制作・出演 : チョン・ミュンフン
20世紀後半にタンゴに革新をもたらした、ピアソラの作品集。あくまでもタンゴにこだわり続けたピアソラの、クラシック側からアプローチしたという貴重なアルバム。指揮はチョン・ミュンフン。
7番は2度目の録音となる。民俗性は前面には出さず、純粋に音楽の構造を、丹念に、しかも個性的な強調や歌い回しをしながら作り上げてゆく。ウィーン・フィルを存分に鳴らした見事な演奏を繰り広げている。
制作・出演
オリヴィエ・メシアン / カトリーヌ・クールノー / チョン・ミュンフン / フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団 / フランス国立放送メトリーズ合唱団 / モーガン・ジュールダン / ロジェ・ムラロ / ヴァレリー・アルトマン=クラヴェリー20世紀を代表する作曲家、オリヴィエ・メシアンが亡くなって16年あまり。これほど大規模な作品集がリリースされるという事実。独自の音楽語法を発展させる一方で、鳥の声の研究でも知られるような音色への関心と図抜けた表現力、宗教心をベースにした深い思想性が、彼を偉大な作曲家へと成長させた原動力だった……と、あらためてアルバムを聴き通して感じる。90年代に録音された音源が中心だが、なかでもチョン・ミュンフンが指揮した「トゥランガリーラ交響曲」がすばらしい。彼は「世の終わりのための四重奏曲」ではピアノを弾く。そのほか、メシアンのスペシャリストでもあるブーレーズの指揮や、錚々たるソリストたちが参加しており、メシアン作品の規範とも言える内容になっている。
パリ・バスティーユ・オペラ座の音楽監督時代に精力的に行なった録音のひとつで、オーケストラからの信頼も篤く、名演が揃っている。本作でも豊かな色彩感としなやかなリズム、磨き抜かれた旋律線が楽しめる。
制作・出演
アルクム少年合唱団 / アンドレア・ボチェッリ / サンタ・チェチーリア国立アカデミー合唱団 / サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団 / ジュリオ・カッチーニ / チョン・ミュンフン発売元
ユニバーサルミュージック庄司紗矢香の通産4作目となる、2枚目の協奏曲アルバム。チョン・ミュンフンの万全のサポートのもと、陰影に富んだニュアンスやスケール感など、その才能が隅々にまで輝きわたった演奏だ。
制作・出演
エンリコ・バルボーニ / サンタ・チェチーリア国立アカデミー合唱団 / サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団 / ターフェル / チョン・ミュンフン / バルトリ / フォーレ / ロベルト・ガッビアーニ制作・出演
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 / イタマール・ゴラン / ズービン・メータ / チョン・ミュンフン / フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団 / フランツ・ワックスマン / 庄司紗矢香同世代の神尾真由子がチャイコフスキーで優勝して、周囲はますますライバル視するようになった。そんなところでベスト・アルバムのリリースはまさにグッド・タイミング。天才少女から大人へと向かう彼女の足跡をたどることは、彼女のこれからを占うこと。期待は膨らむ。
パリ・バスティーユのオペラ座の音楽監督に就任して3年目、脂が乗っていたころのチョンの快演を収録。豊かな色彩感とメリハリのある演奏、木管セクションの軽妙洒脱な歌いまわしは、フランスのオーケストラならでは。