかになる真相とは。
Youtube再生4500万回超! TikTokで大ヒットの楽曲「食虫植物」から紡がれる6人の女性たちの物語。 デビュー作『スクロール』の映画化など今注目の作家 橋爪駿輝が バーチャルシンガー理芽の楽曲「食虫植物」から 「あらゆる形の愛の物語」を紡ぐ。 ーstory- クラスに溶け込めず、誰とも話すことのなかったわたし。転校生のなー子に「きもい」と言われたことで、わたしは自分の存在を見つけてもらえたような気持ちになりーー(『わたしのすべてがあの子ならいいのに』)。 地味な日々の繰り返しと、一度も「好き」をくれない彼。秋は彼にとっての「あの子」になりたいと願いーー(『体温はどんな言葉よりほんとうだ』)
相次ぐ凄惨な事件、知略を巡らし犯人を突き止めろ!! 魔人に怯える学園への反発から、仲間と手を取り『希望の鐘』を打ち鳴らしたロイ・アヴェイラム。 その行動によって、彼が率いる『境界の演劇団』は、学園内だけでなく、街中にその名を知れ渡らせていた。 その中で、以前起こったクインタスの研究者惨殺事件に続き、再び事件が起きる。 同級生のルビィの父親が四肢を切断された状態で発見された。 唯一クインタスと相対したことがあるロイは、警察から魔法の残滓が見える能力を買われ、捜査に協力することになる! 捜査中、ある病院に焦点が当たる。 その病院を訪ねてみると、クインタスらしき人物が来るとの情報が手に入る。 そこには彼の妹と思われる子が入院しており……? さらに学園内では、生徒が突如自ら命を絶つ事件が相次いで起こり、ロイの周囲は目まぐるしく変わり始める! そしてついにクインタスの正体が判明するーー。
勇者パーティから追放された主人公が魔王を倒す旅に出るRPG『CHORD FRONTIER』。その追放を宣言するかませ役勇者「ハルート」に転生してしまった!ゲームの知識を駆使し、なんとか主人公の追放をやり遂げたハルートは、これ以上表舞台に関わりたくないと世界最強と名高い勇者の栄誉を捨て、田舎の学校で教師として第二の人生を送ろうとする。しかしそこで受け持つことになった生徒は、ゲーム続編の新たな主人公たちである美少女3人組で…!?頭を抱えながら少女たちを育て始めたハルート。しかし、彼女たちが想定外の成長と力を見せてしまったことで、穏やかに生きたい思惑とは裏腹に前最強の勇者&現最高の指導者としての名声が高まっていき…!?
異世界暮らしは、“ほどほど”が一番楽しい。 「やっぱり人間、ほどほどに生きてこそだよなぁ」 冒険者・ジェイドは、のんびり狩りをしたり、魔物素材で武器作りに励んだりと、自由気ままに生きる三級中位冒険者。 その真の姿は、魔大陸で暴れ回って恐怖と混沌をブチ撒いた最凶最悪の存在“暗黒破壊龍ジェノサイド・ドラゴン”--として転生した元社畜だった。 最強の力で無双したり、現代知識で富や名声を築いたり。 そんなことをして下手に活躍して注目を浴び、大量の仕事を強要されるような社畜暮らしは前世でこりごり。 人化魔法を使って冒険者になったジェイドは、最強の力をひた隠して“ほどほど”の異世界生活を送ることに。 お酒を造ったり、冒険者仲間とバカやったり。 たまにスラムでメスガキ姉妹を拾ったり、くっ殺女騎士に絡まれたりしながらも、そんな生活が最高に楽しい。 これは最強の邪竜に転生した男の、自由気ままな異世界暮らしの物語。
“役立たず”とされる『生産魔術』適性を理由に、侯爵家を追放され辺境の村の領主となった少年・ヴァン。商人からの情報で、シェルビア連合国の怪しい動きを察知したヴァンは、国境の要塞センテナへ向かう。そこでは、父侯爵・ジャルパの率いる軍が熾烈な防衛戦を繰り広げ、要塞は陥落寸前の状況に陥っていた。窮地に駆け付けたヴァンが要塞の守りを固めたが、パナメラはさらに反攻作戦を提案してきてー!?
