音楽むすび | ジャンル : ロック・ポップス > ハードロック・ヘヴィメタル

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オルター・エコーオルター・エコー

デンマーク史上最高のロック・トリオによる復活第2弾アルバム日本先行発売! ダイハードなロック・ファンにはもはや説明不要!あの鉄壁ロック・トリオが新たな感動をもたらしてくれる時がついにやってきた。 90年代にデンマーク音楽史上最高のセールスを叩き出し、日本でも多くのファンを獲得したにもかかわらず、たった2枚のアルバムで一度は解散した彼ら。 以降、ファンは長い長い“DMLロス”に陥っていた。そんな彼らが、2016年に約20年というリリース・インターバルを経て、 『フォワード・イン・リヴァース』というこの上ない復活作で我々の前に帰ってきてくれたのは記憶に新しいところ。 しかも1年の間に3度の来日公演(ラウドパーク2年連続参戦と単独ツアー)という離れ業もやってのけ、切れ味の増した極上テクニックと熟成された表現力が合わさり、 たった3人で奏でるロックとしては無敵ともいえる素晴らしいステージングを披露してくれた。あの最高の復活イヤーを飾ってから4年。 DMLらしさはそのままに、新たなチャレンジを封じ込めたという待望の4thアルバムを引っさげてシーンに戻ってきた。 唯一無二のDMLメロディーとストイックに躍動する3人の雄姿に、またとことん酔いしれようじゃないか!

アクロス・ザ・ユニバースアクロス・ザ・ユニバース

現代ギターの名匠アル・ディ・メオラ、ザ・ビートルズとの邂逅。 「イエスタデイ」「ヘイ・ジュード」「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」「ヒア・カムズ・ザ・サン」などの名曲に吹き込まれる超技巧美的空間がここにある。 現代ギターの最高峰の1人と呼ばれるアル・ディ・メオラが2020年、新たなディケイドに送る第1弾作品は、ザ・ビートルズへのトリビュート・アルバムだ。 超絶テクニックを誇り、ジャズ/フュージョンからクラシックまでジャンルを超えた多彩なスタイルで絶大な支持を得てきたアルだが、その原点にあるのはザ・ビートルズのポップ・サウンドだ。 2013年にはロンドンのアビー・ロード・スタジオで録音した『オール・ユア・ライフ:ア・トリビュート・トゥ・ザ・ビートルズ』も発表している。 そしてカヴァー・アルバム第2弾としてリリースされるのが本作『アクロス・ザ・ユニバース』だ。 「美しさと喜びに満ちた音世界へのセレブレーション」とアルが自ら評するこのアルバム。「イエスタデイ」「ヘイ・ジュード」「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」「ノルウェーの森」「ディア・プルーデンス」など、ザ・ビートルズの名曲の数々に、新しい生命を吹き込んでいく。 オリジナルに敬意と愛情を込めながらユニークなアレンジを施し、さまざまなエレクトリック、アコースティック・ギターに加え、12弦ハープ・ギター、ベース、ドラムスなども自らプレイするなど、アルのパーソナルな世界観を多彩なギター・サウンドで織り成しながら提示している。 「ゴールデン・スランバー〜キャリー・ザット・ウェイト〜ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー」メドレーの抒情的な展開も、アルのザ・ビートルズへの傾倒を感じさせるものだ。 一方、「アイル・フォロー・ザ・サン」にはランディ・ブレッカーがトランペットでゲスト参加、ギターとの絶妙な絡みを聴かせる。 さらに「オクトパス・ガーデン」では愛嬢エヴァが3歳のときの歌声を加えて、暖かみのある作風で微笑ませてくれる。 ジョン・レノンのソロ・アルバム『ロックン・ロール』(1975)へのオマージュといえるジャケット写真も、ファンを喜ばせるだろう。 2020年2月上旬には来日公演も実現。歌ごころ溢れるステージで、本作からのザ・ビートルズ・ナンバーも披露されるだろうか。 半世紀近くトップを極めながら、レジェンドの座に甘んじることなく、2020年代においても、アルは前進を続ける。

