音楽むすび | 発売元 : 株式会社ワードレコーズ

発売元 : 株式会社ワードレコーズ

ザ・ライズ・オブ・ケイオスザ・ライズ・オブ・ケイオス

重戦車のごとくひたすら突き進む5人の戦士たち、遂に帰還! ジャーマン・メタル界の雄、アクセプトが放つ3年ぶり通算15作目の新作『ザ・ライズ・オブ・ケイオス』! 徹底したヘヴィネス、男気溢れる硬派なサウンドは、すべてのメタルヘッズ必聴!このアルバムを引っ提げた “The Rise of Chaos World Tour”が9月に日本からスタート! ジャーマン・メタル界のパイオニアにしてドイツ最強のヘヴィ・メタル・バンド、アクセプトが最新アルバム 『The Rise Of Chaos』を発表。スタジオ・アルバムは2014年の『ブラインド・レイジ』以来約3年ぶりのことである。 1979年にデビューしたアクセプトは、従来のハード・ロックに疾走感を加えたアグレッシヴなサウンドが主体のバンドで、 パワーメタルの代表的なバンドの一つとして、主にヨーロッパや日本で人気を博していた。1985年にクラシック音楽からの 影響をダイレクトに反映させた5thアルバム『メタル・ハート』を発表。このアルバムはヨーロッパや日本などの国々で熱狂的な 支持を受け、特にベートーヴェン「エリーゼのために」をギターソロに挿入したタイトル曲は、ヘヴィ・メタル史上屈指の名曲として 今だに愛され聴き継がれている。ドイツは世界有数のメタル大国であると同時に、バッハ、ベートーヴェン、ブラームス、 メンデルスゾーン、ワーグナー等々、世界的に有名な作曲家を数多く輩出した音楽大国でもある。 ドイツ出身の彼らが長きに渡り支持され続けているのは、ヘヴィ・メタルの中にクラシック音楽の要素を盛り込んだ この音楽性が挙げられるだろう。1989年のアルバム『イート・ザ・ヒート』発表後にバンドは一度解散するも、 根強い多くのファンに応える形で1993年に再結成。1996年に再結成3作目のアルバム『プレデター』を発表後に再び解散。 ところが2010年にニュークリア・ブラストとの契約を得て14年ぶりのアルバム『ブラッド・オブ・ザ・ネイションズ』を発表。 すると、ドイツのアルバム・チャートで過去最高の4位を記録し、国民的メタル・バンドに返り咲く。 2014年には14thアルバム『ブラインド・レイジ』を発表。翌年4月、ギタリストのウヴェ・ルイスとドラマーの クリストファー・ウィリアムズが加入し、今年年1月には2015年の欧州でのブラインド・レイジ・ツアーでの音源映像を収録した 作品『レストレス・アンド・ライヴ』を発表。近年は精力的な活動を継続している。 再び戦闘モードに突入した熱き5人の戦士たち、アクセプトの3年ぶりの新作は『The Rise Of Chaos』。 重戦車のごとく突進していくその生き様が見事に反映された作品である。ミックスとマスタリングは、アーチ・エネミー、 オーペス、クリエイター、カーカス等々、数多くのヘヴィ・メタル作品のプロデュースとミキシングで知られているアンディ・スニープが 前作に引き続いて担当。終始徹底したヘヴィネスが貫かれた、男気溢れる硬派なサウンドとなっている。 ジャケットはデストラクションやグレイヴ・ディガーなどの作品も手掛けているGyula Havancsákが担当。 混沌とした世界を緊張感溢れる筆致で描いている。 バンドは海外でのアルバム・リリース日の前日である8月3日、ドイツで行われる世界最大のメタル・フェスティヴァル 『Wacken Open Air festival』に出演し、スペシャルなショーを披露することも発表した。当日は3部構成となっており、 第1部は新旧のヒット曲を披露、第2部はギタリストのウルフ・ホフマンがチェコ国立交響楽団とソロ・アルバム『Headbangers Symphony』 (ベートーヴェン、ヴィヴァルディ、モーツァルトなどの作曲家によるクラシック音楽の有名曲をヘヴィメタル調にアレンジした作品集) からの楽曲を演奏するソロ公演、そして第3部はアクセプトとチェコ国立交響楽団の競演コンサートとなる予定だ。 今年に入って活発な動きをみせている彼らであるが、9月の来日公演『ACCEPT - THE RISE OF CHAOS WORLD TOUR 2017』も すでに決定しており、その人気は今後ますます拡大していくものと思われる。 【メンバー】 ウルフ・ホフマン(ギター) ピーター・バルテス(ベース) マーク・トーニロ(ヴォーカル) ウヴェ・ルイス(ギター) クリストファー・ウィリアムズ(ドラムス)

