2002年5月22日発売
タイトルからもわかるとおり宮沢賢治にインスパイアされて生まれたというマキシ。アップ・テンポでキャッチーな表題曲もいいが、カップリングの2曲では、昔からのマッキー・ファンにはたまらなそうな、彼ならではの優れたメロディ・センスが存分に楽しめる。
上海出身の女性二胡奏者、ウェイウェイ・ウーのデビュー作。チック・コリアの「スペイン」で聴かせる中西俊博との掛け合いや、グラッペリ=ラインハルトの「マイナー・スウィング」における二胡のイメージを一新するリズミックな演奏は驚異的だ。
アナログ盤オリジナルより2曲少ないCDが長年出回っていたから、この完全復刻(しかもボーナスつき)はうれしい。ローウェル・ジョージ在籍時、バンドのピークを記録した2枚組でもある。人工美とドライヴ感との同居が、LA出身のグループならでは。★
やっと本国でもちゃんとした評価が始まった感のあるアソシエイションの充実した2枚組ベスト。ここで堪能できる彼らの穏やかなハーモニーは、本来ソフト・ロック・ファン以外にももっと多くの人に聴かれるべきものだ。日本盤は米盤と曲目が違うので要チェック。★
sugar soulが贈るリミックス・シリーズ第一弾。本作では、これまでリリースされた作品のうち“静”の部分をクローズ・アップして、趣も新たに提供。それにしてもアイコという歌手はスゴイ。情事を歌っても決して品格は落とさず、女王のような威厳がある。
スカパラもいよいよ円熟期!? と予感させる楽曲のバランス、バラエティとまさにコレまでのノウハウが詰まった最上級の作品。田島貴男、チバユウスケ、奥田民生らとコラボも完璧な仕上りをみせ、向かうところ敵なし、といったスカパラの美学に酔えます。★
ディライテッド・ミントのジョルジョと、m-floのVERBALによるユニット。表題曲はドラムンベースにメロウなギターを絡ませたトラックに、2人のラップがアッパーに突っ走る。ディライテッドのシオリが参加したカップリング曲もポップ&スウィートでいい味。