制作・出演 : 天野清継
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株式会社ポニーキャニオン韓国の女性歌手。母国では何枚もアルバムを発表しているが、日本盤はこれが3枚目。きめ細か、表情豊かで、声になんともいえぬ色気がある。スタンダード中心、マイケル・フランクスの曲もさわやかに。日野皓正、松島啓之ら日本人ミュージシャンとの息もぴったり。
グループの知名度はともかく、ギターの天野をはじめ個々では国内屈指の実力を誇る3人による、芳醇な響きのアコースティック・トリオ作品。全体的に涼しげで華麗な演奏が心地よい。とことん甘いバラードもまた良し。
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株式会社ポニーキャニオン韓国の女性歌手。前作『FEEL LIKE MAKING LOVE』で評判になったが、今回はそれ以上にジャジィな仕上がりでウットリ。丁寧な歌い方、きめの細かい表現に感心させられる。自作2曲以外は、おなじみの曲ばかり。「ウォーク・オン・バイ」ではTOKUと共演。
ロンドンに拠点を移し、クラシック音楽にあらためて正面から向き合ったという葉加瀬太郎の新境地を示す一枚。ヴィヴァルディ風アレンジの「春をどうぞ」や、エルガーの「威風堂々」をサビに使った「栄光への道」などの自作が収録曲の約半分を占め、“葉加瀬流クラシック”をダイナミックに体現する。
フツウにクラシックの作品を聴いているぶんにはあまり出くわすことはないが、どうしてどうして、一皮剥けばヴァイオリンは、人間の生々しい感情を赤裸々に表わすことにも長けている。スラヴ風・オリエント風の編曲による川井の演奏、そこを突いて濃厚である。
聴きやすい内容ながら、決して甘口ではない。元クライズラー&カンパニーの竹下欣伸は、生音が重なる効果を良く知った好アレンジを今回も提供。アコースティック&近接感を強調した仕上がりからも、制作者たちの矜持が伝わる。広くない空間で、がっちり浸りたい音だ。★
オリジナル楽曲と編曲ものからなるアルバム。フィンランドのオーケストラを従えて、クラシックから映画音楽、彼女の代表曲などを、壮大なオーケストレーションで披露。斬新なアレンジで広がりのある音楽世界を展開している。
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キングレコード株式会社日本を代表するトロンボーン奏者である中川による7年ぶりのリーダー作。NYで過ごした期間も含む7年の歳月が一気に凝縮されている。曲毎に覗くクラシック、ジャズ、ソウル、フュージョンなどのあらゆる音楽性が、彼の7年間を追う旅のように、聴こえてくる。
通算10作目のアルバムは、アコギの楽しさを伸び伸びと打ち出したソロ作品。いかにもギターらしいコード奏法が飛び散るようなオリジナル曲の爽快感、メロディの主張をたっぷり活かしてざっくり弾くアレンジ曲、そのバランスもまた絶妙。「パフ」の収録が嬉しいなぁ。
人気ピアニスト、国府弘子のウィンター・ベスト・アルバム。これまでのソロ・アルバムの収録曲だけでなく、天野清継とのプロジェクト、HEAVENの曲も。クリスマス・シーズンに聴くのにぴったりだ。
CMへの起用で歌声が話題となっていたシンガーのデビュー&カヴァー作。彼女の歌唱力もさることながら、各曲で演奏を分担する天野清継、平岡雄一郎、鬼怒無月の三者三様のギター・プレイも見事。ヴォーカル・ファンだけでなくギター・ファンも楽しめる。★