2003年2月発売
tootoo
打ち込みによるディスコ・サウンドの大海原で、多彩なゲスト・ヴォーカルを自由に泳がせたフル・アルバム。インコグニート、VERBAL(m-flo)、高宮マキ、山本領平らを迎え、勇ましくも軽薄でもない、FPM独自のパーティ・サウンドを聴かせる。
tronikatronika
小山田圭吾参加のいわゆるエレクトロニカこってりの静かなよじれとノイズではんなりとした歌とメロディが耳の奥にきゅるきゅる音の渦を作るミニ・アルバム。ミニマルな酔いはもちろん、ちまちました視野の拡大しばしば。甘美なスリルに満ちています。
ドール・レヴォリューションドール・レヴォリューション
うば桜の再結成じゃなあ……と全然期待してなかったが、これ、相当いいです。白人ガール・グループならではの、ふくれっつら系のコケットリーを満載。ガレージな音作りもわかってらっしゃる感じで、スザンナ・ホフスの歌声含め、おせじ抜きで“カワイイ”新作。★
チャイナタウンチャイナタウン
米国のTVドラマ『アリー・マイ・ラブ』の主題歌でおなじみのヴォンダの5作目。99年に発表した前作に引き続き、ミッチェル・フレームと共同プロデュースした。ピアノやギターを中心にしたアーコースティックな味わいの一枚。日本盤のみ前述の主題歌のライヴ・ヴァージョンを収録。
イン・ディファイアンス・オブ・イグジステイン・ディファイアンス・オブ・イグジステ
スウェーデンのオハコ、鬼気迫るブラック・メタル・ユニットの5作目。シンフォニックな曲調を活かし、頽廃的ムードも漂う。デス型とは紙一重の部分も少なくないジャンルだが、彼らのサウンドを聴くと、その違いが如実に判る気が。王道ブラックの一作。
BREAK ROCKBREAK ROCK
1995年に結成され、2002年メジャー・デビューした4人組。本作はメジャーでのファースト・フル・アルバム。ファンキーな曲調の爽快さと熱い歌唱がバランスよく融合。R&Bを正統に継承しながら自身の色を上手く反映させている。ライヴで培われた強固なアンサンブルも魅力。