ザ・ゴースト・オブ・オライオンザ・ゴースト・オブ・オライオン

絶望・苦悶・悲哀の向こうに見える一筋の光。英国デス/ドゥーム・メタルの重鎮マイ・ダイイング・ブライドが放つ矢が魂を射貫く、記念すべき第十三教典。 1990年に結成、パラダイス・ロスト、アナセマと共に英国デス/ドゥーム・メタルの黄金三角形を成してきたのがマイ・ダイイング・ブライドだ。 アンドリュー・クレイハン(ギター)とアーロン・ステインソープ(ヴォーカル)をバンドの軸として活動してきた彼らは深く沈み込むヘヴィネスで世界のファンの信頼を勝ち得てきた。 他2バンドが初期のデス/ドゥーム・サウンドから逸脱していく一方で、彼らは漆黒の世界観を頑ななまでに貫いている。 13作目のアルバム『ザ・ゴースト・オブ・オライオン』は、苦悩の中で作られた作品だ。前作『フィール・ザ・ミゼリー』(2015)発表後、アーロンの5歳になる愛嬢の癌が発覚。 彼が“神の苦く愛なき、最も残虐な創造物”と表現する病魔との戦いを強いられることになった(幸い、快調に向かっている)。 さらにメンバー2人が突如脱退するという事件にも見舞われている。だがバンドは長く暗いトンネルを経て、新メンバーを迎えながらニュー・アルバムを完成。 長年の古巣だった“ピースヴィル・レコーズ”を離れ、世界最大のメタル・レーベルのひとつ“ニュークリア・ブラスト”から発表することになった。 アーロンは新作をこう語る。「マイ・ダイイング・ブライドのみが創り方を知る豊潤な旅路。攻撃的で美的、過去になかった陰鬱なハーモニーで彩られている。 ドラマチックな展開に乗せて、内臓を冒す狂気と怒りを込めたデス・メタル・ヴォーカルが恐るべきエッジをもたらす」 ギリシャ神話で女神アルテミスの放つ矢に射られて死んだ神の子オリオン(オライオン)の霊をタイトルに冠した本作。 アルバムに先駆けてリーダー・トラックとして発表された「ユア・ブロークン・ショア」は息の詰まる重低音と哀感溢れるストリングスが交錯する、結成30年にして生まれた新しい代表曲のひとつだ。 ヴァードゥルナのヴォーカリスト、リンディ=ファイ・ヘラが呪術的な女声の詠唱を聴かせる「ザ・ソレス」、10分を超える暗黒の叙事詩「ザ・ロング・ブラック・ランド」「ジ・オールド・アース」など、一瞬たりとも緊張感が途切れることがない。 アーロンは「最も思慮深いヘヴィ・ミュージックを創り出すべく、すべての情熱とパワー、不屈の精神を傾けた」と説明するが、それは見事に功を奏している。 パラダイス・ロストやロッティング・クライストを手がけてきたマーク・マイネットがプロデュース・エンジニア・ミックスを担当。 ジャケット・アートはテスタメント、フレッシュゴッド・アポカリプス、SIGHなどを手がけてきたエリラン・カントルによるものだ。 ひたすら重く激しく、そして哀しく。マイ・ダイイング・ブライドの闇の覇権は、2020年代においても揺らぐことがない。 【メンバー】 アーロン・ステインソープ(ヴォーカル) アンドリュー・クレイハン (ギター) レナ・アベ (ベース) ショーン・マガウアン (キーボード/ヴァイオリン) ジェフ・シンガー (ドラムス)

ザ・サーペント・リングスザ・サーペント・リングス

元ピンク・クリーム69のデニス・ワードを新たに迎えた、英国産ハード・ロックの至宝、マグナムが21枚目のアルバム『ザ・サーペント・リングス』をリリース! トビアス・サメットも敬愛するボブ・カトレイの圧倒的な歌唱を武器にした楽曲は、優雅かつドラマティック。ブリティッシュ・ロックの誇りと伝統を感じさせる傑作がここに完成!ロドニー・マシューズによる幻想的なアートワークも必見。 1972年にイギリスのバーミンガムで結成され、1978年にアルバム『KINGDOM OF MADNESS』でデビューを果たしたマグナム。 80年代から90年代の初頭にかけて、3rdアルバム『CHASE THE DRAGON』(1982年:全英チャート最高17位)や『WINGS OF HEAVEN』(1988年:最高5位、8thアルバム『GOODNIGHT L.A.』(1990年:最高位9位)など、数々のヒット作を生み出した彼らは1996年に音楽シーンの変化もあって解散。 しかし、2001年に再結成を実現させると、その後は約2年に1枚のペースでスタジオ・アルバムをリリースし続けている。  2012年に発表した17thアルバムの『ON THE 13TH DAY』が久しぶりにイギリス・チャート・トップ50(最高43位)にランク・インすると、続く18thアルバム『ESCAPE FROM THE SHADOW GARDEN』(2014年)が最高38位、19thアルバム『SACRED BLOOD “DIVINE” LIES』(2016年)が最高31位、20thアルバム『LOST ON THE ROAD TO ETERNITY』(2018年)が最高15位とアルバム枚にチャートの順位がアップ。 バンドの人気が拡大し続ける中、約2年ぶりに完成させたのがこの21thアルバムの『ザ・サーペント・リングス』である。   ボブ・カトレイ(ヴォーカル)とトニー・ラーキン(ギター)のオリジナル・メンバー2人と、今作が2作目の参加となるリック・ベントン(キーボード)とリー・モリス(ドラム)、さらに再結成以降、長きに渡ってベースをプレイしていたアル・バロウが2019年に脱退したため、新たに元ピンク・クリーム69のデニス・ワード(ベース)を迎えた新体制で制作された本作は、近作同様にドラマティックなハード・ロック・チューンのオン・パレードとなっており、幻想的なムードもあるのが特徴となっている。 オーケストラ・サウンドが入った「ホエア・アー・ユー・エデン」や「ジ・アーチウェイ・オブ・ティアーズ」、優雅な「ザ・サーペント・リングス」や「ザ・グレイト・アンノウン」、メロウな「ザ・ラスト・ワン・オン・アース」といった気品溢れる楽曲を中心にしつつ、小気味のいいロック・チューンの「ノット・フォーギヴン」もあるなど、ロックの醍醐味も存分に味わえるような楽曲が並んでおり、アルバム全編でトニーの抜群のソングライター力が発揮されている。 英国のバンドらしいウエットな質感のある叙情派のヴォーカル・メロディ、ボブのエモーショナルな歌唱も素晴らしく、まさにヴェテランの風格を感じさせる傑作が登場したと言えるだろう。尚、アルバムのアートワークはロドニー・マシューズが手掛けている。 【メンバー】 ボブ・カトレイ(ヴォーカル) トニー・クラーキン(ギター) デニス・ワード(ベース) リック・ベントン(キーボード) リー・モリス(ドラムス)

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