制作・出演 : ジョージ・ムラーツ
“ドラム・マシーン”エルヴィン・ジョーンズが、若きジョシュア・レッドマンらと組んで発表した意欲作。ポリリズムの要素を加えたダイナミックなドラミングは、スピリチュアルでさえある。
クリスマス・ソングという究極のスタンダードを取り上げ話題を呼んだベテラン・ピアニストの、2004年のトリオ作品の2年ぶり続編。G.ムラツ、B.ライリーを迎えた今回は、賛美歌を中心に取り上げ、楽しさの中にも聖夜にふさわしい敬虔なムードを演出。
発売元
株式会社ポニーキャニオン晩年のアート・ペッパーの相棒。本作はその故人の思い出に捧げられている。1曲を除き、他はペッパーが演奏した曲。ケイブルス独特のアクセントで弾く、凛々しくリズミックなプレイは健在。バラードでの歌心がグッと高まっていく様子に年輪を重ねてきた味わいがある。
制作・出演
アンソニー・ジャクソン / アービー・グリーン / エリック・ゲイル / ジェレミー・スタイグ / ジョージ・ムラーツ / ジョー・ファレル / トゥーツ・シールマンス / バリー・マイルス発売元
キングレコード株式会社バラード、アップ・テンポ、そしてスキャット。オールラウンドなジャズ・シンガーとしての彼女の魅力が満喫できる代表的な一枚。ノリス・ターネイのアルトの渋さ、ベニー・アロノフのピアノの美しさも聴き逃せない。
ホレス・シルヴァーのトリビュートからビル・エヴァンスの愛奏曲集を経て、超絶技巧のバド・パウエルのオリジナルに挑戦。ヘイゼルタインのリラックスしたプレイで、難解なバドの曲をわかりやすく再構築している。
制作・出演
ジミー・ヒース / ジョン・ファディス / ジョージ・ムラーツ / スライド・ハンプトン / スライド・ハンプトン&ザ・ジャズマスターズ / ダニーロ・ペレス / ダヴィッド・サンチェス / ロイ・ハーグローヴナット・キング・コールの弟、フレディが99年に録音したテラークでの第1作。極上のスタンダード集。ナットの自伝によるとフレディは小さい頃から歌がうまく、ナットも弟の歌に感心したとか。シダー・ウォルトン、エリック・アレキサンダーら参加メンバーも豪華。
秋吉敏子の音楽生活60周年記念アルバム。ジャズ・ピアノに専念している近年の彼女を反映し、ピアニストとしての魅力を最大限に引き出す、ソロとトリオの2部構成による聴き応えあふれる作品だ。
制作・出演
サド・ジョーンズ / サド・ジョーンズ=メル・ルイス・ジャズ・オーケストラ / ジョージ・ムラーツ / ビリー・ハーパー / ペッパー・アダムス / メル・ルイス / ロン・ブリッジウォーター / ローランド・ハナ発売元
日本コロムビア株式会社ヘイゼルタインのしたたかさを見せつけたバド・パウエル作品集。しかも、あえてパウエル的な手法を駆使することなくオリジナリティを確立させようとする意図が感じられる。バドの“色”のみを抽出した自信作(10)がもちろん一番の推薦曲だ。★
発売元
株式会社ポニーキャニオン黒人メインストリーマーの王道をゆくチェスナットのピアノという観点から言うと、(2)(4)(9)が本命曲となる。レイ・ブライアント直系ともいっていいグルーヴとリリカルなフレーズを特徴としてきた彼の真骨頂はやはり(9)。ムラーツも十分にグルーヴィだ。