1995年11月発売
1973年に発表された、リンゴのソロ3作目で、間違いなく最もポップで完成度の高い作品であろう。ジョン、ポール、ジョージも、それぞれセッションに加わっており、明るく楽しい華やいだ雰囲気が、各曲から感じられる。豪華なポップ・アルバム。
キム・ヨンジャの7年間の軌跡、全16曲。クセのない歌い方が逆に、演歌の本流の味を感じさせ、最後までスンナリと聴いてしまう。ここまでまとまってしまうとかえって、もう少し臭味が欲しくなるのは聴き手のわがままだろうか。とはいえ安心して楽しめる人だ。
昨年5月にロンドンのスタジオで収録されたプリテンダーズのアコースティック・ライヴ・アルバム。ストリングスにクリッシー・ハインドが切々と歌うデビュー・ヒット曲(5)他、ソフトなアレンジによってメロディックな楽曲本来の魅力が蘇る。
これは昨年11月にリリースされたシングル。“あなたと出会ったから、もうブルーなクリスマスなんてないわ……”と歌う「ノー・モア・クリスマス」、メル・トーメの「クリスマス・ソング」。押しつけることのない、ていねいな歌唱はこの人ならでは。アレンジもまた良し。
2年振りの7作目。ギタリストの脱退などいくつかトラブルがあったが、脳天をエグるようなザクザクと刻むギターは健在、実に効果的に導入し、前作にも増してインパクトと鋭さに磨きがかかる。地球の形をした鉄屑の塊をあしらったジャケットにもニヤリ。
アルバム『Free Size Market』でデビューした5人組の2ndアルバム。無理に張り上げてる感じのするヴォーカルの高い声は好き嫌い分かれるだろうが、旧き佳き時代のエッセンス程よく取り入れたサウンドは、ほんわかムード。
ベテラン・デュオのベスト・アルバム(日本企画)。70年代後半から90年まで、モロにソウルだった初期から(それでも十分個性的だった)、ソウルフルな要素を残しながらも、よりモダンなポップ感覚でスターへと上りつめてゆく彼らの歴史を集大成。