ライヴ・ビヨンド・ザ・スフィアスライヴ・ビヨンド・ザ・スフィアス

ドイツが誇るシンフォニック・メロディック・スピード・メタルの雄、ブラインド・ガーディアンが放つ3枚組ライヴ・アルバム! 重厚なコーラス、スピーディに展開されていく楽曲、幻想的な歌詞、静と動が激しくぶつかり合う興奮のライヴ! 珠玉の22曲にジャーマン・メタルの真髄をみた! 世界有数のメタル大国であるドイツにおいて、デビュー以来30年近くも第一線を走り続けている、ジャーマン・メタルの大ベテラン、 ブラインド・ガーディアン。メロディアスでありながらもスピーディでパワフル、アグレッシヴな楽曲で、多くのファンを魅了し続けてきた。 ブラインド・ガーディアンの前身であるLUCIFER'S HERITAGEは1984年に結成されている。 そして2本のデモ・テープを制作し発表すると『METAL HAMMER』誌に絶賛され、バンドは新たな可能性を求めてバンド名をBlind Guardianに改名。 この時点でメンバーはハンズィ・キアシュ(Vo&B)、アンドレ・オルブリッチ(G)、マーカス・ズィーペン(G)、トーメン・スタッシュ(Dr)に固まっている。 2005年にトーメン・スタッシュが円満脱退。ヴォーカルとベースを兼任していたハンズィ・キアシュは1998年以降歌に専念しているため、 ライヴではサポート・メンバーがベースを担当しているものの、デビュー以来ほぼおなじメンバーで続いている。 1987年、No Remorseと契約し、翌年1stアルバム『バタリアンズ・オブ・フィア』を発表。1989年の2nd『フォロー・ザ・ブラインド』に カイ・ハンセン(ガンマ・レイ)が参加、2曲でリードギターを弾き、歌まで披露したことによって日本のジャーマン・メタル・ファンにも 広く名前が知られるようになった。日本では1990年にリリースされた3作目『テイルズ・フロム・ザ・トワイライト・ワールド』でデビューし、 すぐに評判となり高い人気を獲得。1992年末には初の日本公演を行い、この時の模様はライヴ・アルバム『トーキョー・テイルズ』(1993年)として発表された。 以来、長きに渡り日本のメタルヘッズからも熱い支持を受けている。 本作は2015年に行った欧州ツアーの各公演をライヴ・レコーディングしたものである。その中から、定番曲や新曲のほか、 これまでライヴではほとんど演奏されなかった楽曲も含め、全22曲を厳選して収録されている。 荘厳なコーラスをフィーチュアした10thアルバム『ビヨンド・ザ・レッド・ミラー』(2015年作)収録の「ザ・ナインス・ウェイヴ」で劇的に幕を開け、 続いて2nd『フォロー・ザ・ブラインド』からの「バニッシュ・フロム・サンクチュアリー」の疾走感で酔わせる。 かと思えば、『ナイト・アット・ジ・オペラ』(2002年)から大作「アンド・ゼン・ゼア・ワズ・サイレンス」といった 緻密な楽曲もパーフェクトに再現されている。 冴えまくるアンドレ・オルブリッチの印象的なギターソロ、欧州のオーディエンスだからこその見事なシンガロングなど、 スリリングな演奏と観客の熱気が全編に渡り漲っている。もちろん、「ヴァルハラ」、「マジェスティ」、「ミラー・ミラー」といった定番曲も収録。 楽曲の起伏とメロディをドラマティックに融合させながら、静と動を激しくぶつけ合い、新旧織り交ぜショウは進行していく。 激しくも熱い、ジャーマン・メタルの理想形とも言うべき彼らの魅力がギッシリと詰まったファン必聴の3枚組である。 【メンバー】 ハンズィ・キアシュ(ヴォーカル) アンドレ・オルブリッチ(ギター) マーカス・ズィーペン(ギター) フレデリク・エームケ(ドラムス)

ザ・フォレスト・シーズンズザ・フォレスト・シーズンズ

フィンランドが誇るエピック・メタルの権化、ウィンターサンが贈る北欧の大地から壮大なる叙事詩! 神秘の森の季節の移ろいをテーマとする3rdアルバム『ザ・フォレスト・シーズンズ』リリース! '03年、当時ENSIFERUMに在籍していたヤリ・マーエンパー(g,vo)により、WINTERSUNはスタートした。 それは彼が'95年から着手し始めていたアイディアを具現化するためのプロジェクトで、 当時も今もヤリ自身が全てを司っている。驚くべきは、その作業に没頭するあまり、程なく彼が自らフロントマンを 務めるENSIFERUMから脱退してしまったこと。その日からWINTERSUNは、ヤリにとってライフワークとなったのである。 '04年、デビュー・アルバム『WINTERSUN』がリリース。メロディック・デス・メタルの攻撃性、 シンフォニック・メタルのスケール感、フォーク・メタルの土着性、パワー・メタルの様式美──その全てを併せ持った 劇的&勇壮なサウンドは、瞬く間に世界中のHR/HMファンの心を鷲掴みにした。程なく、 レコーディングにも参加していたROTTEN SOUNDのカイ・ハフト(ds)、IMPERANONのテーム・マントゥサーリ(G)、 NORTHERのユッカ・コスキネン(b)と共にバンド・ラインナップを完成させたヤリは、翌年からライヴ活動も開始。 '06年には、早くもセカンド・アルバムに取り掛かっている。 ところが、完璧主義者のヤリが細部までこだわりにこだわったことで、レコーディングは遅れに遅れ、 結局、さらにエピックな完成度を増したセカンド『TIME I』が世に出るのは、『WINTERSUN』から8年余を経た '12年のことであった。しかも同作は、タイトルに“I”とあるように2部作の前編で、予定では後編“II”も その翌年には出るハズが、これまたヤリが納得いくまで作業を続けた結果、それから5年経っても完成にまで到っていない…。 そして'17年、『TIME II』ではなく、全く別のコンセプト・アルバム『ザ・フォレスト・シーズンズ』がここにリリース! 「完璧なアルバムに仕上がった」とヤリも満足気だ。彼によると、ギター、ヴォーカル、ベースは勿論のこと、 ドラムスやオーケストレーション含む全パートを自らコナした今作では、作詞・作曲から編曲、録音からミックス、マスタリングまで、 何もかも自分でやり遂げたという。春、夏、秋、冬をイメージした12〜14分台の大曲×4(春は2部構成、秋は4部構成の組曲) から成るそのサウンドは、意外にも荒削りで、ダークで、邪悪さすら際立つ。ヤリも「これまでよりもプリミティヴかつオーガニック」と コメントしているが、当然エピックな“WINTERSUN印”も全編に押されているのは言うまでもない。 また、夏を表現した「The Forest That Weeps」に、TYR、ENSIFERUM、TURISAS、MOONSORROWなどから、 フォーク/ヴァイキング/ペイガン・メタルの盟友達がクワイアとして大量客演しているのも要注目だ。 先日、バンド自身のスタジオ“WINTERSUN Headquarters”設立のため、クラウドファンディングを立ち上げ、 スペシャルなアイテム『THE FOREST PACKAGE』(『THE FOREST SEASONS』は勿論、過去作のリマスター含むアルバム7枚分がダウンロード可能)の オーダーを募った彼等は、わずか24時間で第一目標を達成。Headquartersスタジオが完成したら、そこで『TIME II』の仕上げを行なうのだという。 ちなみに、テーム、ユッカ、カイに加えて、セカンド・ギタリストとしてパキスタン出身のアシム・セアラーを新たに迎え、既に『THE FOREST PACKAGE』に 伴うライヴ・ツアーの準備を開始しているヤリだが、彼は今後ヴォーカル専任となるそうなので、今からそれも楽しみだ! 【メンバー】 ヤリ・マーエンパー(ヴォーカル) カイ・ハフト(ドラムス) ユッカ・コスキネン(ベース) テーム・マンティ・サーリ(ギター)

