発売元 : ビクターエンタテインメント
2001年にデビューした女性ヴォーカリスト、masumi。本作は6人のピアニストたちとの共演盤。プレイヤーはいずれも名手ばかりで、しかもジャズ畑が多いせいか、しっとり歌い上げる曲が大半。そんななか、いちばん彼女らしさを感じるのは自身による作詞の(4)。
Coccoとくるりの岸田繁、そしてくるりのサポート・メンバー2人からなるスペシャル・ユニット。デビュー・シングルは、Coccoの軽やかな歌声と清涼感いっぱいのメロディが印象的なポップ・チューン。
“ゴス”をコンセプトにしつつも、キャッチーなリフやメロディで、ギター・ロックを奏でる彼ら。これが3作目となるが、本作にはあの曲者ポップ・バンド、ジェリーフィッシュのロジャー・マニングも参加。硬軟取り混ぜたサウンドが、実に良い塩梅でミックスされている。
ギターレスでありながら強力なノイズを叩き出す、カナダ出身のハードコア・バンド、デス・フロム・アバヴ 1979のデビュー・アルバム。その衝撃のサウンドに、海外の各プレスも騒然。
“乗り心地の良い戦車”とマイク・スターンに形容されたデニスの2年半ぶりのリーダー作。タワー・オブ・パワーのレニー・ピケット率いるボルネオ・ホーンズがスパイスを利かせるタイトなファンク・チューンの連続。スーパー・ドラマーらしい多彩なゲスト陣も魅力。
アルバム『スーパー・テンポ』のダブ・アルバム。LITTLE TEMPO恒例のダブ・ヴァージョンだが、今回はオリジナルがかなり激しい作風だっただけに、ダブ・ミックスもハードでストロングな音。リコ・ロドリゲスとトニー・ユタ参加の2曲はハートウォームなレゲエ。
(14)に弦が加わるほかは二人だけで録音。初の試みだが、このユニットの振幅の大きな表現力を的確にアピールする好企画。パーカッシヴに高揚する(2)からロマンティックかつ深みのある(3)への流れは象徴的。淡々としたバッキングでも味わいのある(10)が円熟ぶりを伝える。
日本人の血を引くコルネリア・ヘルマンのデビュー・アルバム。だが肩に力の入った選曲ではなく、“ホーム・ミュージック”的なポピュラー小品集。特に“巧い”とは言えぬが、育ちの良さを思わせる落ちついた穏やかな演奏は、ノーブルな安らぎを与えてくれる。
新メンバーで再編成されたNEW PONTA BOXのアルバム。PONTA BOXは93年にスタート、世代の近いメンバーを迎えてきたが、初めて若手精鋭を起用した。5曲がハンコックの曲。アップからスローまで表現の幅が広い。アップがパワフルで新鮮だ。
カントリー・シンガー、ランディ・シャープを父に持つサラブレッドな女性シンガーのアルバム。澱みのない澄んだ歌声とアコースティック・ギターの温もりからは洗練されたムードが漂う。ディクシー・チックスあたりとは一味違ったカントリー・ポップの世界がここにある。
古いレコードを聴いているようなギターの歪み、独特のテンポ感、いつの間にか耳になじむヴォーカル。もともと村上龍“Little Boy”展のために制作されたという(2)(3)も含め、まったりしているようで、実は心地よくはまってしまう音のワナがいっぱいだ。★
全体的に、まったりした世界。シンプルなサウンドに朴訥なヴォーカル、キラキラとはじけた世界でもなければ、さわやかに澄みわたったような世界でもなく、まどろみの中にいるような空気感。それこそがトリップ感覚なのかもしれない。
惜しくも2005年3月に解散を発表してしまった愛すべき4人組。今後、アメリカ独立記念日に行なわれるギグを目処に活動を停止してしまう彼らが、結成10周年を記念して行なったライヴを音源化。ベスト・アルバムとしても手元に置いておきたい作品だ。