発売元 : 株式会社トイズファクトリー
軽快な「車輪の唄」、ミディアムの「夢の飼い主」「スノースマイル」。曲調はそれぞれ違うが、どの楽曲のテイストもちょっと切なくてスウィート。ストーリー性もあって、風景が目に浮かぶ。色彩感ときらめきのある作品ともいえると思う。
いまやアリーナを満員にしてしまうケツメイシ。そんな彼らの原点となる3枚のアイテムをメジャー流通で再発。新たなファンから特に要望の多かったインディーズ盤を手軽に入手できるチャンスだ。
2000年7月発売のインディ時代の3rdシングルのメジャー流通盤。タイトル曲はまさに海にドライブに行く時に聴きたい楽曲。夏にぴったりな心地好いレゲエ・サウンドだ。歌詞ともども爽快感あふれる一枚だ。
デビュー作に続き、小林武史プロデュース。(1)(2)とも浮遊感漂うギター・ロックにUA路線の情熱的な歌唱が乗ることで、現実への不満とそこから抜け出ようとする希望が伝わってくる。(2)の吉田美奈子にも似た透き通る高音にドキリとした。摩訶不思議なPVも収録。
2年ぶりのアルバム。これまでの昭和歌謡、ビッグバンド路線は影を潜め、まるで80年代ニューウェイヴを思わせるようなギターが何のてらいもなく鳴らされている。それでも核となるメロと歌が確立されているため、迷いは一切感じない。彼らの新境地といえる作品だ。
ちょっともったいぶった冒頭からしてバンドの勢いを感じさせる。ギターや声を幾重にも重ねたカラフルなサウンドや疾走するビートもいいが、最大の魅力はどんなサウンドにも負けないヴォーカルの強さ、そして、聴く者の胸に確実にドラマを届けてくれる歌詞だ。★
男気ムンムンの“俺たちの空”的ワールドで、意外にも戦国絵巻を想像させる和ものサウンドありとくれば、もう何でもありだ。S.E.の潮騒サウンドで場面展開をはかり、青春の歌・叫びをダイレクトにラガで体感させる湘南乃風の2作目には、ジーンときちゃう。
アルバムのメジャー・リリースが話題の北欧メロディアス・バンドの、1作目(97年発表)に未発表曲を加えた新装盤。紅一点のシンガーによる儚くもメルヘンちっくなメロディック・メタルの草分け的作品は、今聴いても新鮮さを失わない。名盤の再登場を機に要チェック。
初期代表曲をリカットした「アルエ」に続くシングルは、切なくも激しいメッセージが込められたファン待望の新曲。疾走感たっぷりのギター・サウンドとタイトなリズム隊との絡み合いが絶妙だ。
疾走感と開放的な表情に満ちあふれたビート・アップ・チューンを引っ提げ、デビューを果たしたFREENOTE。アニメ『ボボボーボ・ボーボボ』でも流れていた「キライチューン」は、ミクスチャー/メロディックというバンドの持ち味が見事にミックスされた胸キュン作。
TBSドラマ『オレンジデイズ』の主題歌が、視聴者からの反響が多いことからシングルになって緊急発売された。桜井節とも呼べるドラマティックなメロディで、愛を歌い上げていく。ミスチル・ファンはもちろん、ドラマ視聴者はグッときてしまうはず。
インディ時代はバンド名どおりブルーハーツの影響を感じさせたが、このメジャー第1弾アルバムはメロディ表現の中にしっかりと個を宿らせている。まっすぐに思いを伝えようとする気持ちは、リリシズムに誠実という名のエネルギーを与えている。★