スーパーノヴァ・プラズマジェッツスーパーノヴァ・プラズマジェッツ

メタル大国ドイツより、女性シンガーを擁する期待の超新星! 古き良き80年代テイスト、ハイレベルなポップセンス、そして溢れるメタル愛が溶け合い、 生み出された新型メタル・バンド、その名はスーパーノヴァ・プラズマジェッツ! “ジャーマン・メタル”という言葉の持つ響きは、やはりハロウィン登場以降のメロディアスでスピーディなパワー・メタルを連想させる。 事実、現在もその流れにある音楽が盛んであるけれども、ドイツのメタルはそれだけではない。ソドム、デストラクション、 クリエイターのいわゆる“スラッシュ三羽烏”や、ラムシュタインのような超個性派も含めて、世界に通用する優秀なバンドを多数輩出してきたという 歴史がある。そして、大規模なフェスティヴァルが毎年開催されることからもわかるように、深い“メタル愛”に包まれた国なのだ。 昔からHR/HM人気が高い上に、メジャーもアンダーグラウンドも常に活発な動きをみせており、次々に新しいバンドが現れている。 そんなドイツのシーンに突如現れたニューバンドを紹介しよう。女性シンガー、ジェニファー・クラッシュを擁するスーパーノヴァ・プラズマジェッツの 登場だ。まず容姿に注目して欲しい。パッチGジャンにメタルTシャツを着用したメンバー。若さと“メタル愛”を体中から発散させた男たちに囲まれ、 紅一点のジェニファーがカラフルな存在感を発揮している。なぜか中央には大きなラジカセが置かれており、これが不思議なレトロ感を醸し出している。 このバンドが徹底して楽しさにこだわろうという姿勢を持っていることがなんとなくわかるはずだ。 彼らは2014年にファースト・シングル “Reign In Plasma” をリリースすると、すぐにドイツ国内で評判を呼び、様々なバンドのオープニング・アクトを 務めていった。例えば、スクリーモ系のエスキモー・コールボーイ、パロディ・メタルのJ.B.O.、ソドムのリーダーであるトム・エンジェルリッパーの ソロ・プロジェクトOnkel Tom、イタリアはミラノのニュー・メタル・バンドExilia、1982年より活動を続けている正統派メタル・バンドの マット・シナー率いるシナー等々。ライヴの本数をこなして地力をつけていたようだ。 そしてこのデビュー作の登場となった。彼らのサウンドは一言でいえば、“80年代型のハードロック・バンド”かも知れない。 だがしかし、アルバムを聴けば一言では表わしきれないサウンドを身に纏っていることに気づくだろう。LAメタル的ギター・サウンドが作り出す ハードなドライブ感に、フックの効いたメロディライン。曲よっては80’sメロハー的でありながらも古臭さを感じさせない絶妙のポップセンスも 感じられる。シンプルだがドラマティックな楽曲に、あの頃を知る世代は心を躍らせ、知らない世代には新鮮に響くはずだ。 ジェニファー・クラッシュの綺羅びやかでしなやかな歌声もインパクト十分。彼女はレコーディング時、ハーゲン・クロエという人物に 歌唱レッスンを受けたという。ちなみにこのハーゲンはドイツ人で、2009年発表のジョー・ペリー・プロジェクトのアルバム 『ハヴ・ギター、ウィル・トラヴェル』に参加した、あの人物だ。エンジニアは元ビヨンド・ザ・ブラック、現Cypecoreのニルス・レッサーである。 80’sメタルがリバイバルの気運を見せているのかどうかは謎だが、このスーパーノヴァ・プラズマジェッツというハイセンスなバンドの登場をきっかけに、 いきなりブームが巻き起こることも、十分あり得るだろう。80年代の懐かしさを感じさせながらも、その先の広がりまでも感じさせてくれる期待の超新星だ。 【メンバー】 ジェニファー・クラッシュ(ヴォーカル) マニー・マクフライ(ギター) アレクシス・ローズ(ドラムス) ランディー・スターダスト(ギター) クリフ・バーボン(ベース) <収録内容> 01. リーヴ・フォーエヴァー 02. スーパーノヴァ・チーム 03. ホールド・ユー・クロース 04. ターン・オフ・ザ・ライツ 05. ウィル・アイ・エヴァー・ノウ 06. ナッシングズ・ゴナ・ストップ・ミー・ナウ 07. ハンギン・オン・マイ・リップス 08. ファスター 09. フォーリン・バックワーズ 10. フィール・ユア・フィア 11. ターン・アラウンド 《日本盤限定ボーナストラック》 12. マニアック(マイケル・センベロ カヴァー)

