制作・出演 : ジョージ・ムラーツ
秋吉敏子の音楽生活60周年記念アルバム。ジャズ・ピアノに専念している近年の彼女を反映し、ピアニストとしての魅力を最大限に引き出す、ソロとトリオの2部構成による聴き応えあふれる作品だ。
制作・出演
サド・ジョーンズ / サド・ジョーンズ=メル・ルイス・ジャズ・オーケストラ / ジョージ・ムラーツ / ビリー・ハーパー / ペッパー・アダムス / メル・ルイス / ロン・ブリッジウォーター / ローランド・ハナ発売元
日本コロムビア株式会社ヘイゼルタインのしたたかさを見せつけたバド・パウエル作品集。しかも、あえてパウエル的な手法を駆使することなくオリジナリティを確立させようとする意図が感じられる。バドの“色”のみを抽出した自信作(10)がもちろん一番の推薦曲だ。★
発売元
株式会社ポニーキャニオン黒人メインストリーマーの王道をゆくチェスナットのピアノという観点から言うと、(2)(4)(9)が本命曲となる。レイ・ブライアント直系ともいっていいグルーヴとリリカルなフレーズを特徴としてきた彼の真骨頂はやはり(9)。ムラーツも十分にグルーヴィだ。
発売元
キングレコード株式会社現代ジャズ・ギターの名手、ジム・ホールがCTIレーベルに残した音源から構成されたベスト・アルバム。大名曲「アランフェス協奏曲」をはじめ、ジャズ・ギターの魅力がいっぱいに詰まった1枚だ。アート・ファーマーの演奏も楽しめる。
白人の中堅ジャズ・テナーの中でいつも趣味の良い歌心を聴かせてくれるアレンが、ピアノで歌うことにかけては右に出る者のいないリヴィング・レジェンドと組んだ。トリックもフェイントもかけないのにひたすら美しく溶け合うジャズの心。ひとつの理想郷だ。
ポップ・ユニット、PSY・Sのメンバーとしてデビューし、近年はジャズを志向する女性シンガーの2004年録音作。パンチの効いたスキャットが気持ちいい(5)、明瞭で情感豊かな表現に個性が際立つ(7)など、快唱が並ぶ。(8)はドン・フリードマンのファンキーなピアノ演奏が楽しい。
『ヴィーナスジャズ・スペシャル・キャンペーン』のアンコール・プレス。アーチー・シェップがいつになくブルージーなプレイを展開する。リズム陣もはつらつとしたプレイで応えている。
発売元
株式会社ポニーキャニオンピアノのサイラス・チェスナットを中心とするグループの97年録音デビュー作。その後、このバンドはトリオになったが、本作にはアルト・サックスのアントニオ・ハートが加わっている。哀しみのジャズとでもいうのか、悲哀に満ちた曲を切々と演奏していて、心にしみる。
発売元
株式会社ポニーキャニオンサイラス・チェスナットを中心とする現代版オールスター・トリオの第2弾作品。10曲中3曲で若手サックス奏者のエイブリーをフィーチャー、変化に富んだ聴きやすい構成が大きな魅力。コンテンポラリーなヒット曲からD.ゴードンの名曲まで幅広くカヴァーした選曲も充実している。
発売元
株式会社ポニーキャニオンこのバンドの魅力はサイラス・チェスナット、ジョージ・ムラーツ&ルイス・ナッシュの3人が対等の関係でプレイしているところにある。これは第6作で、ソニー・ロリンズのレパートリーを中心にした選曲。スティーヴィー・ワンダーの曲も2曲。優雅なトリオ演奏だ。