1994年6月25日発売
キッズ・フロム・フォーリンキッズ・フロム・フォーリン
ジャマイカ系アメリカ人2人が組んでいるから“ジャメリカンズ”か。デリシャス・ヴァイナルが送るラガマフィン・チームだが、チャカプラのようにDJとメロウな歌が絡んだりするのが耳に残る。また、曲によっては当然ヒップホップ的な味つけも。
フィアレスフィアレス
イット・バイツやロバート・プラントのバンドでギターを弾いてた彼のソロ第2弾。ここではヴォーカルや各種楽器までひとりでこなし、音楽的にはR&Bソウルやレゲエ、ファンクなどを下敷きにした、心地好いAOR風のサウンドを聴かせてくれる1枚だ。
スムーススムース
いまやあらゆるセッションで超売れっ子になっているジェラルド・アルブライトの5作目。前作はジャズ・アルバムだったが、今回はいつものようなR&Bテイストのフュージョン・サウンドになっている。ゲストも豪華だし、サックスもゴキゲン。いいアルバムだ。
レフュジーレフュジー
スティーヴ・ヴァイ先生の管理下の中で10代のバカテク天才プレイヤーたちがロックをしてるってのが、このアルバムの正体。何となく虎の穴やジャニーズ的で先行投資というよりは蒼いツボミの歪んだ悦楽って感じ。折り込みの少年の裸体はバラ関係の人に受けそう。
CINNAMON HOTELCINNAMON HOTEL
ギター・バンドながら、ノイジーになり過ぎずシンプル過ぎずの筋の通ったサウンド・メイキングは実にアグレッシヴ。それでいてヴォーカルを邪険にせず言葉も聴き手に届かせている。目につくイカした3ピース・バンドの中でも彼らはハイレベル。