2024年発売
"★ ダ・ヴィンチ・恐山氏、推薦 ★ A からZに連なる怪談の言葉あそび。 われわれがもてあそんできた情報たちの密かな逆襲と、にぎやかな祝祭。 *** ""それ""は、ひとつのサイトから始まった。 200万PV突破のネット怪談ロア、ついに書籍化! 新作書き下ろし1篇を収録! ゆっくりボイス、まとめブログ、Discord、実験レポート、匿名掲示板、ドキュメンタリー映像、ホラー番組、位置情報ゲーム、オンライン百科事典、出所不明のカセットテープ、アスキーアート、チャットボット……。 いにしえのネット文化から最新のAI技術まで、幅広いテーマで描かれた全26篇の物語──「つねにすでに」。 各話はA〜Zの頭文字を冠し、独特の世界観を展開。公開後すぐに、AIを使ったインタラクティブなギミックや、1日限定で公開された民家での展示など、ネットならではの仕掛けが大きな話題に。 公式Discordには6,000人以上のファンが集い、熱い考察を繰り広げたあの作品が、ついに書籍化です。 発行:ひろのぶと株式会社 発売:順文社" "Season1 ""AlepH"" ・Archive/ゆっくり怪談 ・Blog/謎の手稿 ・Channeling/呪いの電話番号 ・Diagram/或る心霊写真 ・Experiments/幽霊を見る実験 ・Found/特定しました ・Guru/グル ・Heuristics/抜け落ちた参照項目 Season2 ""interrelationship"" ・Information/補足情報 ・Jukebox/かつて公開された音声 ・Kidnappers/育ての親 ・Lostandfound/探しています ・Maze/迷路の家 ・Nightmare/胡蝶の夢 ・Oracle/聖地巡礼 ・Paradoxination/パラドキシネーション Season3 ""QwerrY"" ・Quarrel/編集合戦 ・Red/警報 ・Supplice/断頭台への行進 ・Tarantela/タランテラ・ソルフェージュ Season4 ""ZonA"" ・Zero/ゼロ消去 書き下ろし一篇"
老いに抗いながら 過去の恋、突き上げてくる激情と性への執着 破滅への衝動と闘い続ける その終着点は美の極致か幻か…… 青年時代に小説を書いていたが、途中で才能への疑問を覚え挫折し休筆した。 心の奥底に燻り続けていた文学への想いが再燃したのは、七十歳のとば口が見えた瞬間だった。個人の生や愛や死の想念が未知の深淵に墜落していく時、いかに激しく輝くかに気づいた僕は再び筆を執らずにはいられなかった。人間の苦しみや喜びや悲しみ、怒りが僕の脳裏に渦巻いた。僕は彼等を愛しエゴイストと呼んだ。心優しきエゴイストたち、と。
20世紀後半のドイツ語圏文学を代表する作家ベルンハルト。その全作品を解く鍵と言われる自伝五部作が、本書『寒さ』によって日本語訳が出そろう。 肺病を疑われた若き主人公はグラーフェンホーフ結核療養所に収容される。死と絶望ばかりを目にしたそこでの日々を回想しながら、語り手は一つの探究を、自らの「原因」探究を進めるーー
「ラ・サール高をタテに出て,東大をヨコに出た。」 白砂青松の鹿児島ラ・サール高校から,大学紛争まっただ中の東京大学へ。安田講堂事件,三島由紀夫との公開討論会にも際会。 1963-70年,昭和のど真ん中を駆け抜けた詩人の自伝的青春小説。 桜島 胡座をかいて 松籟のもとで 白い聖火リレー 宿借りから海月へ 潮だまりの落とし穴 E♭mの裏声 水の盃 血の名残り から潮の夏 奥多摩のおくつき 漣と艀 時化日和 背水の乱 桜と風は南から 芽ぶきどき 氷の栞 夢路はるかに 母はいろいろと 桃から桜へ 縦書きのヨーソロー Mの変 冬の旅 あとがき
レンたちが休暇を過ごすのは、“水の都エウペハイム”。 蒼い海を望む港と美しい白磁の町並み、 この地で生まれ育ったフィオナが彼らを迎えた。 一方、夏の騒動からリシアのために調べ事をつづけていたレンは、ラディウスの紹介でレオメル有数の重要な機関に足を踏み入れる。 そこである貴重な品を受け取ると、フィオナたちと共に“水に沈んだ街”を訪れることになりーー。 「レン、正直に答えて」 「レン君……やっぱり何かしていたんですか?」 アシュトン家の秘密と、レンだけが解けた古き封印。 白銀と漆黒が謳う地へ、覚醒を告げる剛剣の音色が響き渡る。