ゼロ・デイズゼロ・デイズ

ニューヨークのハードコア・シーンから登場したクロスオーヴァー/メタル・バンド、 プロングの新作が久々に日本盤として登場!オリジナル・アルバムとしては通算10枚目となる 最新アルバム『ゼロ・デイズ』で聴かせる、これまでのキャリアを総ざらいした強力無比なサウンドを受け止めよ! PRONGは1986年、ヘヴィ・メタルとハードコア・パンクがまさに核融合していた時代に登場した ハードコア/クロスオーヴァー/メタル・バンドだ。ニューヨークの有名なパンク/ハードコア・クラブ『CBGB』にて サウンド・エンジニアとして働いていたトミー・ヴィクター(ヴォーカル/ギター)、同じく『CBGB』のスタッフだった マイク・カークランド(ベース)、前衛ロック・バンド、SWANSの元メンバーであるテッド・パーソンズ(ドラムス)の トリオ編成で、EP「PRIMITIVE ORIGIN」とアルバム「FORCE FED」を1987年にレコーディング(レーベルの問題により 「FORCE FED」が発表されたのは1989年だった)、そのストレートでアグレッシヴなハードコア/スラッシュ・サウンドは アンダーグラウンド・シーンでじわじわと人気を高めていった。 1989年、クラブ・シーンでのPRONGの評判を聞きつけたメジャー『Epic』が彼らと接触、両者の間での契約がまとまり、 翌1990年に通算2枚目のアルバムであり『Epic』からの第1弾である「BEG TO DIFFER」がリリースされた。 ソリッドでパワフルなギター・リフとリズムで叩きつけ、迫真の言葉を吐き出すような作風のこのアルバムは 瞬く間に評判を呼び、日本リリースも実現してスラッシュ・メタルやハードコアのリスナーの間で高く評価された。 その後、彼らは「PROVE YOU WRONG」(1991年)、「CLEANSING」(1994年)、「RUDE AWAKENING」(1996年)といった 力作を続々とリリース、重厚で濃密なハードコア/スラッシュ・サウンドにインダストリアル・ミュージックの要素を 取り入れながらその音楽は漸次進化を遂げていったのだが、「RUDE AWAKENING」のツアー中にポール・レイヴンが脱退。 代役を立てながらライヴを行なっていたが、1997年、トミーの決断によりPRONGは一旦解散した。 PRONGが活動を再開させたのは2002年。オリジナル・メンバーはトミー1人だけだったが、2003年発表の復活第1弾にして 通算7枚目のアルバム「SCORPIO RISING」で再びシーンの最前線に躍り出た。2012年、新たにドイツの『Long Branch Records/SPV』と 契約した彼らは、通算8枚目のアルバム「CARVED INTO STONE」を発表。その後『SPV』に正式に籍を置くことになり、 「RUINING LIVES」(2014年)、カヴァー・アルバム「SONGS FROM BLACK HOLE」(2015年)、 「X (NO ABSOLUTES)」(2016年)といったアルバムを発表している。 このたび発売されるのは、前作「X (NO ABSOLUTES)」からわずか1年のブランクで完成した通算10枚目の オリジナル・スタジオ・アルバム「ZERO DAYS」だ。最初のEP「PRIMITIVE ORIGINS」での登場から今年でちょうど30年。 PRONGのこれまでの軌跡を集大成させたサウンドが火を噴き唸りを上げる会心作に仕上がった。 【メンバー】 トミー・ヴィクター(ヴォーカル/ギター) アート・クルーズ(ドラムス) マイク・ロングワース(ベース)

アンチカルトアンチカルト

ヴェイダーとも縁の深いポーランド出身のエクストリーム・メタル・バンド、ディキャピテイテッドが、 およそ3年ぶりとなるファン待望のニュー・アルバム『アンチカルト』をリリース!ブルータルかつグルーヴィーな 持ち前の音楽性を、新たなラインナップでさらに磨き上げた充実のアルバム! 一時は致命的な存続の危機に見舞われながらも見事にそれを乗り越え、20年を超える堂々たるキャリアを築き上げてきた ポーランド出身のヴェテラン・エクストリーム・メタル・バンド、ディキャピテイテッド。彼らのおよそ3年ぶり、 通算7枚目のフルレンスとなるニュー・アルバム『アンチカルト』がいよいよリリースとなる。 ウクライナやスロヴァキアと国境を接するポーランド南東部の街クロスノにて1996年に結成、平均年齢14歳という若さながら当時から 並外れた演奏力を備えていたディキャピテイテッドは、いくつかのデモなどを制作した後、2000年に『ウィンズ・オブ・クリエイション』で 本格的にデビュー。同郷の兄貴分というべきヴェイダーの司令塔ピーター<vo,g>によるプロデュース、イギリスの老舗『Earache』のサブレーベル『Wicked World』より発表されたこのアルバムでさっそく好評価を獲得した面々は、その後も『ニヒリティ』(2002年)や『ザ・ネゲイション』 (2004年)といった高品質な作品をコンスタントに送り出し、エクストリーム・メタル・シーンで存在感を際立たせていく。 続く2006年発表の4thアルバム『オーガニック・ハルシノシス』では、それまでに確立していたテクニカルなデス・メタルの方法論を野心的に 拡大させるなど意気揚がるバンドらしい新たな取り組みも見せていたが、そのツアー中、メンバーを乗せたバスが交通事故に巻き込まれてしまう。 中心人物ヴァツワフ“ヴォッグ”キルティカ<g>の実弟ヴィトルド“ヴィテク”キルティカ<ds>が他界、エイドリアン“コヴァン”コヴァネク<vo>が 昏睡状態に陥る大惨事となったこの事故により、バンドは敢えなく活動を休止させる。 しかし、ディキャピテイテッドは再び立ち上がった。ヴォッグ以下、新たなラインナップで不屈の再起を果たしたバンドは、ヴィテクが生前に書き残していた リフを用いた楽曲も収める復活作『カーニヴァル・イズ・フォーエヴァー』をもって2011年に活動を再開、2014年には持ち前の音楽的領域をさらに押し広げた 6thアルバム『ブラッド・マントラ』をリリースし、一座の健在ぶりと変わらぬ前進意識を力強くアピールしている。 ここに届けられたニュー・アルバム『アンチカルト』にももちろん、ディキャピテイテッドの最も得意とするブルータルでグルーヴィーな エクストリーム・メタルの最新形が活き活きと封じ込められている。既にビデオ・クリップが公開されているアルバムからの最初のシングル「ネヴァー」を 聴けば、ヴォッグ<g>、ラファウ“ラスタ”ピオトロフスキー<vo>、フーベルト・ヴィエタック<b>、ミハル・リセイコ<ds>から成る現在の ラインナップが音楽的にもバンドとしてもいかに充実しているかがはっきりと窺われるだろう。 「このレコードを紹介する最初の曲『ネヴァー』は、ファストでテクニカル、それから最も重要なことだが、ヘヴィだ。 俺達にとってはそれこそがディキャピテイテッドの総てだよ。ライヴでプレイするのが本当に楽しくなるだろうな。 みんなも楽しんでくれ!」ヴォッグ自身もこう自信を覗かせる『アンチカルト』の充実の楽曲たち。ディキャピテイテッドが今、 またも世界のエクストリーム・メタル・ファンを狂喜させる! 【メンバー】 ラファウ “ラスタ” ピオトロフスキー(ヴォーカル) ヴァツワフ “ヴォッグ” キルティカ(ギター) フーベルト・ヴィエタック(ベース) ミハル・リセイコ(ドラムス) <収録内容> 01. インパルス 02. デスヴァリュエーション 03. キル・ザ・カルト 04. ワンーアイド・ネーション 05. アンガー・ライン 06. アース・スカー 07. ネヴァー 08. アーメン

