制作・出演 : ヴィクター・ルイス
オーストリア出身の歌姫、シモーネの『恋のチャンス』に続くヴィーナス第4弾。伴奏はサックス+ピアノ・トリオに、ストリングス・カルテットを加えた豪華版。バラード中心の選曲と、透明感のある魅力的なヴォイスで、どの曲も語りかけるように歌っているのが印象的。★
人気ピアニスト、バロンの85年の『スクラッチ』に続く、エンヤにおける2作目。フレッシュな顔ぶれによるクインテット編成で、7曲中4曲が自作曲。作曲家としての才能にもご注目。バラードの名曲「クロース・トゥ・ユー・アローン」はトリオ、急速調の「デクスタリティ」はドラムとのデュオ、「トゥリンクル・ティンクル」はソロ。録音はルディ・ヴァン・ゲルダー。
発売元
ピー・エス・シーデビッド・マシューズの編曲でバカラック作品を歌う2007年作。歌とバックというより、歌とMJQのバンド・サウンドが一体化している印象でパワフル。2管とホーン・セクションを組むかのようなスキャットがいい「サンホセへの道」、広い音域で安定した歌を聴かせる「ゴッド・ギブ・ミー・ストレングス」など魅力的。
ジャズの醍醐味を明快に伝えようとしてすでに20年強、デビッド・マシューズ率いる5人組のアルバム。今作はスタンダード中のスタンンダードをフレッシュに取り上げたもの。ときに仕掛けを施しつつ、原曲の持つ曲趣を香り立たせる。フロントに立つ2管はけっこう雄弁。
発売元
株式会社ポニーキャニオン新進女性トランペット奏者、市原ひかりの通算3枚目。前作同様、ニューヨークで録音した4ビート・アルバム。ニューヨークの腕達者たちを迎え、スタンダードの名曲を取りあげた。「走馬灯」「And they lived happily ever after」は市原のオリジナル。吹きっぷりのいいこなれた4ビート演奏をしめす。
人気ピアニスト、ケニー・バロンがニューヨークのクラブ「ファット・チューズデイ」で行なったライヴを完全収録。スタンダードからオリジナルまで、ケニー節全開のピアノ・プレイが堪能できる。
アート・ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズで活躍した中堅ピアニストによるトリオ作で、ブレイキーの愛奏曲を中心に、モダン・ジャズの名曲を好演。ガッツ溢れるピアノ・トリオ演奏を繰り広げている。
ビートルズ5曲を中心に、クイーン2曲、なぜか定番「虹の彼方に」を最後に収録。好きな曲と旬な感じの曲を持ち寄りました、という感じのアルバム。明るく屈託のないジャズなので、細かいことは抜きに、楽しく聴けてしまうのがMJQの良さだ。
ボサ・ノヴァを中心に多彩な曲をカッコよく演奏している作品。「ルート66」はファンキー。スティングの「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」はカリビアン・テイスト。ルー・ソロフ&アンディ・スニッツァーのフロントが強力、D.マシューズの編曲は職人芸の世界。