音楽むすび | 2002年5月22日発売

72年にロサンゼルスで行なわれた、ハイフェッツ最後の演奏会のライヴ。高齢ゆえの「矢折れ刀尽きた」ボロボロ状態なんて、この人には全然当てはまらない。技術も音楽も、そしてそれを支える精神力も、完璧に現役第一線という感じだ。もしかして化物?

バルトリとならぶ若手人気メゾソプラノのカサロヴァがフランス・オペラのアリアを録音。東欧系(ブルガリア出身)の少し翳りのあるメゾ。声に芯があり、声質はクリア。威力もある。ただ、デリラのアリアあたりはもう少し艶っぽくてもいいと思う。

世紀の名ヴァイオリニストが活動の初期から晩年まで一貫して演奏(と作・編曲)を続けた「小品」の集大成。演奏のみならず録音の鮮明さに驚くと同時に、ヴィルトゥオージティ溢れる演奏の真髄を知る好企画。楽器を自在に、かつ音楽的に操るマジックに魅了される。

さまざまなミュージシャンとコラボレートしたDEENのカヴァー・アルバム『和音〜Songs for children〜』(2002年3月)から、新たなミックスでシングル・カット。4つの異なるヴァージョンも追加されている。カップリングは原田自身も過去に取り上げていた有名曲を新録。

birdを思わせる歌声と、男性メンバーによる実は本格ブラジル指向な演奏とが、不思議なバランスを醸し出す男女ユニットのファースト・アルバムにしてヒット作。アルバム・タイトル含め、いまどきの“気分”をいやみなく体現したのが人気の理由でしょう。

キティ、フレイヴァー、ファンハウスの3社合同企画による日本における初期クラブ・シーンの音源集。このファンハウス盤はブラジリアン・サウンドをテーマにしたラテン・テイストあふれる作品を収録。

韓日共催ワールドカップに合わせてリリースされる、超人気歌手2人を収めたアルバム。「黄色いシャツ」「アリラン」ほかポピュラーな曲をそれぞれ8曲ずつ収録。歌詞はハングルと日本語。