発売元 : 株式会社ヒップランドミュージックコーポレーション
2003年に結成された4人組ポスト・ロック・バンドの9ヵ月ぶりとなるミニ・アルバムは、ジョン・マッケンタイア(トータス他)をプロデューサー/エンジニアに迎えた意欲作。よりフィジカリティを増したことで、バンドとしての耐久性が強まっているのが印象的。サンプラーやシンセとのバランスも悪くない。
Predawnこと清水美和子のミニ・アルバム。ヴァシュティ・バニヤンのようなUKフォークの肌触りと、静謐なオルタナティヴを内包したサウンド。クレア・マルダーのような愛らしい歌声。早朝の未だ濃紺の空の下、開けた窓からそっと流れ込む冷たく心地良い風。そんな夜明け前(Predawn)の微睡みの中に聴こえる音楽。★
オリジナル作としては3年ぶりとなるミニ・アルバム。近年は向井秀徳や凛として時雨とライヴ共演している、というのにうなずける、悠揚としたリズムでピアノを弾き、歌っている。字面で追うとキツく思える歌詞のなまなましさも、独特のスケール感ある解釈で歌われると説得力が。
アメリカで生まれ育ち、日本で活動する5人組が新生EDOYA ROCKSから放つアルバムは、音楽性と精神性の両方で“エモ”を体現している。ポジティヴなメッセージを音像化していく音楽は、ダイナミズムやキャッチーさからイノセンスがもたらす前のめりなパワーをあふれさせてやまない。
女性二人男性二人の“新型突然変異ポップス・バンド”によるファースト・ミニ・アルバム。自由に弾けまくる演奏の破天荒さもさることながら、喜怒哀楽を込めて生命力たっぷりに歌うヴォーカルが素晴らしく、もう突き抜けちゃってる。演歌とパンクとジプシー音楽を足したみたいな奇天烈バンドだ。
バンド・スタイルでヒップホップを追及する韻シストの2007年10月発表の3rdフル・アルバム。ループから生演奏にシフトする「Is it good to you?」など、彼ららしい斬新なアイディアと人間味あふれるリリックが満載だ。
ハッスルレコーズからの第1弾でセルフ・プロデュース。表題曲はタイトルどおりの南部サウンドで、ホーンを含むバンド・サウンドはまろやかなコクがあり、大西の粘っこいヴォーカルも冴えまくり、これぞ大西演歌の真骨頂。阿久悠作詞の「本牧メルヘン」もいい。
セルフ・プロデュースによる、ピアノ・トリオで作った3作目。もちろんピアノ演奏も彼女自身。最近はこのピアノ・トリオでロック・テイストあふれる世界を放っている彼女だが、ただ攻撃的にトンガッているのみならず、切なさや悲しさも率直に表現されている。
英国の4人組によるファースト・フルレンス作(本邦デビュー・アルバム)。ヘヴィ音像とラップ・ヴォーカル、スクリーム、デジタル・ビートを見事に融合したそのサウンドはーー自称“ドラムンベース・メタル”。激烈さとキャッチーさの同居も特徴的だ。