1999年7月7日発売
イグノランス・イズ・ブリスイグノランス・イズ・ブリス
かつてメロコアと一緒にされた彼らも、ここにきて“哀と刹那”を感じるパンク・ロックを披露。だがそれは新機軸ではなく、もともと音のなかにさまざまな要素を隠し込んでいたのだ。本領発揮という感じだが、もっと幅広い表現も可能なはずで、次作への期待もつのる。
N.B.O 世界の子守歌N.B.O 世界の子守歌
国際級のソプラノ歌手、本宮寛子が歌う世界の子守歌。室内楽的な伴奏でしっとりと落ち着いたアルバムになっている。歌も美しく丁寧に歌われているのだが、本来もっとふんわりとした軽い音楽であるはずの子守歌が重い感じに聴こえ、個人的にはやや不満。
アー・ウィ・ゼア・イェット?アー・ウィ・ゼア・イェット?
“室内楽”でチクリ遊んだ後はしっぽりとデュオでお楽しみ。例によってウデや音そのものではなくプロットや展開のウィットで楽しませる。少々笑いの毒が小市民的にマイルドになったキライはあるが、聴き入れば心地よさがむず痒くなりやっぱりゴキゲン。