2003年11月発売
サイモン&ガーファンクルのエッセンシャル・ベスト。オリジナル・アルバムからの代表曲はもちろん、BOXセットやライヴ盤、解散後にリリースされた「マイ・リトル・タウン」まで網羅した決定版。
82年に当初はカセットでリリースされた『スネークマンショー海賊盤』の紙ジャケ・リイシュー。本来、ラジオ・ショーだった「スネークマンショー」のブラックなギャグを御堪能あれ。今、聴くとさすがに時代を感じますが、当時とは違った味わいが醸し出されてくるのも事実。
81年リリースの“反戦”アルバムがイラク戦争の年に粋な再発。反戦うんぬんを別にしても、一部でヒットした(9)のほか、RR&PやMELONによる挿入曲は時代を超えた魅力を放っているし、豪華ゲストが参加した本題のギャグも資料的価値以上のものがある。★
元プラスティックスの佐藤チカと中西俊夫が結成したメロン、ウォーター・メロンが中心の作品。特に前半のメロンは、昨今評価の高いニューウェイヴ〜エスノ・ファンクでゴキゲンな演奏。ギャグの方は伊武雅刀が活躍し、おなじみのジャンキー大山ショーが最高。
YMO関連音源の名作“スネークマン・ショー”の第1弾の紙ジャケ・リマスタリング再発。もともとはラジオ・ショウのアルバム化だった。限定で、もう店頭にはないかもしれないけど、見かけたらぜひ。
10枚目のシングルは第2期ぷっちもにを彷彿とさせるアッパー元気ソング。正直、彼女の個性が生かしきれてるとはいえないけれど、キュートな歌声でなんなく歌いこなしているのがすごい。ラテン風味をまぶした軽快なドラミング・アレンジがバッチグー。
ベルギーの才人マルク・オランデルの凄さをとことん知らしめる名作(77年)。待望のCD化。欧州が地つづきであることを再認識させる技とひらめきのつづれ織り。陽気な虚無とか冷やかな熱情とかが端正で変化に富んだ表現の数々によってきらめいている。
90年代を代表する米ロック・バンド、STPのベスト作。本作を聴けばスコットのカリスマ性や印象的なメロディ、ツボを押さえたサウンドから、いかにバランス感覚に優れたバンドだったかがあらためてわかる。5作品で2,000万枚を売ったバンドの魅力を凝縮。
2作目『ストリート・ドリームス』から8ヵ月、ストリートで出回るミックス・テープを正規CD化した変則的新盤が登場。新曲、リミックス、ケリー・ローランドやR.ケリーらのビートorトラックをまんま借りラップした曲などが詰まった約45分。ストリートと彼の勢いを伝える。
デビュー・アルバム『audio sponge』に続き、坂本龍一をゲストに迎え、高橋幸宏&細野晴臣の最強タッグが繊細ながら冒険心あふれるサウンドを紡ぎ出す。コーネリアスこと小山田圭吾も一部参加しているが、作品全体に多大な影響を与えているのは双方の懐のでかさゆえか。