2002年2月発売
彼らのルーツである80年代ニューウェイヴを集めた編集盤の洋楽篇。マニアック寄りのバンドが多く、今聴くと安っぽくてトホホな音ばかりなのが、彼らのセンスに直結。唯一の演奏曲もダサさ真骨頂。アナーキーな文才が炸裂する解説を読みながら聴くべし。
ギャルファッションをはじめ80年代ブームに踊る現在、ナゴム、キャプテン、アルファといった懐かしいレーベルから、よくぞここまでバラバラのエグい音源を集めたもんだ! ためらい傷まみれの(4)、なぜかディスコ調の(15)など、強烈なキワモノ・コンピレーション。
ソロ・アルバム2枚同時発売のうち、アップでパワフルな側面がより強調された一枚。TVスポーツ番組のテーマ曲としてお馴染みのド派手な曲からGSふうの人肌の曲まで、デジタルなビートの上で滑らかに“歌う”松本のギター・ワークは人間味にあふれている。
ミニ・アルバムと同時発売だが、こちらは松本孝弘名義でのフル・アルバム。音楽家としての自身を表現したもので、魅力的なメロディとハーモニーが全編に流れる。中国古来の楽器、胡弓も導入し、アジアの美も追求。聴く人の層を限定しない楽曲ばかり。
制作・出演
アンジェロ・カンポリ / アンナ・カテリーナ・アントナッチ / ジャコモ・プレスティア / ジュシー・デヴィヌー / ナポリ・サン・カルロ座合唱団 / ナポリ・サン・カルロ座管弦楽団他 / フランチェスコ・ムジヌー / ベルリーニ / ルカ・カノーニチ作詞、歌の女性と作曲、プロデュース、ギター担当の男性からなるユニットのマキシ・シングル。ヴォーカルの声質と歌メロの良さは耳に残るが、間奏になるとハードなギターが飛び出してきたりして、サウンドづくりはわりと平凡な印象。
アルバム『Let go』『Just a Girl』の楽曲を中心にしたボニー・ピンク初のリミックスCD。テイ・トウワによるデビュー・シングル「オレンジ」のほか、コーネリアス、DJ HASEBEらが参加。正統派クラブ・ミックスからエスニック風まで、アプローチは実にさまざま。
ギリシア正教徒である英国人のタヴナーが、当盤の演奏団体の委嘱によって作曲した宗教音楽。キリストの死と復活が、これみよがしなドラマを削ぎ落としたシンプルで象徴的な音楽で描かれている。五感を包み込むかのような深々とした歌声が印象的である。
制作・出演
TuuliLindeberg / アルヴォ・ペルト / カンドミノ合唱団 / タウノ・サトマー / テッポ・ランペラ / トピ・レフティプー / ハンヌ・ホルマ / ユッカ・ヴァーリ / ヨルマ・ヒュンニネン制作・出演
ウーゴ・タンシーニ / ジュゼッペ・マナッキーニ / ジョヴァンニ・マリピエーロ / トリノE.I.A.R.交響楽団 / トリノEIAR交響楽団 / ドニゼッティ / マリーア・ヴィンチグェッラ / ムツィオ・ジョヴァニョーリ / リナ・パリューギ / ルチャーノ・ネローニチェトラ・オペラ・シリーズの1枚。30〜40年代に活躍したパリューギとマリピエーロの名唱が聴ける。タリアヴィーニの伴奏盤などで知られるタンシーニの指揮もリズムの歯切れがよく、音楽の伸縮にしなやかに対応している。1939年のライヴでナクソス盤と同一音源。