スライム・アンド・パニッシュメントスライム・アンド・パニッシュメント

ハードコアの勢いとメタルのテクニカル要素を併せ持ったスラッシャー達が帰ってきた! 昨今のスラッシュ・メタル・リヴァイヴァル・ムーヴメントの火付け役となったミュニシパル・ウェイスト、 堂々のニュー・アルバム『スライム・アンド・パニッシュメント』完成!鋭いリフが再びシーンを切り刻む! 【メンバー】 トニー・フォレスタ(ヴォーカル) ライアン・ウェイスト(ギター/ヴォーカル) ニック・プーロス(ギター) ランド・フィル(ベース/ヴォーカル) デイヴ・ウィッテ(ドラムス) <収録内容> 01. ブリーズ・グリース 02. エンジョイ・ザ・ナイト 03. ディンギー・シチュエーションズ 04. シュレッドネックス 05. ポイズン・ザ・プリーチャー 06. バーボン・ディシプリン 07. パロール・ヴァイオレイターズ 08. スライム・アンド・パニッシュメント 09. アマチュア・スケッチ 10. エクセシヴ・セレブレーション 11. ロー・トレランス 12. アンダー・ザ・ウェイスト・コマンド 13. デス・プルーフ 14. シンク・ファスト *日本盤限定ボーナストラック未定

フロンティアズ・ロック・フェスティヴァル2016〜ライヴ…ヒア・カムズ・ザ・ナイトフロンティアズ・ロック・フェスティヴァル2016〜ライヴ…ヒア・カムズ・ザ・ナイト

新たな伝説の始まりを目撃せよ!圧倒的な歌唱力で世界のハード・ロック・ファンを魅了し続けるスーパー・ヴォーカリスト、 グラハム・ボネットが、自らの名前を冠した“グラハム・ボネット・バンド”を率いて行った初のライヴ作品! いまだ衰えぬパワフルな歌声、全身全霊を傾けたパフォーマンスの向こうに、男の魂をみた! 【メンバー】 グラハム・ボネット(ヴォーカル) コンラド・ペシナート(ギター) ベス・エイミー・へヴンストーン(ベース) ジミー・ワルドー(キーボード) マーク・ゾンダー(ドラムス) <収録内容> 《2016年4月24日 Frontiers Rock Festival》 01. アイズ・オブ・ザ・ワールド(レインボー) 02. オール・ナイト・ロング(レインボー) 03. S.O.S 04. スタンド・イン・ライン(インペリテリ) 05. ゴッド・ブレスド・ビデオ(アルカトラス) 06. ウィル・ユー・ビー・ボーム・トゥナイト(アルカトラス) 07. ジェット・トゥ・ジェット(アルカトラス) 08. 孤独のナイト・ゲームス 09. サファー・ミー(アルカトラス) 10. ダンサー(マイケル・シェンカー・グループ) 11. ラヴズ・ノー・フレンド(レインボー)*日本盤限定ボーナストラック 12. デザート・ソング(マイケル・シェンカー・グループ) 13. アイランド・イン・ザ・サン(アルカトラス) 14. シンス・ユー・ビーン・ゴーン(レインボー) 15. アサルト・アタック(マイケル・シェンカー・グループ) 16. ロスト・イン・ハリウッド(レインボー)