エレアの死を知り暴走した“世界詞”討伐作戦が開始。キア、クゼ、メステルエクシル、ツー、ウハク。高速で走行する列車の上、奇しくも五名の運命が交叉する……。 また、上覧試合を成立させ、女王暗殺を目論むクゼ。対戦相手は、即死させてなお蘇生するメステルエクシル。相性最悪の第十一試合の果てに待つものはーー。 生命停止の理・静かに歌うナスティークvs際限なき命の論理・窮知の箱のメステルエクシル。
とあるゲームのやられ役にして最推しキャラ・ヴァイスに転生した、悪役好きの俺。 本来は敵となる妹・フィリスとの関係も修復し、またひとつ破滅フラグを回避した俺は、先の戦争で勝ち取った領地の視察に訪れていた。 そこに現れたのは、新たなる十二使徒ーー「教主」。こいつはゲーム開始時点で死んでいるキャラだったから、俺も詳しい情報を持ってないヤバい奴だ。一体どんな恐ろしい手で攻めてくるのかーーと思ったら、その手段はまさかのハニートラップ!? お、俺にそんな手が通じるはず、ない……よね? (こうかは ばつぐんだ!) さらには王都で貴族の連続襲撃事件が発生! その犯人はこのゲーム本来の主人公とされる人物でーー!?
化粧品メーカーの研究開発部に所属する佐倉陽葵は、入社2年目にして会社を辞めたくなっていた。 コスメ作りは好き。だけど現実は思い描いていたキラキラした日々とはちょっと違う。 そんな悩みを抱えながら、歩いていたら……突如異世界に転移して!? クールな魔女・ティナに拾われて、居候することになった陽葵は、転移早々ある事実に気づく。 「まさかこの世界って、コスメの概念がない?」 この世界には、スキンケア用品もメイク用品も存在していなかった。 お風呂上がりに保湿すらできないことに絶望していた陽葵だったが、妙案を思いつく。 「そうだよ! ないなら作ればいいんだよ!」 こうして陽葵は、もとの世界で培った化粧品作りの知識を駆使して、異世界でコスメ工房を開くことに! クールな魔女さんと一緒に、コスメで異世界の女の子を幸せにしていきます!
世界の終わりを目の当たりにした語り手は、廃墟建築家の設計した葉巻形の巨大地下シェルターに誘いこまれる。そこで彼が夢みるのは、カストラートの七人の姪が代わる代わる語る不思議な物語。もしかしたらこちらが現実で、葉巻シェルターのほうが夢ではあるまいか。『サラゴサ手稿』風の語りの入れ子構造を持ちながら、次々繰りだされる挿話の渦は、その枠さえなしくずしに解消してしまう。音楽への愛にあふれ、オーストリア・バロックの粋をこらした魔術的遠近法。
改札口を通り、長い階段を上がる。階段の外に緩やかなスロープがあるのを知っている人は少ないだろう。そこにはかつてレモンの木が植えられていたが、今はもうない。上まで続いているので、以前、資材などを搬送するのに使用されたのかもしれない。階段の途中から、瓦屋根が見え、視界が少しずつ広がる。深日の町並みが一望でき、その向こうに大阪湾が見えると、プラットホームだ。今日の淡路島はうっすら霞がかかり、いつもより遠くにあるように見える。海は濃い藍色だ。南海電鉄で海と淡路島がはっきり見える駅はここだけであろう。プラットホームを歩いてベンチに座る。目の前に見える宝樹寺のソメイヨシノは五分咲き。線路をはさんだ向かいには、雑草が茂るプラットホームがある。(中略)電車は春の陽を浴びた緑のトンネルをくぐり抜ける。樹々の葉っぱがきらきら光り、右に流れて行く。その向こうに見える山々には山桜の薄いピンクが灯っている。(本文より)全長2.6キロ、緑あふれるのどかな風景のなか、2両の電車が4駅をつなぐ多奈川線。その沿線にある中学校を舞台に、大人になりかけた少年少女とそれを見守る教師たちによって繰り広げられるさまざまなドラマ。 多奈川線/深日町駅/謎のトンネル/ガイア塾/薫風/偶然と出会い/深日港駅とフォンターナ/夢の中でも人は成長する/プレゼン大会への挑戦/祭り/窓に映るきみ/和歌山のU塾/制御できないパワー/岬まちづくりコンテスト/軍需工場で始まった授業/衝撃/独演会/負の体験/バケツリレー/月明かりの教室/勇敢な犬/お燈まつり/古代豪族紀氏の末裔/斑鳩と平群/五世紀の市/大クスノキの樹上で/淡輪から木ノ本へ/金の勾玉/特別な一日/多奈川駅
