2003年5月14日発売
FULL JUMPFULL JUMP
確かにアイドル的な印象の強い歌声だが、なんとも気持ちいい歌い方なのである。それをパワフルに打ち出したのが、日本テレビ系『THE BASEBALL 2003』のイメージ・ソング(1)。(2)ではせつなさを漂わせているが、やはりどこまでもパワーで押してほしいと思ってしまうのである。
エアーズ・アバーヴ・ユア・ステイションエアーズ・アバーヴ・ユア・ステイション
米シアトル出身のインスト・バンドの日本デビュー作。ノイジィなギターを中心としたシンプルだが、カン、スペースメン3など、多彩な先輩バンドたちの血が混ざった興味深い演奏だ。心地よい眠りを誘うかと思えばそれを一瞬にして吹き飛ばす破壊力もある。
フーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュフーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュ
2000年発表の編集盤『レア・トラックス』に続く通算5作目。オリジナル・アルバムとしては98年の『ミュージカル・チェアーズ』以来となるが、90年代を飾った、骨太のフーティー節は健在である。新たにドン・ウォズをプロデューサーに迎えた標準作。
すばらしき兄弟すばらしき兄弟
ブエナ・ビスタの時より若返った艶っぽい歌声にビックリ! サウンド的には同時期に録音されたライ・クーダーの新譜に近く、ジム・ケルトナー、フラーコ・ヒメネス、さらにはジョン・ハッセルなんて意外な“友人”たちの参加がいよいよ豊かな音を演出。★
atamibestatamibest
プロデューサー渡辺善太郎のユニット、atamiが2枚組べスト・アルバムとなって甦った。メジャー盤初収録となるLITTLE TEMPOと竹村延之のリミックスは、貴重な音源と言える。
グッド・モウニンググッド・モウニング
『ビルボード』誌の全米チャートの20位以内に食い込み、ついにブレイク。スーサイド・マシーンズの元ドラマーが加入し、一気に突き抜けた。初期U2のヒリヒリした感覚とグリーン・デイの瞬発力がミックスしたシャープなメロディック・サウンド、ぜひ御賞味を。