喫茶店を開業し、異世界に癒し空間を。 異世界へと召喚されたものの、未開の地に追放されてしまったキダン。 彼が農場として地道に開拓を続けていた土地は、ギフトと呼ばれる力《至高の担い手》と仲間達によって大きな発展を遂げていた。 キダンはかねてより計画していた農場の飲み物を充実させることに。 オーソドックスな飲み物と言えば、やはりお茶&コーヒー! ということで、《至高の担い手》の力を発揮しながら、ダンジョン果樹園でお茶の葉とコーヒー豆を育成したり。 ドワーフの助けを借りてエスプレッソマシンの開発や、エルフの助力を得て茶器を制作したり。 さらには、飲み物を魔国にも広めるべく、喫茶店オープンの準備も進める。 喫茶店に必須とも言えるのは、マスターの人選に加え、子供達に大人気な緑色に輝く“アレ”の用意でーー!? 未開の土地を賑やかな隣人たちと開拓していく、異世界スローライフ、第16幕!
球状世界を覆う魔法防壁を巡る騒動により、元女神であるテルビレスだけでなく、神界の使徒であるゾフィナまでもが農場に入り浸るようになり、フリオ家はますます賑やかさを増していた。そんなフリオ一家に、ホウタウ魔法学校を運営するタクライドとニートから依頼が持ち込まれる。その内容は、フリオ家から魔法学校に通うフォルミナやリヴァーナたちが模擬戦の授業で無双しすぎた結果、学校の闘技場がボロボロになってしまうという想定外の問題でー!?フリオはホウタウ魔法学校の闘技場の形態を海岸や森林に魔法で簡易に変更出来るように大改修!さらには、魔力が強すぎるフリオ家の子供たちの対応のため、魔力を水に変換して発射できる魔導銃を開発し…?WEB発、チートだけどまったりな異世界ライフ、第17巻!
天涯孤独な少女セシルの生きがいは大鳥ランフォルの飼育員として働くこと。自力で見つけた再就職先・オークランス牧場でもそれは変わらないけれど…楽しいご近所さんたちにあったかいごはんーランフォル以外にも大切なものが増えてきて、セシルは牧場での生活に幸せを見出すように。春が過ぎ、夏を迎え、やがて恋を知った彼女は仕事に夢中な自分をいつも見守ってくれる雇用主オスカーに「そばにいてほしい」と思うようになってくる。そんなある日、町を危機が襲い…!?「皆のために必要なら、私が飛ぶね。やることを、必要なときに、できる人がやるだけだよ」ひとりぼっちだった少女が、大好きな皆のためにがんばります!もふもふ×おしごとファンタジー、開幕!
公爵令嬢エリナと結婚した王太子アルヴィス。女神の墓所で見た過去の記憶を気にしつつも、建国祭の準備のため忙しい時間を過ごしていた。そんな中、飛び込んできたマラーナ国王の訃報。国葬が行われることとなり、アルヴィスはルベリア王国の代表としてマラーナ王国に向かうのだが…?
フィレンツェで初めてフラ・アンジェリコの『受胎告知』を見た南実子はその美しさの前に立ちつくした。想像していたより遥かに大きなそのフレスコ画は隅々まで丁ねいに描かれている。そしてその画の前で始まった出会いと別れ。南実子は自分が真実の愛を掴むのはいつのことか、と胸の奥に微かな震えを覚えるのであった。
日常にひそむ不安や欲望、家族の中で抱く孤立感。生きあぐね、もがく女たち。現代女性文学の原点となった呉貞姫の作品集。朝鮮戦争を体験した著者の幼少期が反映された「幼年の庭」「中国人街」のほか、三十代の内面の記録だという六編を収録。繊細で詩的な文章は、父の不在、家族関係のゆがみ、子どもや夫への愛情のゆらぎに波立つ心を描き出す。それは時代の中で懸命に生きる人の肖像でもある。
イタリアに限らず、世界中でガリバルディの名前のついた通りや公園などがいたるところにある。それほどガリバルディは世界中で慕われた人物である。アレクサンドル・デュマのガリバルディに関する本は本書『ガリバルディ回想録』と『ガリバルディ千人隊』の二作品ある。『ガリバルディ回想録』はまさしくガリバルディ の正伝となっていて、ガリバルディが一八〇七年七月二十二日にニースで生まれてから一八四九年六月三十日までの記録である。我々はこの『ガリバルディ回想録』を日本語で出版することで満足するが、その理由は、第二巻『ガリバルディ千人隊』は一八六〇年の第二次イタリア独立戦争当初の一年間弱だけだからである。この貴重なガリバルディ伝を日本語にすることでガリバルディ理解が深まることを期待しています。