ダンス・アンド・ラフ・アモングスト・ザ・ロッテンダンス・アンド・ラフ・アモングスト・ザ・ロッテン

ウィジャ盤で次々と霊を呼び出してしまった少女に襲いかかる恐怖!ホラー・メタル・バンド、カラック・アングレンが戦慄の死の世界へと誘う! カラック・アングレンは03年に結成されたオランダのシンフォニック・ブラック・メタル・バンド。 08年に『Lammendam』でデビューし、映画音楽や近現代のクラシックから影響を受けたと思われるオーケストレーションが 縦横無尽に飛び回るスタイルは、この時点ですでに完成の域に達しており、本作は大きな話題を呼ぶこととなった。 12年にリリースされたサード・アルバム『Where the Corpses Sink Forever』は、ストリングスにピアノ、 クワイヤが大活躍するシンフォニック・ブラック・メタルの傑作として大反響を呼んだ。翌13年には来日も果たしているので、 そのステージに圧倒された方も少なくないだろう。その後も順調に活動を続け、そして今回リリースとなるのが、 5枚目のフル・レングスとなる『ダンス・アンド・ラフ・アモングスト・ザ・ロッテン』だ。 カラック・アングレンの音楽的ルーツはブラック・メタルにあるが、彼らは自らのスタイルを「ホラー・メタル」と称し、 自分たちの活動をアルバム、あるいはライヴを通じた「ホラー・ストーリーテリング」であるとしている。 音楽的に展開が複雑というより、ホラー映画的な場面転換を思わせるリズム・チェンジや雰囲気の急変が多用され、 まさに「ホラー・メタル」「ホラー・ストーリーテリング」としか形容しようがない世界観が作り上げられている。 扱われるテーマも、ファンタジー、ゴシック色が強い。バンド名はトールキンの指輪物語からとられているし、 「死は幽霊船からやって来た」「死体たちが永遠に沈むところで」というアルバム・タイトルからも、彼らの持つファンタジー性を想像できるだろう。 『ダンス・アンド・ラフ・アモングスト・ザ・ロッテン』では、そのストーリーテリングにさらなる磨きがかかる。 今回は何と、リスナーすらもそのストーリーの中に取り込まれる仕組みになっているのだ!本作のテーマは 「ウィジャ盤で長い時間遊び過ぎてしまった少女」。ウィジャ盤というのは、日本で言えばコックリさんにあたるもの。 アルバム冒頭、ウィジャ盤を使い、チャーリーという霊を呼び出してしまった少女は、恐怖のあまり逃げ出してしまう。 部屋に取り残されたのは、リスナーであるあなた自身。次々と霊は現れつづけ、リスナー自身がそのストーリーの聴き手となるのだ。 アルバム・タイトルである「腐敗したもの中で踊り、笑え」というのは、死者の輪に入り、その世界を体験しろ、ということ。 つまりリスナーである我々へ向けたメッセージなのだ。 音の方も、いつものカラック・アングレンだ。不気味に、そしてゴージャスに、ゴースト・ストーリーを語っていく。 シンセサイザーをふんだんに使いオーケストラやクワイヤを再現、そして彼ら特有のやや特殊なコード進行でその世界観が 盛り立てられていくのだ。ピーター・テクレンの手によるミックスも素晴らしい。 前作『This Is No Fairytale』も、ミックスはピーター・テクレン所有のアビス・スタジオで行われているが、 カラック・アングレンとピーターの関係というのは、単にバンドとエンジニアというだけではない。 ピーターとティル・リンデマンのプロジェクト、Lindemannのデビュー作『Skills in Pills』製作にあたり、 オーケストラ・アレンジメントの助人に任命されたのが、他ならぬカラック・アングレンのキーボード担当、 アルデックだったのだ!『This Is No Fairytale』をミックス中に、そのオーケストレーションのクオリティの高さに ピーターが驚愕したことが、起用の理由とのこと。つまり『ダンス・アンド・ラフ・アモングスト・ザ・ロッテン』は、 カラック・アングレンとピーター・テクレンが、お互いリスペクトしあう中で生まれた作品なのだ。そのクオリティが高いのも当然である。 本作はシンフォニック・ブラック・メタル・ファンはもちろん、ヘヴィ・メタルの持つドラマティックさが好きな人なら、 誰でもたちまちその世界に引きずり込まれてしまうに違いない。ぜひとも夜、一人でじっくりと聴いてみて欲しい。 【メンバー】 セレガー(ヴォーカル/ギター) アルデック(キーボード/オーケストラ) ナムタル(ドラムス) <収録内容> 01. オープニング 02. チャーリー 03. ブラッドクイーン 04. チャールズ・フランシス・コフラン 05. ソング・フォー・ザ・デッド 06. イン・デ・ナーム・ヴァン・デ・デヴィル 07. ピッチ・ブラック・ボックス 08. ザ・ポゼッション・プロセス 09. スリー・タイムズ・サンダー・ストライクス 《ボーナストラック》 10. チャールズ・フランシス・コフラン(オーケストラver.)

ジ・オプティミストジ・オプティミスト

英国プログレッシヴ・ロックが21世紀を往く! アナセマの11枚目のアルバム 『ジ・オプティミスト』リリース決定! 2001年リリースのアルバム『A Fine Day To Exit』の ジェケット写真をもとに構成され、“楽観主義者"の旅路を描くニュー・アルバムは音のロード・ムービーだ! 1990年に結成、今や英国モダン・プログレッシヴ・ロックの旗手となったアナセマ。2015年8~9月に初来日公演を行い、 光と影、ヘヴィネスとアンビエンスが交錯するステージで魅了した彼らだが3年ぶり、11作目となるスタジオ新作では、 さらに進化した音世界を創り出している。 2001年のアルバム『ア・ファイン・デイ・トゥ・エグジット』の世界観を継承する本作は、ダニエル・カヴァナー (ギター/ピアノ/ヴォーカル/ループ)が「半・自伝的」と呼ぶものだ。バンドはその人生と想いを “ジ・オプティミスト=楽観主義者"に投影しながら、新しい心象風景の旅へと赴く。 カリフォルニア州シルバーストランドの浜辺からサンフランシスコ、スプリングフィールドと、 景色が移り変わっていく一方で、聴く者はこのアルバムを通じて自らの内面を覗き込むことになるのだ。 “ジ・オプティミスト"の波乱に満ちた道程を彩るのがバンドの音楽だ。クールなプログラミングと熱いロックが コントラストを成す「リーヴィング・イット・ビハインド」から始まった旅はピアノの調べからドラマチックに盛り上がる 「ジ・オプティミスト」、ミニマル・メタルと呼ぶべき「サンフランシスコ」、夢とうつつの美しい境界線を跨ぐ 「ゴースツ」などを経て、精神が拡散していく「バック・トゥ・ザ・スタート」で大団円を迎え、そして原点へと回帰していく。 モグワイやベル&セバスチャン、スーパー・ファーリー・アニマルズらを手がけたトニー・ドゥーガンをプロデューサーに起用、 アイルランドのドニゴールとスコットランドのグラスゴーでレコーディングを行ったことも、本作のサウンドにさらなる深みを もたらしている。『ア・ファイン・デイ・トゥ・エグジット』のアートワークを担当したトラヴィス・スミスを再び起用、 彼自身がアメリカ西海岸で撮った写真を用いたジャケット/ブックレット・アートは、『ジ・オプティミスト』の サウンドスケープをヴィジュアル化したものだ。 よりライヴに近い形でレコーディングしたというオーガニックな演奏と、よりスピリチュアルな深みに歩を進めていく楽曲が、 荘厳なまでの昂ぶりを生み出す。常に前進していく真のプログレッシヴ・ミュージックは、楽観主義の彩りと悲観主義の翳りを 兼ね備えている。【日本語解説書封入】 【メンバー】 リー・ダグラス(ヴォーカル) ジェイミー・カヴァナー(ベース) ダニエル・カルドーゾ(ドラムス) ジョン・ダグラス(ドラムス/プログラミング/キーボード) ヴィンセント・カヴァナー(ヴォーカル/プログラミング/キーボード/ギター/ベース) ダニエル・カヴァナー(ギター/ベース/キーボード/ヴォーカル)

