発売元 : ビクターエンタテインメント
フツウにクラシックの作品を聴いているぶんにはあまり出くわすことはないが、どうしてどうして、一皮剥けばヴァイオリンは、人間の生々しい感情を赤裸々に表わすことにも長けている。スラヴ風・オリエント風の編曲による川井の演奏、そこを突いて濃厚である。
佐藤美枝子が実力を遺憾なく発揮するアリア集。高音の輝きはそのままに、声の力強さを増してきた彼女にとって、まさに打って付けのプログラムである。コロラトゥーラの諸役は言うに及ばず、パミーナやミカエラなどのリリカルな役における感情表現も見事だ。
フィンランドの重鎮メタル・バンド、ストラトヴァリウスのベーシストとして有名なポラーのセカンド・ソロ作。ストラトヴァリウスとはひと味違う穏やかでクラシカルな音像はピンク・フロイドを連想させるスケール観が魅力で、プログレ・ファンも楽しめるはず。
モントリオール出身のデス・メタルの雄の6作目。阿鼻叫喚と評したくなるマット・マギャキャー(vo)、マギー・デュランド(key)を新たに迎えたことで残虐さはさらにアップ。目まぐるしく展開されるサウンドは、地獄絵図を彷彿させ、妖しい悦楽の園へと誘っていく。
フィンランドの天才ティモ・トルキが日本の武士道をヒントに作り上げたクラシック・ロック・オペラ。「サーナ・マウンテン」などは確かに尺八のようでもありケルトのようでもある。クラシック寄りでロックっぽい曲は「ウォリアー・オブ・ライト」くらい。CDエクストラでインタビューとクリップ3曲も観られる。
90年代はリル・キムとともに女性ラッパーの代表格だったフォクシー・ブラウン、6年ぶりのアルバム。その間、耳の病気?手術、監獄入りなどトラブルが続出したようだが、相変わらずのへヴィなサウンドにアタックの利いたラップで、本領を発揮している。
大阪出身、オーセンティック・ジャマイカン・レゲエにこだわり続ける“MJR”の8枚目のアルバム。ずっしりと響く低音、開放感あふれるメロディがひとつになったリード曲「BIG PARADISE」、“現場”の雰囲気をそのまま伝える「LIVE&DIRECT」など16曲を収録。
2008年のボサ・ノヴァ生誕50周年を記念して、日本を代表するジャズ・シンガーの阿川泰子がラテン・フュージョンの第一人者である松岡直也をプロデューサーに迎えて制作した意欲作。阿川流のムーディな歌唱がボサ・ノヴァの魅力を増大させている。
ジャズ/ラテン系のクラブに行けば結構な確率で耳にする阿川泰子のリミックス&ミクスチャー・ヴァージョンを集めたコンピレーション。誰もが知ってる超有名な「スキンドゥ・レ・レ」のほか、須永辰緒、ヤン富田、小林径、ニコラ・コンテなど、国内外の一流リミキサーらの作品を収録。
UKのインド系R&Bシンガー、ジェイ・ショーンのセカンド。甘いヴォーカルでスロー/ミディアムからポップなダンス・チューンまで巧みに歌い、かなりの実力の持ち主であることが伝わってくる。インド?アジア・テイストは想像していたより希薄。
カニエ・ウェストやコモンも認めたデトロイト産の才による3年ぶりの3作目。「オープン・ユア・アイズ」はボビー・コールドウェルのカヴァーだが、マルチな技能を活かした自作/自演の作風は今作でも同じ。パーソナルな、言い難い浮遊感漂う小宇宙。独特の音体験ができる、味わい深めたネオ・ソウル。
70年代を中心に、フォーク、ニューミュージックの名曲を収録したコンピレーション・アルバム。今だからこそ、心に染みるフレーズがきっとあるはず。じっくりと耳を傾けたい。
70年代を中心に、フォーク、ニューミュージックの名曲を収録したコンピレーション・アルバム。今だからこそ、心に染みてくるフレーズがこの1枚の中にきっとあるはず。じっくりと耳を傾けたい。
人気フォーク・コンピ・シリーズ『俺たちのフォーク!』旅情編。ご当地モノや旅をテーマにしたフォーク・ソングの名曲がギッシリ。これを携えて、ぜひともどこかをのんびりと旅してみたいもの。
ビクター以下、各社混在型のフォーク〜ニューミュージック・コレクション。タイトルと裏腹に実は“まざあ・こんぷれっくす”“ばっくすばにい”といったバンド名が象徴するニューミュージック黎明期の“いい感じ”を収集することがテーマと見た。侮れません。