不意に訪ねた姉のアパートは、部屋の窓に目張りがされリビングの真ん中には七輪が置かれていた。姉はしどろもどろで言い繕うが、それは明らかに練炭自殺の準備であり、敦はそれを意図せず未然に防いだのだ。よく見ると自慢の美貌はくすみ自信に満ち溢れた生気は消え失せ、敦の知らない姉がそこにいた。姉は会社の上司からパワハラを受け、追い詰められていたのだった。--「第三回ステキブンゲイ大賞」審査員特別賞受賞作である表題作に加え、まるで仕方なく生きているかのように淡々と日常を過ごしていた男の前に、突然かつての想い人の娘が現れたことで起きた顛末を描いた書き下ろし作「どんどんキミに似ていく」を収録したデビュー作品集。 「姉が壊れた。」 「どんどんキミに似ていく」
織田信長の長子、帯刀。彼は、母の身分が低すぎて生まれながらに家を継げない“幻の長男”だった。帯刀は、弟たちの家臣として、織田家のため、家族のために生きることを誓い、戦い続ける。いよいよ日本統一へ向けて帯刀は…。織田家は将軍義昭との対決を決意するー。決戦の舞台は“本能寺”!!圧倒的熱量で駆け抜ける戦国IFエンタメの決定版!!
織田信長の長子、帯刀。彼は母の身分が低すぎて生まれながらに家を継げない“幻の長男”だった。帯刀は、弟たちの家臣として、織田家のため、家族のために生きることを誓い、戦い続ける。戦国最後の合戦場は川中島!!立ちふさがるは越後の軍神『上杉謙信』混沌と化した戦場で帯刀に最後にして最大の危機が!!!圧倒的熱量で駆け抜ける戦国IFエンタメついに最終巻!!
「貴方は私の味方? それとも…」 皇位継承権第一位でありながら、山奥へ追放された第一皇女・紫苑。しかし、十年後、女帝となっていた妹の美美が不審な死を遂げる。急遽呼び戻され、女帝となった紫苑は、後宮にいる花婿たちと夜伽をし跡継ぎを産むよう命じられるが、跡継ぎを産めば用無しとなり殺されてしまうーー 後宮には、いずれもくせ者の四人の花婿の他、地下牢に軟禁されている謎の男がいた。果たして誰を選べば生き残れるのか? 驚きの結末が待っている激動の中華後宮物語!
伝説の怪盗一家のひとり娘ロザリンは、誘拐された母親の身代金を稼ぐため〈怪盗ギャンビット〉への参加を決意する。それは、世界中の若き泥棒たちが盗みの技を競い合う、違法で危険なコンテストだった。ただし勝者はどんな願いもかなえられるという。ライバルとの壮絶な戦い、信頼と裏切り、許されぬ恋……悩み傷つきながらも、ロザリンは怪盗として大きな成長を遂げ、ついに勝利に手をかけたーーはずが、それは初恋の相手デヴローとその母が仕掛けた壮大な罠だったと判明する。 一転して命を狙われる立場となったロザリンは、ふたたび〈怪盗ギャンビット〉の舞台で一発大逆転を狙うことに! カーニバルの仮面舞踏会、南極の氷海、世界中の富豪が集まるカジノを舞台に、プライスレスな秘宝を奪い合う緊迫のシーソーゲーム、大どんでん返し……そして、衝撃のラストへ! ★原題 Heist Royale :Thieves’Gambit #2 第1章 リオデジャネイロの夜 / 第2章 十八歳のバースデープレゼント / 第3章 誘拐される / 第4章 謎の男バロン / 第5章 新たな取引 / 第6章 ニューオーリンズ / 第7章 マルディグラ舞踏会 / 第8章 ダイアン・アバラ / 第9章 「女王」のティアラ / 第10章 ふたたび戦いへ / 第11章 〈生きのびられたらやりたいこと〉リスト / 第12章 第一ステージ:南極・核エネルギー研究所 / 第13章 最後の一線 / 第14章 暗闇からの視線 / 第15章 残忍な追手 / 第16章 氷の海 / 第17章 つぎの地獄へ / 