コンドレンセスコンドレンセス

ウェンズデイ13史上最もヘヴィなアルバム『コンドレンセス』完成! ハード・ロック、スラッシュ、デスまで多種多様な要素が詰め込まれたホラー・メタルの真骨頂! Wednesday 13、本名ジョセフ・プールはノース・カロライナ出身のヴォーカリスト。 元々はFRANKENSTEIN DRAG QUEENS FROM PLANET 13というホラー・パンク・バンドのヴォーカリストであった彼だが、 その名を一躍有名にしたのはマーダードールズでの活躍だろう。02年、当時スリップノットのドラマーであった ジョーイ・ジョーディソンによるスーパー・プロジェクトとして大きな話題となったマーダードールズ。 そのヴォーカリストに抜擢されたWednesday 13は、一夜にしてスターとなったのである。 マーダードールズが一旦活動停止をした04年、彼はWednesday 13名義での活動をスタート。 Wednesday 13のスタイルはマーダードールズ同様、しばしばホラー・パンクと形容される。 Wednesday 13は、いわゆるホラー・パンク的なサウンドと、キッスやアリス・クーパー、トゥイステッド・シスターといった シアトリカルな要素を持つハード・ロック、さらにはグルーヴ・メタル的要素を混ぜ合わせたスタイルを得意としてきた。 パンクとメタル、どちらが前面に出ているかは、アルバムによってまちまちであった。 結論から言ってしまえば、『コンドレンセス』は100%メタルのアルバム。間違いなくWednesday 13史上最もヘヴィな作品である。 本作についてWednesday 13本人が「パンク・ロックのフィーリングは完全になくなった」と明言しているのだから、 故意にメタルに仕上げたというだ。やはりマーダードールズにおける活動、ジョーイ・ジョーディソンなどからの影響も大きかったのだろう、 ここ10年ですっかりメタルヘッドになったというWednesday 13は、自分のバンドのスタイルを、ホラー・パンクからホラー・メタルへと 「進化」させたと断言する。 『コンドレンセス』は「仰々しさを抑えた、よりシリアスでダークな作品」である、とWednesday 13は語る。アルバムのタイトルからして、Condolences=哀悼の言葉、だ。パンク・ロックのフィーリングが消え、完全にメタル・バンドとなったWednesday 13だが、 決してその音楽スタイルが単調になったというわけではない。ノリのよいハード・ロックからグルーヴィーなもの、スローなものから スラッシュからデスまでと、その射程範囲は広い。中でも7分に渡るタイトル曲は、そのハイライトだろう。「死はお前の運命、 お悔やみ申し上げます」と、死についてスローにアトモスフェリックに、そしてドヘヴィにシリアスに語られるこの曲こそ、 Wednesday 13が作り出すホラー・メタルの真骨頂である。 『コンドレンセス』は、Wednesday 13やマーダードールズのファンはもちろん、エクストリーム・メタル・ファンなら誰もが楽しめるヘヴィ、 そしてグルーヴィーな作品。ホラー・マスターによるホラー・メタルの真髄を、ぜひ体験してみて欲しい。 【メンバー】 ウェンズデイ13(ヴォーカル) ローマン・サーマン(ギター) ジャック・タンカズリー(ギター) トロイ・ドーブラー(ベース) カイル・カストロノヴォ(ドラムス) <収録内容> 01. ラスト・ライツ 02. ホワット・ザ・ナイト・ブリングス 03. カダヴァラス 04. ブラッド・シック 05. グッド・リダンス 06. ユー・ブリーズ、アイ・キル 07. オーメン・アーメン 08. クルエル・ トゥ・ユー 09. ユーロジー XIII 10. プレイ・フォー・ミー 11. ロンサム・ロード・トゥ・ヘル 12. コンドレンセス 13. デス・インフィニティ