第18章 二十年の確執 / 第19章 東京で昼の十二時に / 第20章 タイヨウの戦略 / 第21章 第二ステージ:モナコ公国 モンテカルロ / 第22章 カジノ〈ハーツ・ケイ〉 / 第23章 偽造チップ / 第24章 キア・ハート / 第25章 カードゲーム〈ハーツ・ブラフ〉 / 第26章 迫真のドラマ / 第27章 本気の勝負をしよう / 第28章 ほんとうに手に入れたかったもの / 第29章 ゲームに勝って勝負に負ける / 第30章 冷酷無慈悲な天才怪盗 / 第31章 デヴローの決意 第32章 勝利か、死か / 第33章 友だちと過ごす時間 / 第34章 第三ステージ:南アフリカ ケープタウン郊外 / 第35章 コミューンのフィルム保管室 / 第36章 絶体絶命! / 第37章 勝者の願い / 第38章 ビーチでの休暇
佐久間美保は小学生の息子・晴翔と夫の三人暮らし。ある日、晴翔が小学校のベランダから転落して骨折してしまう事件が発生する。 転落した理由を尋ねるも、晴翔はかたくなに口を閉ざしたまま。 もしかして、わが子はいじめを受けていたのではないか……? そう思った美保は独自に真相を探ろうとするが、自身も小学生時代にあるいじめを「目撃」しており……? 衝撃のラストに震撼する、「いじめ」問題に切り込む意欲作!
第9回カクヨムWeb小説コンテスト〈エンタメ総合部門〉特別賞受賞作 1992年8月、9歳の少年トビーは家族旅行中のフロリダでハリケーンに遭い、視力を失った。両親は変わらぬ愛情を持って接するが、トビーの心は傷ついて孤独のまま。彼の友達は、父がくれた仔犬のハミングだけだったーー。ある夏の日、トビーはハミングとの散歩中に近所の森で古い鍵を拾う。持ち主はジャンナ・グッドスピード。酒に煙草にギター、見透かしたような言動をする、いけすかない無法者。はじめは仲違いを繰り返しながら、ふたりはだんだん距離を縮めていく。けれどもジャンには、誰にも触れられない秘密があって……。 人は誰しも、ある意味盲目である。
元JK、一人ぼっちの出口(サリーダ)を目指す! 「はぐれものに居場所はない」 親友と自分のいじめを放置した先生はそう言ったけど、わたしは違う! 突然差し伸べられた赤の他人の手を取った彼女は、フラメンコに出会いーー。 今なら何でもない事に、傷つき、悩んだあの頃。 あなたの中の少女にやさしく語りかけたい。 「大丈夫。たとえまた暗い夜が来ても、わたしはそこから抜けだせる!」 小説現代長編新人賞作家、待望の最新作 〈あらすじ〉 新菜は親友と自分のいじめを放置した学校をやめた。暇を持て余す彼女はある日、プロのフラメンコダンサー玲子とカンタオール(歌い手)ジョージと出会う。二人の誘いでフラメンコを始めた新菜。玲子の優しさとジョージの歌に触れながら、止まっていた新菜の17歳は再び時を刻み始める……。
「たった11ミリ。小指で押した先ほどの的を通して、人は世界を見ている」 不器用な青年・野宮恭一(のみやきょういち)は視能訓練士として着実に力をつけていた。ある日、野宮が喫茶店で出会ったのは、世界を立体的に見ることが難しい四歳の少女・灯(あかり)だった。限られた時間の中で灯の訓練を重ねるうち、野宮はロービジョンの小学生や糖尿病網膜症の漫画家など、さまざまな悩みを抱えた人々に出会う。目に宿る奇跡に向き合い、野宮が見つけた答えとはーー。
ほんとうに人を斬ったのか──幕末から戦前までを駆け抜けた、日本美術家の生涯。近代美術のすごみが横たわる圧巻の長篇時代小説! 東京美術学校の発足に携わり、帝国博物館でも要職を務めるなど、「日本美術」の目利きと称された下垣内邦雄が、関東大震災、金融恐慌、世界恐慌に襲われたあとの1931年、歴史の大きなうねりの中で亡くなった。思い起こされるのは、ある新聞記者による4年前の単独取材だった。美術に関する意図とおりの質問のあと、下垣内教授は自らの半生について語り始める。「俺は人を斬ろうとしたことがあるんだよ」。凡百の出世物語とは似ても似つかぬ、幕末活劇とはまったくちがう話に、記者はかっさらわれたのだった……。