ワン・フット・イン・ザ・グレイヴワン・フット・イン・ザ・グレイヴ

大酒飲みのスラッシュ・メタル・バンド、タンカードの結成35周年を祝う宴が今始まる! ジャーマン・スラッシュ・メタルのBIG4の一角を担うタンカードが、通算17枚目のアルバム『ワン・フット・イン・ザ・グレイヴ』を リリース!お馴染みの酒飲みソングから世界情勢を捉えたシリアスなナンバーまで、幅広い楽曲を網羅! タンカードはドイツのフランクフルト出身。DESTRUCTION、KREATOR、SODOMと共にジャーマン・スラッシュ・メタルのビッグ4の 一角を担うバンドと見なされている。「ジャーマン・スラッシュ三羽ガラスの次のポジションに位置するバンド」との意見も あるにはあるが、バンドの初期から現在に至るまで、音楽面での大きな転向やバンドの活動停止/解散などを一切経てこなかった彼らこそが、 ドイツ産スラッシュ・メタルというジャンルでは最も信頼のおけるバンドであり続けてきたと言えるかもしれない。 1982年にAVENGERとして活動を開始、同年にVORTEXに改名したが、それも束の間、1983年には陶器や金属出来たビール・ジョッキを 意味するドイツ語、タンカードと改名した。 そのバンド名が表わすとおり、メンバー達は揃いも揃って大酒飲み。アンドレアス“ゲッレ”ジェレミア(ヴォーカル)、 アクセル・カッツマン(ギター)、ベルナルド・ラップリッチ(ギター)、フランク・トールワース(ベース)、 オリヴァー・ウェルナー(ドラムス)という5人での活動開始だったが、1986年、父親から節酒を命じられたベルナルドに代わって アンディ・バルガロプロスが加入、地元『Noise Records』よりアルバム「ZOMBIE ATTACK」でデビューを果たした。 NWOBHM、ハードコア・パンク、スラッシュ・メタルから強く影響を受けた彼らの音楽は、当時の日本の輸入盤店でも話題となり好セールスを記録した。 1989年にドラマーがオリヴァーからアルナルフ・タンに、1994年にはそのアルナルフからオラフ・ズィセルに交代、ギター・パートも ツインからシングルに変わるなどラインナップの変遷は多かったが(現在のギタリストのアンドレアス“アンディ”グートヤーは2000年に加入)、 1987年発表の2ndアルバム「CHEMICAL INVASION」以降、下記のアルバムをコンスタントなペースでリリースしてきている。 このたび発売となるタンカードにとって通算17作目『ワン・フット・イン・ザ・グレイヴ』は、「A GIRL CALLED CERVEZA」以来の付き合いとなる ドイツ『Nuclear Blast』からの3枚目のオリジナル・アルバム。音楽面では従来のものよりもシリアスでヘヴィなものとなっており、 歌詞の面では宗教、ソーシャルメディア、メタル讃歌、米国の新大統領、政情不安なシリアの状況、お馴染みのビール讃歌、 そしてビール製造業者の視点から見た政治と企業の癒着や環境問題等々、実に多岐に渡るテーマが扱われている。 バンドの35周年を祝うに相応しい痛快で鮮烈な仕上がりはスラッシュ・メタル・ファンから大歓迎されること確実だろう。 【メンバー】 アンドレアス“ゲッレ”ジェレミア(ヴォーカル) アンディ・グッチャー(ギター) フランク・トールワース(ベース) オラフ・ジゼル(ドラムス) <収録内容> 01. ペイ・トゥ・プレイ 02. アリーナ・オブ・ザ・トゥルー・ライズ 03. ドント・ブルシット・アス! 04. ワン・フット・イン・ザ・グレイヴ 05. シリア・ナイトメア 06. ノーザン・クラウン(ラメント・オブ・ザ・アンデッド・キング) 07. ロック・エム・アップ! 08. ジ・イーヴル・ザット・メン・ディスプレイ 09. シークレット・オーダー 1516 10. ソール・グラインダー

ライヴ・イン・バーミンガム2016ライヴ・イン・バーミンガム2016

リッチー・ブラックモアが19年ぶりにハード・ロックに回帰!2016年にRAINBOWとして行なった3公演のうち、 英国バーミンガム公演の模様を完全収録した2枚組CDが遂に登場! ドイツ公演の通販限定スーパー・プレミアム・ボックスにのみ封入の「THE SOUNDBOARD TAPES BIRMINGHAM」、待望の単独リリース! 1997年以降、キャンディス・ナイト(vo)との中世音楽プロジェクトBLACKMORE'S NIGHTに専念していた リッチー・ブラックモア(g)が2016年6月、19年ぶりにハード・ロックに復帰、RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW名義で ドイツ2公演と英国1公演を行なった。メンバーはロニー・ロメロ(vo)、イェンス・ヨハンソン(key)、ボブ・ヌーヴォー(b)、 デイヴィッド・キース(ds)。この3公演のうち17日・18日のドイツ公演の模様は昨年『MEMORIES IN ROCK-LIVE IN GERMANY』として DVD/Blu-ray発売されたが、25日の英国バーミンガムでの公演の模様は、同ビデオのスーパー・プレミアム・ボックスに 2枚組CD「THE SOUNDBOARD TAPES BIRMINGHAM」として封入されていただけだった。この音源はもともと商品化を想定したものではなく、 サウンドボードで録音したライヴ音源を「日本のみの限定商品のボーナス」として特別にミックス/マスタリングを施してCD化したもので、 音質は充分にクリアで迫力も臨場感もあり、ライヴ・アルバムとしてごく当たり前に聴ける水準に達している。 バーミンガムではドイツではプレイされなかったDEEP PURPLEの“Soldier Of Fortune”“Burn”の2曲が演奏されていたこと (“Soldier Of Fortune”をリッチーがロック・バンドでプレイしたのはこれが始めて)、この編成で3公演目ということで ロニー・ロメロの歌唱やバンドの演奏に安定感が増していて、ドイツ2公演を凌ぐ内容だったこと等から、ファンの間では このボーナス音源のCD単独での商品化を望む声が高かった。その、バーミンガムでのライヴCDが遂に単独リリース! (文●広瀬和生/BURRN!) 【メンバー】 リッチー・ブラックモア(ギター) ロニー・ロメロ(ヴォーカル) イェンス・ヨハンソン(キーボード) デヴィッド・キース(ドラムス) ボブ・ヌーヴォー(ベース) キャンディス・ナイト(バッキング・ヴォーカル) レディー・リン(バッキング・ヴォーカル) <収録内容> 《2016年6月25日イギリス・バーミンガム》 【CD】Disc.1 01. 虹の彼方へ〜ハイウェイ・スター 02. スポットライト・キッド 03. ミストゥリーテッド 04. シンス・ユー・ビーン・ゴーン 05. 銀嶺の覇者 06. 幸運な兵士 07. 治療不可 (交響曲第9番[ベートーベン]) 〜ドラム・ソロ 〜ベース・ソロ 〜バンド・ジャム 〜キーボード・ソロ (トッカータとフーガニ短調) 〜治療不可 (交響曲第9番[ベートーベン]) 08. 虹をつかもう 【CD】Disc.2 01. パーフェクト・ストレンジャーズ 02. ロング・リヴ・ロックン・ロール 03. チャイルド・イン・タイム 04. スターゲイザー 05. ブラック・ナイト 〜ウーマン・フロム・トーキョー 〜ブラック・ナイト 06. 紫の炎 07. スモーク・オン・ザ・ウォーター

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